「会話が続かない…」
「話が弾まない…」
「きっと僕には、会話の才能がないんだ…」
それ!
「あいづち」が間違っているだけかもしれません。
話し方は才能ではなく、スキルです。
今回は「話が弾む上手なあいづちの法則」をご紹介させていただきます。
話が弾む「上手なあいづち」の法則
会話が続かないのは、あいづちが悪いケースがほとんど。
●会話が続かない「悪いあいづち」の例
友達:「目覚まし時計の電池が切れて、遅刻しちゃったよ」
私:「へー!そうなんだ~」
友達:「………」
●話が弾む「上手なあいづち」の例
友達:「目覚まし時計の電池が切れて、遅刻しちゃったよ」
私:「へー!ビックリしたよね」
友達:「そうそう!飛び起きて超特急で化粧して……」
このように「へー!そうなんだ~」は悪いあいづち。
そこで会話が終了してしまいます。
「へー!ビックリしたよね」は上手なあいづち。
相手は「ビックリしたときの光景」を思い出し、自然と話が弾みます。
「悪いあいづち」と「上手なあいづち」は、いったい何が違うのでしょうか?
上手なあいづちには、ある1つの法則があります。
上手なあいづちの法則
上手なあいづちの法則、
それは…
「相手の気持ち」を入れること。
先ほどの「へー!そうなんだ~」には、相手に気持ちが入っていません。
「へー!ビックリしたよね」には、「ビックリ」という相手の気持ちが入っています。
「相手の気持ちが入ったあいづち」が、上手なあいづち。
人は「感情」を刺激されると…
過去の記憶がよみがえり、エピソードがあふれてきます。
女性同士の会話が盛り上がりやすい理由も、ここにあります。
男性の会話は「意見」が中心。
女性の会話は「気持ち」が中心。
「そう思わない?」「わかる~」「だよね~」「そうそう!」
と「気持ち」を中心に話をするから、女性は会話が盛り上がるのです。
話を弾ませるコツは…
「相手の気持ち」をあいづちに入れること。
相手の気持ちを「会話の主役」にすることです。
すると、ほかっておいても話がふくらみ会話が弾みます。
「あいづち」良い例・悪い例
「上手なあいづち」と「悪いあいづち」の事例を、いくつかご紹介します。
ここを読むだけでも「話し上手」に近づけるはず。
ぜひ「相手の気持ち」になって読んでみてください。
「毎日2時間かけて通勤してるんですよ」
♠悪いあいづち
「えー!それは遠いですね」
↓↓↓
「はい、疲れちゃいます」
♥上手いあいづち1
「えー!イヤになっちゃいません?」
↓↓↓
「それがね、意外と充実してるんですよ。読書したり…」
♥上手いあいづち2
「えー!くたびれるでしょう」
↓↓↓
「そうなんですよ~、家を衝動買いしちゃったんですけど…」
「このネックレス、3か月探してやっと見つけたんだ!」
♠悪いあいづち
「へー!どこで買ったの?」
↓↓↓
「楽天だよ」
♥上手いあいづち1
「へー!嬉しかったでしょう」
↓↓↓
「そう!やっと見つけたときは飛び上がって喜んで…」
♥上手いあいづち2
「へー!めちゃカワイイね」
↓↓↓
「でしょ!一目惚れしちゃって、もう必死で探して…」
「実は 妻が入院してるんですよ」
♠悪いあいづち
「えっ!何の病気ですか?」
↓↓↓
「えーっと婦人系の病気で…」
♥上手いあいづち1
「えっ!それは心配でしょう」
↓↓↓
「そうなんですよ、実は半年前から…」
♥上手いあいづち2
「えっ!大変そうですね」
↓↓↓
「ええ。僕、洗濯すらしたことがないんで、家のことが…」
「連休は沖縄に行ってたんですよ」
♠悪いあいづち
「へぇー!沖縄のどちらへ?」
↓↓↓
「本島と宮古島です」
♥上手いあいづち1
「へぇー!素敵なところありました?」
↓↓↓
「とにかく海が綺麗で、スキューバをしたんですけどウミガメが…」
♥上手いあいづち2
「へぇー!料理もおいしかったでしょう」
↓↓↓
「それはもう食べ過ぎちゃいました!ソーキそば、ゴウヤチャ…」
「仕事は、住宅販売の営業なんです」
♠悪いあいづち
「ほー!どちらの会社で?」
↓↓↓
「セキスイです」
♥上手いあいづち1
「ほー!難しそうですね」
↓↓↓
「そうなんですよ~!簡単に売れるものでもないですし、ノルマも…」
♥上手いあいづち2
「ほー!腹が立つこともありません?」
↓↓↓
「そうそう!この前もクレームが…」
上手いあいづちには、
「嬉しい」「カワイイ」「おいしい」「ツラい」「心配」「大変」
などの相手の気持ちが入っています。
このワンパターンさえ覚えておけば、話に花が咲くこと間違いなし!
ちなみに、テレビのトーク番組の司会者も、このワンパターンで話を進行しています。
上手な相づち・まとめ
人は、なぜ「おしゃべり」をするのか?
それは、
「たまっている感情」を吐き出してしまいたいからです。
あいづちで「相手の気持ち」を刺激すると、
たまっていた感情があふれ出し、会話が盛り上がる。
その結果、相手は…
「あ~スッキリした!また あなたと話したい」となるはずです。
話し上手は、あいづち上手。
「相手の気持ち」が入ったあいづちを、ぜひ一度お試しください。