幸せな人がやめたこと・1選|もう無駄な努力、やめてみませんか?

心理カウンセラー・ラッキー
YouTube Twitter Facebook

 

「何をしないのかを決めるのは、何をするかを決めるのと同じくらい大事だ」

スティーブ・ジョブズの言葉ですが…

これは「ビジネス」だけでなく、「幸せ」でも同じ。

 

無駄な努力を減らすだけでも、人は充分幸せになれるんです。

 

あなたは、もうすでに精一杯がんばってきたはずです。

これからは、やり過ぎていることを一度やめてみませんか?というのが、今回のテーマです。

 

というわけで今回は、「やめるととっても幸せ♪になること」を厳選して1つご紹介させていただきます。

 

「やめる」ことだって、立派な行動ですからね。

ムダを削ぎ落せば、今よりもっとご機嫌で快適な毎日がやってくると思いますよ。

 

 

やめると、とっても幸せになること

「やめるととっても幸せになること」、それはこちら↓

平均値を気にするのを、やめる

 

いきなり重要なポイントですが…

人生の苦しみのほとんどは、「平均値との比較」から生まれるんです。

 

たとえば、週刊誌で「平均年収」を知って、ガックシ落ち込んだり、

「結婚の平均年齢」を知って焦ったりするのは、「平均値との比較」から生まれる苦しみ。

 

この他にも…

・背が低い
・学歴がない
・運動神経が悪い
・物覚えが悪い
・友達が少ない
・手先が不器用

などのコンプレックスは、すべて「平均値との比較」から生まれます。

 

他にも…

・給料が少ない
・貯金が少ない
・有給休暇が少ない
・通勤時間が長い
・家が狭い
・車が古い
・布団が重い
・部長が口うるさい
・息子の成績が悪い

などの不満や劣等感も、結局「平均値との比較」でしかない。

 

極端な話、世の中の人の「目が1つ」だったら…

「2つある自分はみっともない」というように、平均値と比較すれば、どんなことでも悩みになってしまう。

 

「60歳で亡くなるなんて…。早すぎる。かわいそうに」 

お葬式でときどき耳にする言葉ですが、これも「平均寿命との比較」から生まれた悲しみ。

ちなみに、江戸時代の平均寿命は38歳だったそうです。

 

このように、不満・劣等感・不足感・落ち込みなど、そのほとんどは「平均値との比較」から生まれる。

逆からいえば、平均値さえ気にしなければ、人は幸せでいられるんです。

 

平均値を気にする人・気にしない人

我が家の話で、たいへん恐縮ですが…

うちの双子の息子は、小学3年生まで、夜はオムツをしていました。

4年生まで、赤ちゃん用のミルクを飲んでいました。

5年生まで、自転車には乗れませんでした。

 

それで誰かが困ったのか?というと…

誰一人困らないし、1ミリも悩まない。

 

なぜ悩まないのか?というと…

鈍感だからでも、心が強いからでもありません。

 

「世の中の平均値」を一切気にしていないからです。

 

これが、もしも、平均値を気にする人であれば…

「5歳なのにオムツがとれない」とか、「2年生なのに自転車も乗れない」など、次々と悩みの種が生まれてしまう。

 

平均値を気にして不幸になった国家

これ、わかりやすいのがブータンです。

 

発展途上国のブータンは、「世界一幸福な国」として有名でした。

ところが、2019年の幸福度ランキングでは、156か国中95位まで転落。

 

「なんで、そんなに急降下したの?」と思ってしまいますが、その原因はSNS

 

SNSを見ることで、「世界の平均」と「自分の生活」を比較するようになった。

「自分にはあれがない。これもない。こんなこともできない。情けない」と。

 

その結果、幸福度が急落してしまったのです。

 

このように、人は平均値との比較をすると、自分に「ないもの」ばかりを数えるようになる

 

これを「負の注目」と言いますが…

その結果、不満・劣等感・不足感・焦りなどが出てきて、不幸になっていく。

 

この一連の流れを、リラティブ・デプリベーションと言いますが、不幸のほとんどは「平均値との比較」から始まるのです。

 

「平均値との比較」は無意識に行われる

ただ、「平均値との比較」は、ほとんどが無意識に行われます。

なので、自分が「平均値を気にしているかどうか」は、自分で気づけません。

 

そこでいい方法があるんです!

「簡単な質問」に答えるだけで、自分が平均値を気にしているかどうかがわかります。

 

というわけで、質問です。

次の2つのうち、あなたはどちらを選びますか?

Ⓐ世の中の平均月収は50万円だけど、自分は月収40万円

Ⓑ世の中の平均月収は20万円だけど、自分は月収30万円

 

どうでしょう?

 

答え合わせをすると…

「A」と即決した人は、平均値を気にしない人。

 

世の中の平均を気にしていないから、即決できる。

こういう人は、幸福体質です。

 

逆に、「B」を選んだ人や、「ずいぶん迷った」という人は、平均値を気にしている人

 

「自分の幸せ」より、「人並み以上」であることを重視しているから、幸せが遠ざかってしまう。

 

平均値が気にならなくなる最強スキル

では、どうしたら平均値を気にせずにいられるのか?

 

これまた、いい方法があるんです!

 

それが、「当たり前への感謝」です。

 

通常の感謝は「ありがとう」ですが、当たり前への感謝は「ありがたい」です。

 

「三度の食事ができて、ありがたい」

「家族が健康で、ありがたい」

 

「今日は晴れてて、ありがたい」

 

このように、「あたりまえ」を「ありがたい」に変えていく。

 

「夫は働くのが当たり前」ではなくて、「まじめに働いてくれて、ありがたい」。

 

「電車が時間通りに来るのは当たり前」ではなくて、「時間通りにきて、ありがたい」。

 

「当たり前」のことは、身の回りに無限にあります。

・電気
・コンビニ
・病院
・公園
・目が見えること
・頭痛がないこと
・仕事があること
・日本に生まれたこと

など、無限にあるから無限に感謝できます。

 

この「当たり前への感謝」を1か月も続けていれば、「平均値」はだんだん気にならなくなります。

 

なぜか?

 

先ほども言いましたが、平均値を気にする人は、自分に「ないもの」「欠けた部分」ばかりに意識がいきがちです。

 

ところが、「当たり前への感謝」は、この逆で、自分に「あるもの」に目を向ける行為。

「あれもある。これもある。それもある」と。

 

これを「正の注目」といいますが、

「あるもの」に目を向けていると、だんだん心が満たされてきて…

「自分は、なんて幸せ者なんだろう!なんて恵まれてるんだろう!」としみじみ思えてくる。

 

「確かに貯金は少ないけど、そんじょそこらのお金持ちより、よっぽど幸せです!」と胸を張って言える自分になる。

 

そうなると、もう、世の中の平均値なんて、どうでも良くなってくるんです。

「もう充分に幸せ♪」ですからね。

 

日本の幸福度が上がらない理由

日本は過去70年で、「物質的な豊かさ」は急上昇しました。

ところが、「幸福度」は ずーっと横ばい。

 

これを、「幸福のパラドックス」といいますが…

なぜ、天下の豊臣秀吉がうらやむような豊かな生活をしているのに、幸せを実感できないのか?

 

ここまでご覧のみなさまなら、もうお分かりですよね!

 

そうです!

平均値を気にしているから。

 

平均値を気にして、自分に「ないもの」を数えても、幸せにはなれませんよね。

 

ちなみに僕自身も、“人並み以下”なことは山ほどあります。

 

久しぶりのボーリングの一投目で、腰痛を再発するし、

最近、財布が分厚くなったけど、中身のほとんどは診察券だし、

「記憶力」の本を読んだのに、半年後にまた同じ本を買っちゃうし、

念のため傘を持って出掛けると、必ず晴れてきて、必ず忘れてきて、必ず怒られるし、

娘には、「つまらんギャグは一人一回」と怒られるし、

肌に残った「靴下の跡」がなかなか消えないし、

寝る前は、布団とトイレを行ったり来たりだし、

冷蔵庫を開けて「なんだっけ?」というのは、しょっちゅう。

同窓会があったことを、後日友達に聞いて知ったし、

新車はすぐに追突されるし、

双子の息子は、二人とも高校をやめちゃうし、同時に娘も会社をやめちゃった。

 

ダメを数え上げたら、キリがないし、

いちいち気にしていたら、消耗するだけで、心を病みます。

 

ちょっと話がそれてしまいましたが…

幸福のパラドックスの原因は、無意識に行われる平均値との比較であり、

これに打ち勝つ唯一の方法は「当たり前への感謝」ということですね。

 

まとめ

欧米人は、個性を大事にします。

日本人はその逆で、「みんなと一緒」とか、「普通」であることを重視します。

 

だから、平均値を過剰に気にするわけですが、これでは「本当の幸せ」は得られない。

 

世界の人口が80億人なら、「自分らしい幸せ」も80億通り。

その「自分らしい幸せ」を手に入れるために必要なのは、「平均値との比較」ではなく、「当たり前への感謝」です。

 

「ありがたい、ありがたい」と感謝すれば、「今ある幸せ」に気づけます。

心は満たされ、平均値は気にならなくなります。

「自分でもビックリするほど、幸せ♪」になります。

 

これは、やった人だけが分かる感覚。

 

感謝は、どれだけやっても、し過ぎることはありませんからね。

ぜひ、当たり前への感謝を増やして、最高に充実した毎日をゲットしてくださいね。

 

 

以上、幸せな人がやめたこと・1選でした。

●こんな記事もありますよ

「いつも幸せな人」 たった1つの共通点

著者:心理カウンセラー・ラッキー

★YouTube 始めました★

きっと役立つ知恵をお届けします

☆ラッキーのTwitter☆


★読むだけでみるみる幸運になる「ラッキー語録」も、TwitterとFacebookで無料公開中!