苦手な相手と仲良くなる方法
「なぜか自分には、上司が冷たい」
「知人が悪口を言いふらした!」
「姑が冷たくて…」
家庭や職場の人間関係で、よくある光景です。
このような、うまくいかない人間関係の悩みって、
「自分の努力ではどうしようもない」と、あきらめてしまう人も多い。
でも、あきらめないでください。
なんとかなるんです!
ちょっとの工夫で、うまくいくんです。
今回は『苦手な人と仲良くなる方法』についてお話させていただきます。
引き立て役を攻撃できない
それにはまず、
人間の心理を一つ知る必要があります。
それは、
人は、感謝してくれる相手を大切に思う
ということ。
「君のおかげだよ!」
「おかげで助かったよ!」
などと、他人から感謝されることで、人は自尊心を高めます。
つまり、
『感謝してくれる相手』とは、『自分の引き立て役』なのです。
人は、『自分の引き立て役』を大切に扱います。
「引き立て役を否定」することは、「自分を否定する」ことになるからです。
芸能人やアーティスト・スポーツ選手がファンを大切にするように、
「引き立ててくれる人を大切にしたい!」という心理が働きます。
つまり、
自分から感謝の想いを伝えることで…
その相手から大切に思われ、嫌なおもいをさせらることは少なくなる。
感謝の想いを伝えれば伝えるほど…
『あなたの味方になっていく』
『あなたの味方が増えていく』
というわけです。
では、
感謝の想いをどうやって伝えたら良いのでしょうか?
「ありがとう」は2種類ある
感謝ってなんですか?っていうと
「ありがとう!」
なんですね。
「ありがとうなんて、普段から言えてるよ」
「子どもじゃないんだから、当然でしょ!」
そうなんですよね。
「ありがとう」を言うのは、人として当然のこと。
でも、実は…
「ありがとう」は2種類あるんです。
- 義務的なありがとう
- 感謝の想いの伝わるありがとう
消しゴムを借りて「ありがとう!」
駅まで送ってもらって「ありがとう!」
これらは、言って当然の義務的なありがとう。
「今日で退院できますよ」
と、病院の先生に言われときの、
「先生!ありがとうございます。本当にお世話になりました!」
これは「感謝の想いの伝わるありがとう」です。
感謝の想いを伝えるためには、
当然ですが「義務的なありがとう」ではダメなんです。
「感謝の想いの伝わるありがとう」でないと伝わりません。
ところが、
「感謝の想いの伝わるありがとう」をいうチャンスなんて、そうそうない。
だから、ほとんどの「ありがとう」が、
言って当然の「義務的なありがとう」になってしまう。
どれだけ「義務的なありがとう」を言ったとしても、あなたの味方は増えません。
だからといって、
「感謝の想いの伝わるありがとう」を言うチャンスは滅多にありません。
でも、この先を読んだあなたは大丈夫!
「義務的なありがとう」を「感謝の想いの伝わるありがとう」に変える、
とても簡単な方法があるんです。
実にスマートな方法です。
それは…
『二度、言う』
『相手が忘れた頃に、もう一度「ありがとう」を言う』
ということです。
たった、それだけ!
うまくいかない人間関係が終わる瞬間
たとえば、先ほどの消しゴムを借りた場合、
一度目は、返却するときに「ありがとう」。
これは「義務的なありがとう」です。
その日の帰りぎわに…
「山ちゃん、ありがとう!」
と、二度目を言います。
すると相手は「えっ、何が?」となる。
そこで「消しゴム、助かったよ!」
と言えば、
「あ~!ぜんぜんいいよ」となる。
この、相手が「あ~!」と思い出したときが、感謝の想いの伝わる瞬間です。
もし、駅まで送ってもらったのなら、
翌日に「ありがとね!」と二度目を言う。
「えっ、何が?」
「駅まで送ってくれて…」
「あ~、はいはい」
となる。
この「あ~、はいはい」と言ってるとき、相手は感謝の想いを感じ自尊心を高めます。
あなたが、引き立て役になった瞬間です。
先日、
喫茶店で、ランチを食べたんですけど…
店員さんが、
「サービスです」っていって、シャーベットを出してくれたんです。
「ありがとう」と受け取って、美味しくいただきました。
このときも、二度目のありがとうを実践したんです。
レジで支払いながら、
ラッキー:「ありがとう!」
店員さん:「えっ?」
ラッキー:「シャーベット、美味しかったよ!」
そのとき、若い女性の店員さんだったんですけど、
「あ、あ~、ありがとうございます!」
と、恥ずかしそうに笑みを浮かべていました。
感謝の想いが伝わった証拠ですね!
相手が忘れたころにもう一度「ありがとう」をいえば、感謝が伝わり、引き立て役になることができる。
その結果、自分の味方になってくれるわけです。
まとめ
「言葉」のやり取りだけでは、人間関係はうまくいきません。
良好な人間関係とは、心と心がつながった状態です。
心と心をつなぐものは…
愛と感謝。
相手が忘れた頃に、もう一度「ありがとう」を言う
これを実践すると…
日常生活の中でいくらでも、感謝の想いを伝えることができます。
感謝の想いを伝えれば伝えるほど、あなたの味方はどんどん増えていきます。
つまり、どんどん敵が減ります。
『強い人』が無敵ではありません。
『敵がいない人』が無敵なのです。
簡単でスマートな方法ですので、あなたもぜひ実行してみてください。
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以上、『【人間関係がうまくいかない…】苦手な相手と仲良くなる方法』でした。