思いやりのある仲間に囲まれる方法
突然ですが、
あなたにとって…
家庭は、地獄ですか?極楽ですか?
職場は、地獄ですか?極楽ですか?
or
「どちらも極楽!」
という人もいれば、
「職場は極楽だけど、家庭は地獄!」
というご主人もいるでしょう。
誰だって、できれば「極楽な環境」で生きていですよね。
そこで今回は『思いやりある仲間に囲まれる方法』についてお話させていただきます。
地獄と極楽の違い
いったい何が原因で、
その場が地獄になったり、極楽になったりするのでしょうか?
『地獄と極楽の違い』の寓話を、要約してご紹介させていただきます。
◆地獄と極楽の違い◆
ある男が、地獄と極楽の見学にでかけた。
まず地獄に行ってみると、食事の時間だった。
そこには、なんと!…
豪華な料理が並んでいる!
しかし人々は、ガリガリにやせている。
「おかしいな」と思って見ていると…
なんと!!
1メートル以上もある箸を使っている!
みんな、うまく食べられず
イライラし、
怒り出し、
争いをはじめる者までいた。
次は極楽に向かった。
極楽も食事の時間だった。
見てみると…
なんと!!
地獄と同じ豪華な料理。
箸も、地獄と同じ!
1メートル以上ある。
しかし…
人々は皆、ふくよかで、肌のツヤもいい。
極楽と地獄は、いったい何が違うのだろう?
理由は簡単だった
極楽の人は…
長い箸で「どうぞ」と、向かいの人に食べさせた。
「次はあなたもどうぞ」と、お返しをしている。
会話がはずむ、楽しい食事風景であった。
地獄と極楽の違いは…
人々の心の中にある、
「思いやり」の違いだったのだ。
おわり
参考:『思いやりのこころ』
(木村耕一編著・1万年堂出版)
地獄と極楽の違いは、「思いやり」の違い。
「職場は地獄!」
「家庭は地獄!」
と、思ったなら…
きっと、そこには「思いやり」が少ないはずです。
思いやりの少ない環境では、
人はイライラしたり、争いを起こしたりします。
一方…
思いやりある仲間に囲まれていれば、それだけで極楽。
微差が、大差になるのです。
思いやりのキャンドルサービス
では、
地獄を極楽に変えるには、どうしたら良いのでしょうか?
いくら極楽な環境にしたいからといって
「みなさん、今日から僕に思いやりをお願いします!」
と懇願したら…
「おまえ大丈夫か?」
と、なることでしょう。
では、
思いやりある仲間に囲まれるには、どのようにしたら良いのでしょうか?
それには、
『まず自分から思いやりを示す』こと。
人の心には『返報性(へんぽうせい)』という性質があります。
返報性とは、お返ししたい気持ち。
親切にされれば…
「恩を返したい!」と思うし、
イヤなことをされれば、
「仕返ししたい!」となる。
つまり、
与えたものは、良くも悪くも、返されるわけです。
周りの人に『思いやり』を求めるなら…
まずは自分から、思いやりを示すこと。
やがて、それは自分にも返ってきます。
思いやりは、結婚式のキャンドルサービスのようなもの。
自分の暖かな光をいくら分け与えても、自分の光は減りません。
そして、与えれば与えるほど、
自分自身が周りの人の暖かな光に包まれていきます。
●疲れた同僚に「大変だったね」と缶コーヒーを差し出す。
●上司が頭を悩ませていたら「甘いものでもどうぞ」と飴玉を差し出す。
●妻の話を、共感しながら聞く。
そのような、ちょっとした心遣いが思いやりのキャンドルサービス。
このように、日々人に思いやりを示すことで…
自ずと『恩返ししたいと思われる人』になれるわけです。
周りの人たちに、思いやりの輪を広げていきましょう。
まとめ
人に対して思いやりを示しても、必ず返ってくるわけではありません。
しかし、思いやりのない人が、思いやりある仲間に囲まれることは到底ありえない。
まずは自分から、思いやりの輪を広げていくことが大切。
そうすることで、
自分の環境を明るくて暖かな極楽へと、徐々に変えていくことができる。
そういう生き方こそ、
人間として、いちばん生きやすい生き方ではないでしょうか。
以上、『【人間関係が苦手…】思いやりのある仲間に囲まれる方法』でした。