人生は「何をするか」より「誰とするか」のほうが大切。
いい人間関係を築くことは、そのまま幸せな人生へとつながります。
そこで今回は「いい人間関係を築くコツ」についてお伝えいたします。
いい人間関係を築くコツ
「人といると疲れる」
「人付き合いがめんどくさい」
「なんでも話せる友達がいない」
![人間関係で困っている人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160115otikomu.jpg)
もしも、このような悩みを抱えているのなら…
一体感願望の強い人と付き合っているのが原因かもしれません。
「一体感願望」は耳慣れない言葉ですが…
一体感願望の強い人とばかり付き合っていると、いい人間関係を築くことはできません。
では、その『一体感願望』とは何なのでしょうか?
『一体感願望』ってナニ?
一体感願望とは…
「相手も、わたしと同じように考え、同じように感じてほしい」という願望。
強弱の差こそあれ、誰にでもある感情。
あなたにも、ぼくにもあります。
たとえば、
「イヌ派?ネコ派?」という会話で、
![小さい犬と猫](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160115inuneko.jpg)
「わたしはイヌ派。あなたは?」と尋ねたとき…
「わたしもイヌ派!」と答えてくれれば、嬉しくて心が弾みます。
![嬉しがる二人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160115akusyu.jpg)
「わたしと同じように感じてほしい」という一体感願望が満たされるからです。
反対に…
「わたしはイヌよりネコが好き」と相手が答えれば、ガッカリ肩を落としてしまいます。
![ガッカリしている女性](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160115gakkari.jpg)
一体感願望が満たされないために、ガッカリしてしまうのです。
このように、
「わたしと同じように考え、同じように感じてほしい」という一体感願望。
世の中には、一体感願望が非常に強い人がいます。
その存在が、あなたの「いい人間関係づくり」の足を引っ張っているいるのかもしれません。
次に、その訳をご説明いたします。
一体感願望が強い人は、攻撃的!
一体感願望の強い人は…
「わたしと同じように考え、同じように感じないのは、けしからん!」
と考えます。
![一体感願望の強い人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160115kesikaran.jpg)
「自分と違う考え方・違う感じ方」が気に食わないのです。
たとえば、
友人に彼氏・彼女ができたとき、普通は「おめでとう!」ですよね。
![おめでとうございます!](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160115syuku.jpg)
しかし、一体感願望が強い人は「なによ!裏切者!」という態度を平気で示します。
![人間関係づくりを邪魔する人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160115uragiri.jpg)
陰口・悪口の多い人も同じ。
![陰口・悪口の多い人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160115kageguti.jpg)
自分と違うタイプの人に対して…
「あの人は個性があって素敵ね!」とは決して言いません。
「あの人、変わってるわ」と、こっそり陰口を叩きます。
![陰口を叩く女性](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160115waruguti.jpg)
「自分と違う個性」を認めないんです。
さらに、それがエスカレートすると…
「無視」をしたり、
「仲間はずれ」にしたり、
「イジメ」たり。
本人は気づいていなくても…
心の奥にある『強い一体感願望』がそうさせるのです。
「自分と違う人間は、気に食わない!」と。
![人間関係を壊す人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160115uragiri.jpg)
タクシー業界でも…
![黄色いタクシー](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160115takusi.jpg)
「お客さんと話してはいけない3つのこと」というのがあるそうです。
- 宗教の話
- 政治の話
- 野球の話
宗教・政治・野球、どれも「派閥」があります。
なので、
意見が食い違えば、お客さんの一体感願望を傷つけてしまう。
ときには熱狂的な人(一体感願望が強い人)もいますから、トラブルになることが多いのです。
![熱狂的な人とのトラブル](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160115toraburu.jpg)
以前、ぼくも…
仕事で関西に行ったときに、「ドラゴンズファンです」と正直に話したらひどい目に遭いました。
![怒るタイガースファン](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160115donaru2.jpg)
「中日ファンに、ろくな奴はおらん!」などと、さんざん。
嘘でもいいから「タイガースファン」と言っておくべきだったのかもしれません。
残念なことに、一体感願望が強い人は「考え方の違う人」を敵視します。
「あいつは気に食わない」と。
その攻撃性を恐れて、周囲の人はその人に合わせなければならない。
だから、一緒にいると言いたいことが言えないし、息が詰まってしまいます。
![いつまでもいい人間関係を築けない人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160115haa.jpg)
あなたの周りにもいませんか?
●「意見を合わせないと、機嫌をそこねる」ような先輩や上司
●「陰口・批判ばかり言っている」ような友達やママ友
そんな『一体感願望の強い人』と付き合っていると『無駄な能力』が身についてしまいます↓
「本当の自分を出せない」
「いつも相手の意見に合わせる」
「NOと言えない」
という『無駄な能力』です。
この「無駄な能力」が、いい人間関係づくりを邪魔してしまうのです。
一体感願望が弱い人は、「うつわの大きい人」
反対に、一体感願望が弱い人もいます。
こちらは、とても良い人。
いわゆる「うつわの大きい人」です。
「彼氏ができた!」と報告すれば…
「やったね♪」と自分の事のように喜んでくれます。
![うつわの大きい人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160115yorokobu.jpg)
相手と異なる意見を話しても…
「なるほど、そういう考え方もあるのね」と受け入れてくれます。
![一体感願望の弱い人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160115naruhodo.jpg)
ライバル同士であっても…
「お互い頑張ろうぜ!」と励まし合えます。
![励まし合うライバル](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/201601158katakumu.jpg)
一体感願望が弱い人は…
●そのままの自分を受け入れてくれる
●一緒にいて安心できる
つまり『友達にすべき人』なのです。
一体感願望の弱い人と付き合い、
一体感願望の強い人とは距離を置く。
![いい人間関係の仲間](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160115nakama.jpg)
これが、いい人間関係を築くための1つのコツです。
一体感願望の強い人の見極め方
『一体感願望の強い人』の特徴をいくつかご紹介いたします↓
●自分勝手なリーダー格(ジャイアン系)
●陰口・悪口の多い人
●批判家
●人の幸せを喜べない人
●人を褒めない人
●「常識がない」「常識でしょ」の多い人
●「空気読めよ」を連発する人
このような一体感願望が強いタイプの人と一緒にいると、「そのままの自分」を出せなくなってくる。
言いたいことが言えなり、人付き合いが苦手になってしまいます。
相手に気づかれないように「そ~と、ゆっくりゆっくり」距離を置くのがベストです。
いい人間関係を築くのまとめ
歴史を見てみると…
宗教戦争にしても、江戸時代の「踏み絵によるキリスト教徒の弾圧」にしても、強い一体感願望が悲劇を生んでいます。
そこまで極端ではないにしても…
一体感願望の強い人は、「自分と違うタイプの人」を敵視し、周りの人たちの『安心感』を奪います。
もしも、
「人付き合いがめんどくさい」
「本当の自分を表現できない」
「友達はいるけど親友がいない」
というのであれば、
『一体感願望の強い人』の悪影響を受けているのかもしれません。
「この人は一体感願望が強いな」
「この人は一体感願望が弱いな」
そんなことを意識しながら人と付き合っていくと、やがていい人間関係ができてくると思いますよ。
以上、『いい人間関係を築くには』でした。