友達・先輩・職場の同僚・上司…
その中に「この人 性格が悪いなぁ」と感じる、いわゆる「嫌な奴」。
きっと、あなたの周りにもいるはずです。
・意地悪な人
・イヤミなことを言う人
・悪口・陰口の多い人
・必要以上に人を責める人
そんな人のために「心を悩ませ不眠症になる」ぐらい悔しいことはありません。
そこで今回は…
人間関係のストレスを溜めないための「嫌いな人に接するときの賢い思考法」を3つご紹介させていただきます。
嫌いな人に接するときの賢い思考法
嫌いな人の「頭の中を配線替え」して性格改善できれば助かるのですが、実際はそういう訳にもいきません。
人間は、自分の性格改善すら難しいもの。
ましてや「嫌な奴」の性格を変えることは、ぼくがグリーンピースを食べられるようになるのと同じくらい困難なこと。事実上不可能です。
あの天才アインシュタインも、こう言っています。
人間の邪悪な心を変えるより、プルトニウムの性質を変える方がやさしい
では、性格の悪い人とどう接したらいいのか?
どうすれば、人間関係のストレスを減らすことができるのでしょうか?
そのためには…
自分の「受け止め方」を変えるしかありません。
「受け止め方を変える」といっても、やることは至ってシンプル。
考え方をちょっと切り替えるだけで、ストレスをぐっと減らせると思いますよ。
嫌いな人に接するときの賢い思考法・目次
①初級編:「上から目線」より「神様目線」
②中級編:「性格が悪い人」の心の正体を知る
③上級編:「のれんに腕押し」戦法
この順番でご紹介していきます。
①初級編
「上から目線」より「神様目線」
嫌な性格の人に遭遇したときに…
「あいつ最低だなぁ」
「あの言いかたは無いだろ」
と上から目線になると腹が立ちます。
そんな時におすすめなのが…
上から目線よりも神様目線。
「あの性格で生きていくのは大変だろうなぁ」と憐れみを持つことです。
「ちょっと上」ではなく、「はるか雲の上」から見るのです。
「どこに行っても嫌われちゃうんだろうなぁ。気の毒に」
「発想がジャイアンレベルだよ。かわいそうに」
「憐れみの気持ち」で相手を見ることで、それほど腹は立たないものです。
ストレスを溜めない思考法①
上から目線より神様目線。「憐れみの気持ち」で相手を見る。
②中級編
「性格が悪い人」の心の正体を知る
「性格が悪い人は、なぜ人の嫌がることを平気でするのか?」
それがわかると、相手を違う目で見ることができます。
・イヤミなことを言う人
・必要以上に大きな声で怒鳴る人
・人の欠点ばかり探している人
このような人の「心の底」に横たわっているもの。
その正体は…劣等感
劣等感からくる「恐れ」がそうさせるのです。
心理学ではこれを「引き下げの心理」といいます。
劣等感の強い人は…
「弱みを見せてはならない」
「負けてはならない」
「ナメられてはいけない」
などの恐れが心の奥にあり、身を守るために「攻撃的」になりがち。
「弱い犬ほどよく吠える」のと同じで、心に余裕がないのです。
車で迷惑な運転をする人も同じこと。
他人に嫌な思いをさせてでも、自分のプライドを守りたいのです。
このような心のメカニズムをわかっていれば…
「ああ この人は劣等感が強い人なんだ」
「実は恐れている人なんだ」
と違う目で見ることができる。
そんな正しい見方をすることで、怒り50%offも可能かもしれません。
ストレスを溜めない思考法②
嫌な性格の正体は、劣等感。「実は恐れている人なんだ」と思う。
③上級編
「のれんに腕押し」戦法
イヤミや悪い評価を「否定」すると腹が立ちます。
「君はのろまだねぇ」
↓↓
「もうっ!なによ」
「忍者みたいな服だね」
↓↓
「失礼な!」
反対に…
イヤミや悪い評価を「肯定」すると腹は立ちません。
「君はのろまだねぇ」
↓↓
「そうなんですよ。遺伝みたいで。自分でも困ってるんです」
「忍者みたいな服だね」
↓↓
「シュシュシュ、伊賀流でござる」
あっさり認めて受け流せば、心穏やかでいられます。
「柳に風」でサッとかわせば、
相手は「のれんに腕押し」で拍子抜けしてしまうのです。
不思議なもので、悪い評価は「肯定」してしまった方がよっぽど気分がいい。
それと同時に、自分の「器の大きさ」「心の余裕」をさりげなくアピールすることもできます。
ストレスを溜めない思考法③
イヤミや悪い評価には「そうなんですよ」と肯定して受け流す。
最後にもう一つ、
人間関係のストレスを溜めないヒント
職場、友達、ご近所さん…
どんな所にも「自分に理解できない嫌な人」が必ずいるものです。
そんな人に「嫌な思い」をさせられると、やっぱり凹んでしまいます。
でも、深刻に落ち込む必要はありません。
●もしも同僚の山田君が「信じられないような人間」でも、人間不信になる必要はありません。
それは「人間不信」ではなく「山田君不信」です。
ついでに吉田君も理解できない人なら「山田君吉田君不信」。
その他の人は、なんの関係もありません。
●もしも職場の先輩に「ダメだ ダメだ」と言われても、「ダメ人間」ではありません。
ちょっと力不足だっただけで、「仕事の評価」と「人間の価値」は全く別物です。
また「自分にできて、先輩にできないこと」だって、たくさんあるはずです。
人は落ち込むと…
すべてを否定しがち。
必要以上に落ち込んで…
自分を責めたり、人を憎んだり、世の中をうらんだり。
そのために心を病み、カウンセリングを受ける方も少なくありません。
でも、よく考えてみると…
それほどひどい状況ではないケースが多いもの。
「山田君と吉田君は苦手」
「仕事でちょっと力不足だった」
というように「現実を正しく理解する」ことも、心の健康にとって大切なことかもしれませんね。
人間関係のストレスを溜めない思考法・まとめ
最後に簡単にまとめておきます。
「これ 使えそう!」というのがあったら、ぜひご活用ください。
また、人間関係のストレスで悩んでいる友達がいたら、ぜひ話してあげてくださいね。
人間関係のストレスを溜めない3つの思考法
①上から目線より神様目線。「憐れみの気持ち」で相手を見る。
「あの性格で生きていくって大変だろうなぁ。気の毒に」
②嫌な性格の正体は、劣等感。
「本当は恐れている人なんだ」と思う。
③イヤミや悪い評価は「肯定」して受け流す。
「そうなんですよ。遺伝みたいで自分でも困ってるんです」
以上、【嫌いな人との接し方】人間関係ストレスを溜めない賢い思考法 でした。