不満を感謝に変える方法
「最近、不満が多い…」
「よく愚痴をこぼす…」
不満や愚痴をこぼしても、出てくるのはため息だけ。
それでは、幸せは遠のいてしまいます。
一方、感謝の多い人は、いつも幸せを感じて生きています。
今回は『不満を感謝に変える方法』をお話させていただきます。
不満のメカニズムと心理
人の心は、現状に不満を抱くようにできています。
「ああなりたい」
「あれが欲しい」
「もっと○○なら良かったのに…」
現状には飽き足らず、『ひとつ上』を欲しがってしまう。
これは、誰にでもある欲求で、
またの名を…
『向上心』と言います。
向上心は、「ひとつ上を目指す欲求」。
たとえば、
「野球を上手くなりたい!」と思った子どもは、野球部に入ります。
上手くなると…
「リトルリーグに入りたい!」となる。
その先は、
「野球の強い高校に入りたい!」
↓
「甲子園に行きたい!」
↓
「プロになりたい!」
↓
「大リーグへ行きたい!」
↓
「大活躍したい!」
このように、
「ひとつ上を目指す欲求」が向上心です。
向上心は本来、
『努力を促すために、神様が付けてくれた大切な心』
人間に向上心がなければ、
21世紀も原始時代が続いていたことでしょう。
しかし、この向上心がクセモノ!
向上心は、四六時中ずっと働いています。
だから、
努力と関係ない場面でも、
「ひとつ上を目指す欲求」が出てきてしまう。
これこそが、不満の源です。
「もう少し、顔が良かったらなぁ」
「上司が、もうちょっと優しかったらなぁ」
「子どもが、もう一つ上の高校に合格してくれたらよかったのに」
このように、
変えられないのはわかっていても、ひとつ上を見てしまう。
努力とは関係ない場面でも、ひとつ上を見てしまう。
だから、現状に不満が湧いてくる訳です。
心理学では、これを「上方比較」といいます。
不満を感謝に変えるには…
それでは、この不満を…
『感謝』に変えていきましょう!
「そんなこと、できるの?」
できるんです!
上記の不満のメカニズムを理解できていれば…
もう簡単!
では、どうすればいいのか?
ひとつ上を見ると、不満が湧いてくるわけだから…
その逆の…
ひとつ下を見たらいい!
たったそれだけ。
(※以下、人間を『上』『下』で評価するのはどうかと思いましたが、説明をわかりや すくするために『上』『下』という言葉で表現しました。何卒ご了承くださいませ)
ひとつ下を見る「下方比較」とは
たとえば、
「子どもが、もう一つ上の高校に合格してくれたら良かったのに」
と、嘆くお母さんは、ひとつ上を見ています。
しかし、そのひとつ下には、
「せめて高校にだけは行って欲しかった!」と、嘆くお母さんがいます。
さらに、その下には、
「不良になってしまい、中学すら卒業してくれなかった」と、嘆くお母さんがいます。
その下には、
「病気が治って欲しい!元気でさえいてくれたらいい!」と嘆くお母さんがいます。
その下には、
「入院しててでもいいから生きていて欲しかった…」と、嘆くお母さんがいます。
ひとつ下を見たとしたら、どう思うでしょうか?
「無事、高校に入学してくれて良かった!」
「毎日、元気に登校してくれて嬉しい!」
などと、感謝の気持ちが湧いてくる。
下を見ることで、不満は湧いてこないはずです。
心理学では、これを「下方比較」と呼びます。
仏教の世界でも「下方比較」は大切な教えの一つです。
ひとつ下を見て生活する
もしも、ケガや風邪で病院に行ったときには、
不満が出る前に、入院患者を思い浮かべてみる。
「ああ、自分はこんなもんで良かった」と思えるはずです。
もしも「うちの旦那はつまんない」と不満が出てきたら、
夫を早くに亡くし、苦労している母子家庭を思い浮かべてみる。
ほんの少しは感謝できるはずです。
人はたいてい、現状を失ってはじめて、その価値に気づき、感謝し始めます。
視力を失えば…見えることの素晴らしさを
家族を失えば…家族の大切さを
病気になれば…健康のありがたさを
感謝が少ない人は、上ばかり見ていて、下を見ることを忘れてしまっている。
下を見て生活することで、失う前に感謝できるものです。
まとめ
向上心は「ひとつ上を目指す欲求」。
人間にとって大切な心であり、
また、不満の源でもあります。
心をほったらかしにしておけば、不満だらけになってしまう。
不満を減らすには、
向上心をうまく使い分けることが大切です。
努力するときには、ひとつ上を見る↑
それ以外はすべて、ひとつ下を見て生活する↓
ひとつ下を見ることで、不満を感謝に変えることができます。
感謝は『満足の表れ』。
感謝しながら、同時に意地悪になったり、イライラする ことはできまん。
感謝の時間が多いほど、人生は充実してきます。
「感謝と幸せ」はハッピーセットなのです。
『幸せな人生』と『感謝の時間』は比例するもの。
一生が80年とすると、人生700,800時間。
不満を感謝に変えて、『感謝の時間』を少しでも増やしていきたいものです。
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以上、『【最近、愚痴が多い…】不満を感謝に変える方法』でした。