人間関係でイライラしない◇温厚で心穏やかな人になる方法

心理カウンセラー・ラッキー
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上司にイライラ、

妻にイライラ、

他人にイライラ…

イライラしている人

 

イライラの尽きない社会ですが…

人に対してイライラしても、ストレスが溜まるばかりで何もいいことはありませんよね。

 

そこで今回は『温厚で心穏やかな人になる方法』をご紹介させていただきます。

 

温厚で心穏やかな人になる方法

今回ご紹介するのは「温厚で心穏やかな人になる」ための方法ですが…

「これをやったら、今すぐにイライラしなくなる」というものではありません。

 

※今すぐイライラを抑えたいという方は、以下の2つの記事をご覧ください

 

時間はかかりますが…

「温厚で心穏やかな人生」をおくるための方法です。

 

時間がかかるとはいっても、お坊さんになって「瞑想」や「滝行」といった修行をする必要はありません。

心穏やかなお坊さん

もっと楽しく、気持ちのいい方法です。

 

やり方については、のちほど。

 

まずは「人にイライラする原因」からご説明させていただきます。

 

他人にイライラするのは、なぜ?

たとえば、

誰かにイヤミを言われたときに…

 

カッと頭に血がのぼる人もいれば、

「やれやれ」と受け流せる人もいます。

やれやれと受け流す穏やかな人

 

何が違うのか??

 

「他人にイライラするかどうか」の鍵を握るのは…

その人の精神レベルです。

 

目の前で、幼児がケンカしているところを想像してみてください。

幼児たちの喧嘩

オモチャの取り合いでケンカをしている幼児を見ても、腹は立たないはず。

 

「やれやれ、しょうがないわね」と苦笑いを浮かべることでしょう。

 

自分より「精神レベル」の低い相手には、なぜかイライラしないものです。

 

動物園の猿が「キー!キー!」とケンカをしていても…

「おまえが悪い!そっちが悪い!」などと、割って入る気にはならないと思います。

サルの喧嘩

 

街なかで犬に吠えられても…

野良猫に睨まれても…

「なんか文句あるの!」とはならないはずです。

イライラした猫

 

相手が「自分より精神レベルが低い」場合は、イライラする感情が湧いてこないもの。

 

裏を返せば、

「気に食わない相手」というのは、自分と「精神レベルが同程度」の人なのです。

イライラする二人

 

「それでも地球は回っている」の、ものすごく深い意味

「精神レベル」が高いと、どれほど気楽なのか?

 

その分かりやすい例をご紹介させていただきます↓

天文学者ガリレオ・ガリレイが地動説を唱えたとき、

彼は宗教裁判にかけられました。

 

「地球が動いている」と言えば有罪です。

裁判

 

「動いているのは太陽ですか?それとも地球ですか?」

と裁判官に問われたガリレオは…

 

「太陽です」と答えました。

 

「なぜ、地球と言わなかったんですか!」と弟子たちに責められ、ガリレオはこう言います↓

 

「それでも地球は回っている」

 

何が言いたいのかというと…

精神レベルの高いガリレオは、そもそも裁判官を相手にしていなかったということ。

 

精神レベルの低い裁判は、彼の眼中に入っていないのです。

どうでもいいのです。

 

顔の前にハエが飛んできたら、手でパッパッと払いのけますよね。

ハエを追い払うガリレオ

ガリレオにとっては、その程度の話

 

ところが、弟子たちは裁判官に立ち向かおうとした。

 

つまり、弟子たちと裁判官の「精神レベル」は同程度ということ。

 

「同程度の精神レベル」だから、ムキになって立ち向かおうとするのです。

低レベルの人を相手にする人

 

昔の日本でも、同じようなことがありました。

 

「踏み絵」です。

踏み絵を踏まないキリスト教徒

 

キリストの絵を踏まずに、多くの人々が処罰を受けたわけでが…

 

もしも、その場にイエス・キリストがいたら、どうしたでしょうか?

 

幕府に逆らうのでしょうか?

違うと思います。

 

キリスト様も、精神レベルが高い人ですから、きっとこう言ったと思います↓

「命は大切だから、さっさと踏んで家にお帰りなさい。帰ったら、奥の部屋でアーメンってやろうね」

イエスキリスト

 

人は、自分より「精神レベルが低い人」をまともに相手しません。

だからムキにならないのです。

 

「ムキにならない」というより、

「ムキになれない」と言ったほうが正しかもしれません。

 

たとえ話が長くなってしまいましたが、

結論は…

自分の精神レベルを上げれば、他人にイライラしなくなる

ということ。

 

では、どうしたら自分の精神レベルを上げられるのでしょうか?

 

次は、精神レベルを上げる方法をお伝えします。

 

精神レベルを上げる方法

精神レベルは、生まれつき決まっているわけではありません。

 

「どんな考え方で暮らしているか」によって上下します。

 

精神レベルが下がるような考え方で暮らしていれば、自然と下がっていくし、

精神レベルが下がる

精神レベルが上がるような考え方で暮らしていれば、どこまでも上がっていきます。

精神レベルが上がる

 

嬉しいことに、自分の考え方ひとつで自由自在に変えられるわけです。

 

それで「精神レベルが高い・低いってどういうことですか」と言うと…

心の豊かさなんですね。

 

心豊かな人は、精神レベルが高いし、

心が貧しい人は、精神レベルが低い。

 

つまり、精神レベルを上げたかったら…

心豊かな時間を、いかに長く過ごすかが肝心なのです。

 

そのために出来ることは、主に3つ。

①他人に優しく

②自分に優しく

③愚痴や悪口を言わない

 

では、1つずつ見ていきましょう。

 

①「他人に優しく」すれば、心豊かになる

心豊かになるための一番の近道は…

「人に親切にする」ことです。

 

  • 笑顔であいさつする
  • 電車で席をゆずる
  • 人に親切にする
  • 仕事を手伝う
  • 親孝行をする
  • 家族に「ありがとう」という
  • たまには祖父母に電話する
  • 落ち込んでいる友達を励ます
  • 募金する

などなど。

 

他人に優しく親切にすれば…

自分の心が清々しくなり、自然と心豊かになってくる。

心穏やかな人

 

さらに「自分に誇りを持てる」ようにもなります。

温厚な人

 

自分に誇りを持てたときが、精神レベルが上がったことを実感できる瞬間です。

 

一方、「親切心」を捨てた人は…

その度合い分だけ、人を憎むようになります。

 

②「自分に優しく」でエネルギー補給

人に親切にするにも、エネルギーが必要です。

 

自分の心が満たされていないと「人に親切」にすることはとても難しいもの。

 

反対に、

自分の心が十分に満たされていると「自然と親切をしたくなる」ものです。

ハート

 

では、「自分に優しく」とは具体的にどういうことでしょうか?

 

それは、決して「自分を甘やかす」ことではありません。

 

やはり「自分の心を豊かにする」ことです。

 

自分の心が満たされていれば、

誰かにも「おすそ分け」したくなりますからね。

満たされた器

 

自分の心を豊かにする方法は、

  • 自分を褒める
  • プラス思考
  • 感謝する

などがあります。

 

少し、説明させていただきます↓

 

「自分を褒める」とパワーが湧いてくる

「今日も一日、よくがんばった!」

「毎日、満員電車で通勤。わたしって偉いよね!」

充実した顔つき

 

このように等身大の自分をどんどん褒めていると…

「自信」と「やる気」が湧いてきます。

毎日が充実してきます。

 

そのメカニズムについては省略させていただきますが…

2週間も続けていれば「心のエネルギー」を実感できるはずです。

 

「プラス思考」で、自分の心に明かりを照らす

心を明るく保つことも「自分への優しさ」のひとつです。

 

同じ出来事が起きても…

「プラス思考」をするか「マイナス思考」をするかで、心の明るさは大きく違います。

 

たとえば、風邪を引いたときに…

「ツイてない」

「あいつの風邪がうつった」

などと言っていては、自分の心が暗くなるばかり。

落ち込む人

 

「風邪を引いたから、ゆっくり休める」

と思えば、心が明るくなって治りも早くなります。

温厚

 

「感謝」で心が温まる

自分の心を温めるには「感謝」をするのが一番です。

 

「バスが時間通りに来て、ありがたい」

「お給料をいただけて、ありがたい」

イライラしないおばさん

 

ただの白米でも、

「ありがたい」と言いながら食べると、なぜか美味しく感じるもの。

 

コツは、

「当たり前」を「感謝」に変えていくことです。

 

③「愚痴・悪口」で、精神レベルが下がる

上2つの、「他人に優しく」「自分に優しく」は、精神レベルを上げる行いでしたが…

最後は、精神レベルを下げてしまう「やってはいけない行い」です。

 

「愚痴」で精神レベルが下がる

「面倒くさい」

「イヤになっちゃう」

「どうせ○○」

といった愚痴は、精神レベルを下げてしまいます。

愚痴の多い人

 

先ほどご紹介しました「自分を褒める」を続けていると…

心のエネルギーが増加し、愚痴が減っていくはずです。

 

「悪口」は最悪!

最も精神レベルを下げてしまう行為は「人の悪口」です。

悪口の多い人

 

友達が誰かの悪口を言っていても、心を同調しないこと。

右から左へ聞き流すことが大切です。

 

精神レベルが上がれば、こんな効果もある!

精神レベルを上げる方法を見てきましたが、いかがでしたか?

 

他人に優しく

自分に優しく

愚痴や悪口を言わない

 

それを読んで「なんだか大変そうだな~」と感じた方もいると思います。

 

たしかに、やることが多すぎますよね!

 

ただ、よ~く考えてみると…

どれもこれも「幼稚園の先生が子ども達に言っていること」なんですね。

 

その気になれば、そんなに難しいことはないと思います。

 

まずは、1つだけでいいので、実践してみる。

「これからは、人の悪口をいわないぞ」とか、

「今日は、最低1回は人に親切にするぞ」とか

「今日から自分を褒めるぞ」とかって。

 

そんな心構えでいれば、日常生活のどこかで必ず実践できるはず。

人に優しくする

 

そして、いざ実践してみると…

なぜか清々しくて心が温かい。

すがすがしい

 

そんな経験を重ねると、だんだんクセになってきます。

 

「精神レベルを上げる生き方」、それ自体がいちばん生きやすい生き方なのかもしれません。

 

また、精神レベルが上がってくると…

人にイライラしなくなるだけでなく、

  • ケガや病気が治りやすい
  • いい人が周りに集まってくる
  • 「幸せを感じるチカラ」が強くなる
  • 無駄なプライドがなくなる

などなど、さまざまな「嬉しい効果」も付いてきます。

 

「人間関係でイライラしない」まとめ

武士をはじめ、昔の日本人は「精神レベル」をとても大切にして生きていました。

 

それが、日本人の誇るべきところだったのですが…

西洋の文化が入ってきて一変。

 

物・お金・地位・成績といった「目で見えるもの」が幸せの基準になってしまいました。

目に見えるものを大切にする人

 

「精神レベル」というものは…

お金や成績のように「数字で表す」ことも「目で見る」こともできません。

目に見えない

だからこそ忘れてしまいがち。

 

わたしたちは、東日本大震災で「他人への思いやり」の大切さを身に染みて感じました。

 

東京オリンピック招致で「おもてなし」の大切さを改めて学びました。

 

昔の日本人のように、

「目に見えないもの」を幸せの基準にした方が、温厚で心穏やかな人生を生きられるのではないでしょうか。

 

ここまで、さんざん「精神レベル、精神レベル」と目には見えないものの話ばかりで、分かりにくかったかもしれません。

 

うまく伝えられたかどうかわかりませんが…

「1人でも分かってくれる人がいたら、嬉しいな」という思いで書きました。

 

長い文章を最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!

 

 

●こんな記事もありますよ●

怒りを1秒で鎮める方法-5選 怒りを1秒で鎮める方法-5選

 

以上、『人間関係でイライラしない◇温厚で心穏やかな人になる方法』でした。

著者:心理カウンセラー・ラッキー

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