長い人生、どうせ生きるなら…
深刻に生きるよりも、気楽に生きたほうが絶対にいいですよね。
では、気楽に生きるのに、必要なものは何か?
それは、たった1つ。
「言葉の力」
言葉に秘められたパワーは、想像以上に強力です。
その力を使いこなしている人は、人生のさまざまな困難が小さく感じます。
涼しい顔して、問題を乗り越えていけます。
人生がイージーモードになります。
反対に、言葉の力に気づいていない人は、あらゆる困難が大きく感じます。
ちょっとしたトラブルで、深刻にならざるを得なくなります。
人生がハードモードになります。
というわけで今回は、気楽に生きるための魔法の言葉を厳選して7つご紹介させていただきます。
言葉を味方にするか、敵にまわすかで、人生ぜんぜん違ってきます。
「この言葉、使えるな!」というのがありましたら、ぜひ活用してみてくださいね。
今よりもっと気楽で、もっと心穏やかに生きることができると思いますよ。
気楽に生きるための魔法の言葉①
気楽に生きるための魔法の言葉、そのまず1つ目は、こちら↓
コント
「いきなり、なんのこっちゃ?」ですが、
これは、テレビプロデューサー佐久間宣行さんが、その著書「ずるい仕事術」でおすすめしている人間関係が気楽になるテクニック。
ぼくのお気に入りのテクニックです。
やり方は簡単で、嫌いな人や苦手に人と話すときに…
「コント、性格の悪い人」
「コント、理不尽なお客」
「コント、すぐ怒鳴る上司」
というように、タイトルコールを心のなかで唱える。
タイトルコールを入れるだけで、今の状況を客観的に眺められるし、「相変わらず凄いな」とか、「今のネタにできる」とか、心のなかで楽しめる。
そうやって面白がると、心に余裕が生まれて、腹も立たないし、人間関係で悩まないというわけです。
ぼくも、この方法をしょっちゅう使わせてもらっていますが、その効果はてきめんです。
たとえば、自慢ばかりする親戚がいるのですが、その人と話すときは「コント、自慢がすごい人」とタイトルコールを唱えます。
すると、心の中で「相変わらず凄い自慢だなぁ」とか、「これじゃ、褒め言葉の恐喝だよ」とか、ツッコミながら話を聞けます。
そうやって面白がっちゃうと、不思議なもので、相手のことをだんだん好きになってくるんです。
「ホント面白い人だなぁ」って。
こんな感じで、嫌な人間関係は「コント」にしてしまう。
そうすれば、人間関係に波風も立たなくなり、円満にだれとでも付き合えます。
耐えがたい時間も、楽しい時間に変わると思いますよ。
気楽に生きるための魔法の言葉②
気楽に生きるための魔法の言葉の2つ目は、こちら↓
不安タスティック!
これは、ゆるキャラブームの火付け役・みうらじゅんさんが、その著書「『ない仕事』の作り方」で紹介していた、不安を鎮めるテクニック。
やり方は簡単で…
不安が頭から離れないときに、「不安タスティック!」と明るく叫ぶ
ポイントは、明るく叫ぶこと。
周りに人がいるのなら、心のなかで叫んでもOKです。
ぼくも、ときどきやっているのですが、想像以上に不安が和らぎます。
心の緊張がほぐれ、落ち着きを取り戻します。
子供ダマシみたいな方法ですが…
実はこれ、「脱フュージョン」という、れっきとした心理テクニック。
「ふざけた感じで、自分の気持ちを言葉にするだけで、不安を鎮めるのに十分な効果がある」ことが実証されています。
・子供の将来が心配なら、「不安タスティック!」
・遅刻しそうでソワソワしているのなら、「不安タスティック!」
・緊張でガチガチなら、「不安タスティック!」
「不安タスティック!」を活用すれば、不安・心配・緊張などの嫌な気分を一瞬で和らげることができると思いますよ。
気楽に生きるための魔法の言葉③
気楽に生きるための魔法の言葉の3つ目は、こちら↓
人生 良いこと半分、悪いこと半分
「ゲッ!ツイてないなぁ」
「今日は踏んだり蹴ったりだな」
こんなときは、自分の運のなさを呪いたくもなりますが、そんなときはこの言葉↓
「人生良いこと半分、悪いこと半分」
この言葉を口にすることで、「今日は、たまたまツイてなかっただけなんだ」と受け入れることができます。
ネガティブな気持ちをリセットできます。
ここで、ちょっと想像してみてください。
コイン5枚を握りしめ、「表出ろ、表出ろ」と願いながら、コインを振る。
そうしたら、なんと!5枚全部「裏」。
「ゲッ!呪われてる」と思いますよね。
でも、5枚全部「裏」の確率は、32分の1。
けっこう出るものなんですね。
つまり、踏んだり蹴ったりの一日は、月に一度(32分の1)くらいあるのが普通。
誰でも同じ。
反対に、とっても順調な一日も、月に一度はある。
そう考えると、「人生良いこと半分、悪いこと半分」という言葉も、受け入れやすくなるのではないでしょうか。
「急いでるときに限って、信号が赤ばっかりだよ!」
人間は、こんな些細なことでイライライライラしてしまうものですが、そんなときには「人生、良いこと半分、悪いこと半分」。
現実を受け入れれば、心は落ち着きを取りもどし、安全運転ができると思いますよ。
気楽に生きるための魔法の言葉④
気楽に生きるための魔法の言葉の4つ目は、こちら↓
面白い
心理学でよく言われることですが…
「仕事でも人間関係でも、『面白い、面白い』と言っていると、本当に面白くなってくる」と言われています。
たとえば、人間関係で…
「こんな考え方をする人がいるんだ。面白いな~」
「面白いな~。なんでそんなに図々しいことが言えるのだろう」
まるで「新種の人類でも発見した」かのように面白がっちゃうと、もう悩まない。
仕事でも…
「すんなりいかない所が、面白いんだよ」
「いかにコピーを速くとるか。それを考えるのが面白いのよ」
「段ボールは、『レンガ積み』とか『ピンホール積み』とか、いろんな積み方があるんだ。面白いね」
言葉って不思議なもので、「面白い、面白い」と口に出して言うと、最初はそんなふうに思っていなくても、だんだん面白くなってくるものなんですね。
「面白い」を口癖にすれば…
クヨクヨ悩みがちだった人間関係も、面倒でつまらなかった仕事も、楽しめるものに変わると思いますよ。
気楽に生きるための魔法の言葉⑤
気楽に生きるための魔法の言葉の5つ目は、こちら↓
こんなもんで良かった
人生にはアクシデントが付きものですが、そんなときに心を軽くしてくれる言葉が、「こんなもんで良かった」。
「突き指をして最悪だ」というときでも…
そのあとに、「でも、骨が折れなくて良かった。こんなもんで良かった」と思えば、ネガティブな感情を中和できます。
車をぶつけて「もう、最悪!」というときでも…
「こんなもんで良かった。相手が人じゃなくて良かった」と思えば、ネガティブな感情を中和できます。
ミスをして部長に怒られても…
「こんなもんで済んで良かった」と思えば、ネガティブな感情を中和できます。
「こんなもんで良かった」は、シンプルがゆえにあらゆる場面で使えます。
突然のアクシデントや不運にも、過剰反応しなくて済むと思いますよ。
気楽に生きるための魔法の言葉⑥
気楽に生きるための魔法の言葉の6つ目は、こちら↓
人間だもの
人間は、神でもなければ、完璧でもありません。
人間、誰もが「不完璧な生き物」。
・誰にだって欠点もあるし、弱さもある
・ウッカリするときもある
・失敗するときもある
・素直になれないときもある
・いけない事をしてしまうときもある
これが人間。
この現実を思い出させてくれる言葉が、「人間だもの」です。
「人間だもの。寝坊するときだってあるよ」
「人間だもの。ガマンできなきいときだってあるよ」
「人間だもの。やる気の出ないときだってあるよ」
このように、自分を許したり、励ましたりすることを「セルフ・コンパッション」というのですが、セルフ・コンパッションがうまい人ほど…
・不安が少ない
・鬱になりにくい
・自己肯定感が高い
・人を許せる
・人間関係がうまくいく
・痛みが少ない
など、なんだかんだで、気楽に人生を生きていけるということが、心理学の研究でわかっています。
「でも、自分を甘やかしたら、ダメ人間になっちゃうんじゃないの?」
その心配は不要です。
セルフ・コンパッションがうまい人ほど…
・先延ばしが少ない
・目標を達成しやすい
逆に、自分に完璧を求める人ほど…
・人の目が気になる
・他人にイライラしがち
・先延ばしが多い
・目標をあきらめがち
ということも分かっています。
「そもそも人間は不完璧なものなんだ」ということを受け入れている人の方が、気楽に生きられるし、行動力も高まるということですね。
で、そのために必要な言葉が、「人間だもの」というわけです。
気楽に生きるための魔法の言葉⑦
気楽に生きるための魔法の言葉の7つ目は、こちら↓
いつか笑い話になるさ
辛い経験のほとんどは、時がたてば、笑い話に変わります。
「インドで財布もパスポートも盗まれて、もうひどい目にあったよ」
「マジで!爆笑じゃん」
「あのときは、お客さんに土下座までして、ホント大変だったよな」
「あったな~」
「お金がなかったころは、カレーライスばかり食べてたよね」
「そうそう!」
辛い経験も、どうせ笑い話になるのだから、今から笑ってしまえばいい。
そのための言葉が、「いつか笑い話になるさ」です。
「こんな生活も、いつか笑い話になるさ」
「そうよね!」
この一言で、暗いムードがパッと明るくなります。
マイナス気分を立て直すことができます。
ぼく自身の話で恐縮ですが…
以前、日帰り温泉に行ったときに、ボーッと考え事をしていたんです。
で、受付をすませて、その横の貴重品ボックスに財布をいれて…
なんとその場で、服を脱ぎ始めちゃった。
途中で、ハッと我に返ったときには、もう手遅れ。
たくさんの人が、ぼくのことを白い目で見ていました。
顔から火が出るほど恥ずかしかったのですが、急いで男風呂に駆けこみ、そこで一言。
「いつか笑い話になるさ」
そう思った途端、笑いが止まらなくなりました。
恥ずかしいという気持ちより、面白いという気持ちのほうが勝っているんです。
「いつか笑い話になるさ」という言葉は、辛いときだけでなく…
・ツイてないとき
・落ち込んだとき
・ミジメなとき
・悲しいとき
・恥ずかしいとき
など、あらゆる場面で使えます。
覚えておいて、損はないと思いますよ。
まとめ
人生を気楽に生きるのに必要なことは、「転職する」ことでも、「お金を蓄える」ことでもありません。
もっとも大事なものは、言葉の力です。
というわけで、今回ご紹介しました「気楽に生きるための魔法の言葉」は、この7つ。
・「コント、○○な人」
・「不安タスティック!」
・「人生、良いこと半分、悪いこと半分」
・「面白い」
・「こんなもんで良かった」
・「人間だもの」
・「いつか笑い話になるさ」
言葉は、いくら使ってもタダです。
しかも、お金の逆で、使えば使うほど人生が豊かになります。
ぜひ、これらの言葉をつかって、今よりもっと気楽な毎日、楽しい人生を手に入れてくださいね。
以上、『気楽に生きる』ための魔法の言葉・7選でした。
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