「すぐに心配になる」
「ちょっとしたことで落ち込む」
「なにか、得体のしれない不安感がある」
日本人は、世界一ネガティブな遺伝子と言われています。
そのため「悲観的な自分」に悩む人も少なくありません。
今回は「悲観的な性格を、楽観的に変える方法」をご紹介させていただきます。
楽観的になる方法「感謝行」
悲観的だと…
心が苦しいだけでなく、体の健康にも悪影響を及ぼしてしまいます。
できることなら、今すぐやめたいですよね。
楽観的になるには…
「楽観視」や「プラス思考」を少しずつ身につけることが必要。
心理療法なら「認知行動療法」などが必要です。
でも、それには時間がかかって仕方がない。
けっこう大変です。
ただ、簡単な方法も1つあります。
それが、今回ご紹介する…
「感謝行」
感謝行は、ぼくが尊敬する無能 唱元さんから教えていただいた方法。
「行」は、修行の行。
とはいっても、やり方はいたって簡単です。
悲観的な性格を直す「感謝行」のやり方
感謝行とは、人工的な感謝です。
感謝の気持ちがなくてもいい。
人工的に「感謝の言葉を口にする」だけ。
感謝の言葉は、主に3つ。
「ありがたい」
「ありがとう」
「おかげで」
「家族が健康でありがたい」
「綺麗な水を飲めてありがたい」
トイレやお風呂に「ありがとう」
自転車や車に「ありがとう」
スマホや音楽に「ありがとう」
自分の身体に「ありがとう」
「妻のおかげで○○」
「子供のおかげで○○」
「友達のおかげで○○」
「電車のおかげで○○」
このように、思っていなくてもいいから「感謝の言葉」を口にする。
とくにルールはないけれど、できるだけたくさん感謝する。
それが「感謝行」です。
感謝行でどう変わる?
感謝行を続けていると…
やがて「本当の感謝」に変わっていきます。
感謝が上手くなると…
●暗く考えることが減ってきて、楽天的になる。ストレスにも強くなる
●感謝からくる深い安らぎが、全身に広がる感覚がわかってくる
●全身に広がった安らぎが、自然治癒力を上げてくれる。健康になってくる
●物に感謝すると「あれが欲しい、これも欲しい」という物欲も治まってくる。気持ちが満たされてくる
●人に感謝すると、人間を好きになる。トラブルも減ってくる。
その結果、「素晴らしい世界に生きているんだ!」と実感できます。
感謝行は「感謝の心」を育てる作業。
そして、感謝の心は…
自分の「健康と幸せ」をつくる材料なのです。
感謝行の注意点
感謝行をはじめると…
ときどき「嫌な気分」になる人もいます。
「なんでオレが、感謝しなきゃいけないの」みたいな。
なぜ、感謝行をはじめると、最初は嫌な気分になるのか?
その原因は…
「心の換気」が行われているからです。
感謝は、心の換気。
部屋の窓を開けると、新鮮な空気が入ってきます。
入ったぶんだけ、「濁った空気」が外部に出ていく。
それを「嫌な気分」と感じるのです。
なので…
感謝行を続けていれば、心の空気がだんだん澄んでくる。
すると、「明るくて、素直に感謝できる心」になっていきます。
感謝行は、空手道場と同じで…
はじめたその日に、上手くなることはありません。
最初は「嫌な気分」を伴うこともあると思います。
いちおう「修行」ですからね。
焦りは禁物、ということです。
まとめ
・悲観は「心・神経・筋肉」に緊張を生みます
・楽観は「心・神経・筋肉」を緩めます
楽観のほうが、健康的で楽しいことはわかっているけど、それがなかなかできません。
なぜか?
・悲観は、自然発生
・楽観は、努力の積み重ねから発生
だからです。
「悲観は惰性の問題であり、楽観は努力の問題である」という有名な言葉もあります。
また、お釈迦さまは、こう言いました。
「みずからを明るい灯し火とせよ」
意味は…
「明るく楽しく、輝いて生きる努力をしようぜ」
では、具体的にどんな努力をしたらいいのか?
やはり「感謝行」がベストだと思います。
いちばん簡単ですからね。
ちなみに、神社は宗教だけど「経典がない」。
一つあるとすれば「感謝」です。
「感謝さえできれば、幸せになれる」と教えてくれます。
感謝は、悲観的な性格を直すだけでなく、幸せや健康も手に入る。
「身の回りに、こんなにたくさん幸せがあったのか!」と驚きます。
そして何より、感謝自体が気持ちいい!
「毎日が楽しくて仕方がない」という人の共通点は…
感謝の達人です。
空手の達人への道のりは、厳しいけれど、
感謝の達人への道のりは、きっと楽しい努力になると思いますよ。
以上、『悲観的な性格を、楽観的に変える方法』でした。