「子どもが物を大切にしない」
「出した物を片付けない」
![物を大切にできない子供](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160101kataduke.jpg)
もしくは…
「わたし自身が物を大切にできない」
![物を大切にできない人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160101oteage.jpg)
そんな悩みを解決できる、とても面白い方法をご紹介させていただきます。
今回は“物を大切にする心”を育てるコツというお話です。
なぜ、物を大切にできないのか?
以前、
うちの息子たちを観察していて疑問に思ったことがあります。
![息子を見ながら考える僕](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160101gimon.jpg)
それは…
●大切にできる物
●雑にあつかう物
この2種類がある、ということ。
「丁寧にあつかうオモチャ」もあれば、「雑にあつかうオモチャ」もある。
「ちゃんと片付ける小物」もあれば、「出しっぱなしの小物」もある。
![片づけができる子供](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160101kataduke2.jpg)
いったい、何が違うのだろう?
「大切にあつかう物」の共通点ってなんだろう?
![違いを考える](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160101hatena.jpg)
そんな疑問を抱いていたとき…
たまたま読んでいた本の中に、その「答え」を見つけて思わず笑ってしまいました!
![読書で物を大切にするコツを発見](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160101dokusyo.jpg)
すごく単純な理由が隠されていたのです!
「大切にあつかう物」の共通点
その本には、小学校の先生のおもしろい体験談が書かれていました。
内容は、こんな感じです↓
受け持っている5年生のクラスには、ドッジボールが2個ありました。
![ドッジボール](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160101boru.jpg)
![ドッジボール2](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160101boru.jpg)
休み時間終了のチャイムが鳴ると、
生徒は一斉に教室に戻っていきます。
どころがドッジボールだけは、いつも校庭に転がったまま。
先生は、それを見て…
「どうしたら、ドッジボールを片付けられるのか?」
をホームルームの議題にしました。
![ホームルーム](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160101jyugyou.jpg)
その結論は…
「校庭へ持ち出した人が片付ける」というルール。
しかし…
残念ながらルールは守られず、三日坊主で終わってしまいました。
再び、同じ議題でホームルームが開かれました。
![ホームルーム2回目](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160101jyugyou.jpg)
今度の結論は、なんと…
「ボールに名前を付ける」。
男の子用は「ピョン太」。
女の子用は「ピョン子」。
それをマジックペンでボールに書きました。
すると、面白いことが起きたのです!
●休み時間が終わると、必ず誰かが片付けるようになった
●汚れていたら、誰かがキレイに拭くようになった
●ボールの袋を作ってくる生徒まで現れた
【参考文献】
もう、おわかりですね!
名前を付ければ愛着がわく
だから大切にできる
というわけです。
名前を付けることで、きっと「ペット感覚」になるのでしょう。
実は、うちの息子たちも「物に名前を付ける習慣」があるんです。
ちなみに、このタオルの名前は…
![息子の大切なタオル](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160101midori.jpg)
「ミドリちゃん」
この抱きマクラの名前は…
![息子の大切な抱き枕](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160101okatyan.jpg)
「お母ちゃん お母ちゃん」
このように「名前を付けている物」だけは大切にしているんです。
たとえ古くても、汚れていても、安価な物でも、「名前」が付いている物はとても大切に扱います。
だけど「名前がない物」はほったらかし。
「物を大切にできるかどうか」の分かれ目は「名前の有無」だったのです!
実はぼく自身も「愛車」に名前を付けているんですが…
なるほど、そういう事なんですね!
![大切な愛車](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160101kuruma.jpg)
「ボディーの汚れ」とか「オイルのグレード」とか、すごく気になっちゃう。
もちろん、ぶつけたくないので安全運転にもなります。
名前をつけることで、いつの間にか愛着がわいているようです。
車といえば…
昔から愛されている名車にも、必ず「愛称」が付けられています。
日産スカイラインなら「ケンメリ」「鉄仮面」など。
トヨタの「ハチロク」も長年愛され続けています。
![トヨタのハチロク](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160101hatiroku.jpg)
船も、そうですね。
「第七ときわ丸」のように名前を付けて、とても大切に扱われています。
![大切に扱われている漁船](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160101gyosen.jpg)
名前を付ければ愛着がわく。
物を大切にするコツは「名前を付ける」こと。
「名前を付けると魂が宿る」とも言えるかもしれません。
というわけで…
今この記事を書いているノートパソコンにも、さっそく名前を付けてみました。
![富士通のノートパソコン](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/01/20160101pasokon.jpg)
フジ子
富士通なので「フジ子」です。
「なんだか愛していけそう♡」そんな気がしてきました。
みなさんも、身の回りの物に「名前」を付けてみてはいかがでしょうか。
きっと物を大切にする心が育ってくるはずです。
それを「家族の習慣」にしてしまうのも良いかもしれませんね。
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以上、「物を大切にする心」を育てるコツでした。