今回は親を説得する方法を、手順に沿って具体的に解説していきます。
親を説得する方法・完全版
「自分の夢に反対する人」=「親」
人生の中で、親を説得しなければならない時が、誰にだって一度や二度はあるはず。
結婚・同棲・一人暮らし・留学・就職先など、
「自分の夢」を親に反対されてしまったら、どのように説得したら良いのでしょうか?
と、その前に…
親を説得することは、本当に難しい!
気合が必要です。
というわけで、今回は…
あなたの夢を本気で叶えるために!
心理カウンセラー・ラッキーは
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スパルタ・パンダに変身します!
あらゆる心理学を駆使して、本気(マジ)で親を説得していく!
心して、課題に取り組んでほしい。
説得は「事前の準備」が8割
まずは、下準備から。
ここで、説得が成功するかどうかが決まると言っても過言ではない。
下準備で、やるべきことは2つ。
①親に「レッテル」を貼る
②スペシャルな資料を作る
①親に「レッテル」を貼る
「レッテル」という言葉は、悪い意味で使われがちだ。
しかし、ここでは「良いレッテル」を親に貼る作業をする。
理由は後ほど説明するが、これはとても重要な下準備だ。
ちなみにレッテルとは、「札」や「ラベル」のこと。
スーパーでよく見る、あれだ。
説得前に、親に貼るべきレッテルは…
「優しい」
「話がわかる」
という2種類。
親にレッテルを貼る手順
①親に「小さなお願い」をする
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②お願いを叶えてくれたら…「優しい」「話がわかる」というレッテルを親に貼る
●具体例
私:「お父さん、今日は暑かったからお寿司食べたいな~」
親:「たまには寿司もいいな。よし行こう!」
私:「さすがは優しいお父さん!話がわかる!」
なぜ、親にレッテルを貼るのか?
なぜ、親に「優しい」「話がわかる」というレッテルを貼るのか?
それは…
人間は、自分について良い評価が与えられると、『その評価を裏切らない行動』をとってしまうから。
もしも、あなたが…
「ホントに優しいね!」と友人から評価されたのなら、その友人に対して「冷たい行動」はとれないはず。
それと同じで…
「優しい」「話がわかる」と良い評価をうけた親は、「冷たくて 話の通じない親」にはなれないのだ。
つまり、説得しやすくなる!
この方法は、
心理学の「ピグマリオン効果」と、
セールスマンの「フット・イン・ザ・ドア・テクニック」を織り交ぜたもの。
なので、その効果は抜群。
遠慮せず、どんどん親にレッテルを貼っていこう。
親にレッテルを貼りつつ、同時に進めなければならない作業が、
次の「スペシャルな資料作り」だ。
②スペシャルな資料を作る
ここが、今回の記事のメイン。
親を説得するには、スペシャルな資料を作って、それを頭に入れておく必要がある。
ここでは、説得の最難関である「結婚・同棲」を例にして、説明を進めていく。
だが、「説得の基本」はいかなる場合も同じなので、あなたのケースに合わせて読み進めてもらいたい。
説得に不可欠な5つの資料
親を説得するには、次の5つをしっかりと整理して、頭に入れておく必要がある。
とはいっても、難しいことではないので、安心していただきたい。
A 自分の夢の説明
B メリット・デメリット
C 知人のサクセスストーリー
D お金の話(具体的に数値化)
E 賛成票をアピール
それでは、1つずつ見ていこう。
A 自分の夢の説明
親は、多かれ少なかれ、子供の将来に不安を持っている。
子どもの夢に賛成できないのも、
「子どもに幸せになってもらいたい」ためだ。
だから、親を説得するには「未来の幸福」を語ることが必要。
まずは、自分の「幸福な未来像」を具体的に書き出してみよう。
●結婚の場合なら…
- どこに暮らすのか?
- どんな家に暮らすのか?
- 子どもは、何人?
- 犬は飼うのか?犬種は?
- 休日は何をして楽しむのか?
などなど。
幸福な未来像は、できるだけ具体的なほうが良い。
なぜなら、親の頭の中に「映像」を浮かばせることができるからだ。
これを「ピクチャートーク」という。
ピクチャートークは、住宅販売のセールスマンが使うテクニック。
「こんなに広い庭があれば、家族でバーベキューもできますよ」
「こんなシステムキッチンなら、料理するのも楽しくなるはず」
このように「映像」を思い浮かばせることで、相手を説得しやすくなるのだ。
「幸福な未来像」を書き出したら、次は「メリット・デメリット」のリスト作りに進もう。
B メリット・デメリット
メリットをしっかり説明できなければ、親を説得することは不可能。
なので、
あらかじめ「メリットをリストアップ」しておく必要がある。
ここで1つ注意したいことは、
「デメリット」も準備しておくということだ。
メリットだけを提示したら、説得力に欠けてしまう。
「ちゃんとデメリットも分かっている」ということをアピールした方が、説得効果が高いのだ。(両面提示の法則)
ちなみに、メリットとデメリットの理想的な比率は、
4:1
○○○○×
具体例(女性・同棲)
●「同棲」のメリット
- 結婚前に相手の本性がわかる
- 共働きなら経済的にゆとりができる
- 家事を覚えられる
- いつも一緒だから時間の節約になる
●「同棲」のデメリット
- 世間体が悪い
メリット・デメリットを書き出したら、次は「知人のサクセスストーリー」を準備しよう。
C 知人のサクセスストーリー
「山田さんは、バナナダイエットで痩せたんだって!」
「吉田さんは、あの発毛剤で毛が生えたんだって!」
話の信ぴょう性を上げるには…
身近な人のサクセスストーリーを語るのが一番。
知人・友人・もしくは有名人の中に「あなたの夢と同じ道」を進んだ先輩がいるはず。
その中から「すでに成功している人の話」を、いくつか準備しておこう。
サクセスストーリーを話すことで、親は安心感を得られる。
その結果、非常に説得しやすくなる、というわけだ。
これを「社会的証明」という。
D お金の話(具体的に数値化)
何をするにしても、ついて回るのが「お金」の心配。
特に親は…
「生活するのに、どれだけのお金が必要なのか分かってるのかしら?」
「うちの子に、ヤリクリができるのだろうか?」
と気を揉むもの。
その心配を取り除くために、
「収入」と「支出」の予定一覧を紙に書いておき、いつでも見せられるように準備しておこう。
細かければ細かいほど、親に安心感を与えることができる。
具体的な予想金額を書き込み、取りこぼしの無いように注意しよう。
E 賛成票をアピール(バンドワゴン効果)
行列のできるラーメン屋さんと、閑古鳥が鳴いているラーメン屋さん。
どちらが美味しいと思う?
もちろん「行列のできるラーメン屋さん」だろう。
人間は「賛成票が多いほうが正解」と思ってしまう生き物。
なので、「あなたの夢」に賛成してくれる人を、たくさん作っておこう。
兄弟・母親・お婆ちゃん、それから友達・先輩・先生・隣のおばちゃんなど、味方が多ければ多いほど説得しやすくなる。
できるだけ多くの人を巻き込み「強い味方」になってもらうのだ。
下準備はここまで。
これらをシッカリと出来ていれば、説得の成功率はかなり上がる。
ここからは、「説得する当日」の話になる。
特に難しいことはないので、気楽に読んで頂きたい。
親を説得しやすい環境とは?
親を説得する当日…
どのような環境だと、説得しやすくなるのだろうか?
大切なのは、次の3つのポイント
- タイミング
- 座り位置
- 服装
それでは、1つずつ見ていこう。
1.説得しやすいタイミングとは?
説得しやすいタイミング…、
それはズバリ!
食事中
食事中は、反論や批判をしづらく、説得しやすいタイミング。
これは「ランチョンテクニック」という立派な心理テクニック。
政治家や社長さんが、料亭で会合を開くのも、そのためだ。
説得は、必ず食事中に行なおう。
2.説得しやすい座り位置とは?
「スティンザー効果」をご存知だろうか?
それは…
『正面の人には、NO!と言いやすい』というもの。
つまり、「横に並ぶ」か「90度の角度」で座った方が、賛成を得やすくなるというわけだ。
うっかり、親の正面に座らないように注意してほしい。
3.説得するときの服装は?
お医者様が「ジーパンにポロシャツ姿」で病気を説明しても、説得力がない。
説得するには「見た目」も大事なのだ。
説得する当日は、スーツなどのフォーマルな格好をしたほうが良い。
「いったい どうしたの?」と相手に思われるかもしれないが…
そのほうが説得力が上がるし、「意気込み」を感じさせることもできる。
環境については、ここまで。
最後は、説得中によくやってしまう「大きな間違い」を見ていこう。
説得中によくやってしまう「大きな間違い」7つ
説得中は、つい感情的になってしまい「大きな間違い」を犯しがちだ。
以下の7項目を肝に銘じておこう。
①相手の話は最後まで聞け!
相手の話は、絶対に遮ってはいけない。
こちらが聞く耳を持たなければ、当然、相手も聞く耳を持ってくれない。
②親の意見を受け入れろ!
「でも」「だって」は厳禁。
親の話を聞いたら、必ず受け入れること。
「お父さんの気持ちはわかったよ。心配してくれてるんだね。ありがとう」
まずは、相手の気持ちを受け入れてから、こちらの意見を言わなければならない。
③感情的になるな!
説得に応じてくれないと、つい感情的になってしまうものだ。
しかし、声を荒げたり、汚い言葉を吐けば、もう説得することはできない。
腹が立っても、力まず・冷静に・穏やかに「準備しておいた資料」を提示していくのだ。
④親を打ち負かすな!
説得とは「自分の意見を押し通して、相手に勝つこと」ではない。
「なるほど!」と相手を納得させることが目的だ。
つまり、主役は親。
自分が勝ってはいけないのだ。
⑤「常識」を持ち込むな!
「そんなの常識でしょう!」は、絶対にダメ。
常識は人それぞれ違う。
常識が同じなら、そもそも説得する必要もないはずだ。
⑥親を非難するな!
「お父さんは経験がないから…」
「お母さんとは時代が違うから…」
認識の違いを感じると、つい相手を非難したくなる。
しかし非難した時点で、相手は敵になってしまう。
⑦大げさに語るな!
1か所でも大げさに語ると、すべて疑わしくなってしまう。
事前に準備しておいた「資料」も、すべて台無しだ。
最後の手段!2つ
説得が1回で上手くいくことは稀だ。
親が「子どもの熱意」を試している場合も多いからだ。
そんな時は、最後の手段を使おう!
2つ用意してある。
①繰り返し説得する
「繰り返しの説得」はとても効果的だ。
親が根負けするまで、繰り返し説得しよう。
人は何度も説得されると、「確かにそうかもしれない」と徐々に納得してしまうのだ。
(スリーパー効果)
途中でじれったくなっても、決して感情的になってはならない。
②土下座
土下座は最強だ。
親は「予想外」の行動に、ドギモを抜かれてしまう。
そして、熱意も伝わりやすい。
土下座にはコツがあるので、念のためご紹介しておこう。
①まずは2・3歩下がる
②素早く土下座する(モタモタしてはいけない)
③出来るだけ猫背にし、身体を小さく折りたたむ
これで、「親を説得する方法」を全て説明した。
慣れない口調だったので、ヘトヘトだ。
そろそろ「いつものラッキー」に戻るとする。
↓↓↓
ポヨヨーン!
↓↓↓
さあ、ここから先は、あなたの踏ん張りどころです。
がんばって、親を説得してくださいね!
まとめ
長くなってしまいましたので、最後にポイントをまとめておきます。
親を説得する方法まとめ
●事前の準備
①親に「レッテル」を貼る
②スペシャルな資料を作る
- 自分の夢の説明
- メリット・デメリット
- 知人の成功話
- お金の話
- 賛成票をアピール
●説得しやすい環境
- 食事中
- 正面に座らない
- スーツなどの服装
●説得中の注意事項
- 相手の話は最後まで聞け
- 親の意見を受け入れろ
- 感情的になるな
- 親を打ち負かすな
- 「常識」を持ち込むな
- 親を非難するな
- 大げさに語るな
●最後の手段
- 繰り返し説得する
- 土下座
親を説得する際に、ぜひお役立て下さい。
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以上、『親を説得する方法・完全版[下準備~完結まで]』でした。