この記事でお伝えしたいこと
- 「ストレスに弱い」の意外な原因
- 「ストレスに弱い」の改善法
今回は、「ストレスに弱い」の意外な原因と その改善法。
ですが…
ストレスに弱い人だけでなく、すべての方に役立つ内容だと思います。
というのは、2つ目の改善法をおこなうと…
どんな人でも、心が強くなります。
忍耐強くなります。
心に余裕ができ、優しくなれます。
それほど緊張しなくなります。
ほかにも…
- 集中力アップ
- 記憶力アップ
- 幸福度アップ
などなど、どんな人でも、いい事ずくめ。
![効果](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image01.png)
そんな魔法のような方法もご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
「ストレスに弱い」の意外な原因
まず1つ目の、「ストレスに弱い」の意外な原因。
実はぼく自身、昔はすんごいストレスに弱い人間でした。
たとえば、かなりの心配性で、すぐに暗いことばかり考えてしまう。
「背中のニキビ、もしかしてガンじゃないかしらん」
「家族の乗った飛行機が墜落したら、どうしよう?」
![心配性](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image02.png)
考えても仕方がないとわかっているのに、グルグルグルグル頭から離れない。
常に不安で、毎日何かで悩んでいるという、相当なネガティブ思考。
あと、いちばん困るのが「お腹」。
ちょっとしたストレスや緊張で、すぐにお腹がピーピーになったり、胃がキリキリしたり。
正露丸と胃薬が手放せない。
![お腹が弱い](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image03.png)
そんでもって、「毎日体がだるい」というのが昔の僕。
「あっ!それ、私も同じだ」という方もみえると思いますが…
なぜ、こんなにストレスに弱くなっちゃったのか?
原因はいったい何なのか?
心理学で、昔からよく言われいてるのが、こちら↓
幼少期のストレス
幼少期のストレスというのは…
たとえば、親の愛情不足(スキンシップ不足)。
乱れた家庭環境。
トラウマや虐待など。
![幼少期のストレス](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image04.png)
それらが原因で、潜在意識の奥に傷がついてしまう。
![潜在意識に傷](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image05.png)
「その傷を解消しないかぎり、身体症状は改善しませんよ。心も強くなりませんよ」ということで…
心理学の父・フロイトが編み出した方法が、精神分析。
![精神分析](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image06.png)
「精神分析によって、心の傷を癒やせば、不安症や心因性の体調不良も改善しますよ」ということなんですが…
実は、最近の研究で、衝撃的な事実が分かってきたのです。
それは…
フロイト流のこの考え方は、ほとんどが間違いだ、と。
![フロイト流は間違い](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image07.png)
ぼくも、これを知ったときには、大きな衝撃を受けました。
どこが間違いなのかというと…
「精神分析で心の傷を手放し、人生を前向きに生きていけるようになる」という意味では、たしかに効果がある。
![前向きに生きていける](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image08.png)
ところが、心の傷が癒えたとしても、「ネガティブ思考は直らない」「心因性の体調不良はよくならない」。
![良くならない](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image09.png)
そのような研究が、最先端の学者たちによって、次から次へと証明されてきたのです。
![最先端の学者](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image10.png)
ストレスに弱くなる本当の原因とは
フロイト流の考え方が間違いなら、いったい何が原因でストレスに弱くなっちゃったのか?
最先端の学者たちは、どう考えているのか?
![最先端の学者](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image10.png)
答えは、こちら↓
幼少期のストレス
原因は、フロイトと同じなんです。
でも、ここからが違う!
幼少期は、脳の成長期。
この時期に強いストレスを受けると、「脳の配線ミス」が起きる。
![脳の配線ミス](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image11.png)
すると、「ストレスに敏感な脳」になってしまう。
![ストレスに敏感な脳](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image12.png)
そして、腸。
脳腸相関といって、腸と脳は、緊密に連絡を取り合っています。
![脳腸相関](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image13.png)
なので、脳がストレスに敏感になれば、腸もストレスに敏感になるのではないか。
![ストレスに敏感な腸](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image14.png)
というのが、最先端の学者たちの考え方。
原因は、もう一つある!
さらに、もう一つの原因があって…
エピジェネティクス
![エピジェネティクス](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image15.png)
エピジェネティクスというのは、
親に「脳の配線ミス」があった場合、子どもも配線ミスが起こりやすいというもの。
![親から受け継ぐ](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image16.png)
ぼくが、まさにこれで…
両親どちらの家系も、代々ストレスに弱くて、胃腸も弱い。
多分にもれず、ぼくもそれを受け継いでいて、妹も受け継いでいます。
![家系図](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image17.png)
ところが、兄はストレスに強くて、胃腸も強い。
![家系図2](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image18.png)
たぶん、兄貴だけ、エピジェネティクスが起こらなかったのでしょうね。
こうやって見てみると、当の本人はたまったもんじゃないですよね。
原因が、幼少期のストレスであれ、エピジェネティクスであれ…
自分は何も悪いことをした覚えはないのに、一生ストレスに苦しまなければならない。胃腸の調子にも苦しまなければならない。
![一生苦しむ](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image19.png)
たとえ、病院で精密検査を受けたとしても、脳の配線ミスなので、なんの問題も見つからない。
「気もちの持ちようじゃないですか?」と言われてしまう。
![精密検査](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image20.png)
それで、精神科でみてもらったとしても、たいていは「抗不安薬でも出しときましょうか」で終わり。
![精神科](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image21.png)
もちろん、抗不安薬を飲めば、一時的には良くなるかもしれませんが、一生飲み続けるのも怖い。
ほかにいい方法はないのか?
ストレスに敏感な脳を、なんとか改善できないのか?
![心の声](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image22.png)
実は、方法があるんです!
3つあるんです。
「ストレスに弱い」の改善法
というわけで、ここから「ストレスに弱い」の改善法。
3つ、ご紹介させていただきます。
改善法① 瞑想 or 運動
まず1つ目は、こちら。
瞑想
「ストレスに敏感な脳」というのは、具体的にいうと「扁桃体が興奮しやすい」ということ。
![扁桃体](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image23.png)
そして、扁桃体の興奮にブレーキをかけてくれるのが、海馬と前頭葉。
![海馬と前頭葉](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image24.png)
瞑想を毎日続けていると…
だんだん扁桃体は小さくなり、海馬と前頭葉が大きくなります。
![瞑想による変化](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image25.png)
つまり、「ストレスに強い脳」が出来上がるのです!
オドオドビクビクしてるお坊さんって、いませんよね。
そういうことなんです。
![お坊さん](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image26.png)
あと、おまけの効果として…
前頭葉は、集中力や自制心の脳。
海馬は、記憶の脳。
![海馬と前頭葉](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image27.png)
なので、瞑想を続けていると、集中力・忍耐力・記憶力もアップします。
運動も、瞑想とおなじ効果
あと、もう一つ。
瞑想とまったく同じ効果があるのが、有酸素運動。
ウォーキング・ジョギング・水泳・エアロビクス・エアロバイクなどの、いわゆるリズム運動ですね。
![有酸素運動](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image28.png)
これをできれば30分以上、毎日続けていると…
瞑想と同じく、扁桃体が小さくなって、海馬と前頭葉が大きくなる。
![脳の変化](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image29.png)
また運動は、「睡眠が良くなる」「幸福度が上がる」という効果もあって、一石二鳥。
もしかしたら、瞑想より運動のほうがいいかもしれない。
でも、瞑想にしろ、運動にしろ、大切なのは続けることですからね。
自分の好きな方でいいと思います。
効果が出るまでの期間
効果が出るまでの期間は、いろんな研究があって、一概にはいえないのですが…
基本的に、脳に変化が出てくるのが、だいたい3週間。
3週間くらいから徐々に効果が出てきて、長年続ければ続けるほど、ストレスに強い脳になっていくということですね。
改善法② プロバイオティクス
つづいて2つ目の改善法は、こちら↓
プロバイオティクス
プロバイオティクスとは、乳酸菌やビフィズス菌などの、いわゆる善玉菌。
具体的には、ヨーグルトや発酵食品・ヤクルト・ビオフェルミンなどのことです。
![プロバイオティクス](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image30.png)
みなさんもCMなどを見て、すでにご存知だと思いますが、プロバイオティクスを毎日とると、腸が元気になります。
![腸が元気](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image31.png)
ではなぜ、腸を元気にする必要があるのかというと…
セロトニン
セロトニンは、心を安定させる脳内ホルモンですが…
セロトニンの貯蔵タンクは、脳ではなく、腸にある。
![セロトニン](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image32.png)
セロトニンの95%が、腸に蓄えられています。
それから、腸は20種類以上のホルモンを分泌する、体内で最大のホルモン工場。
![ホルモン工場](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image33.png)
だから、腸を元気にする必要がある。
腸に頑張ってもらわなければならない、ということですね。
でも、これは簡単ですよね。
プロバイオティクスを毎日摂るだけですからね。
ただ、注意したいのが…
ストレスに弱い人ほど、腸の調子を崩しがちということ。
ですので、プロバイオティクスだけでなく、脂っこい食事は控えるとか、食物繊維をしっかりとることも大切になると思いますよ。
改善法③ 認知行動療法
改善法の3つ目は、こちら↓
認知行動療法
認知行動療法は、心理療法の王様。
どんなものかというと…
「認知療法」プラス「行動療法」。
・認知療法とは、「ものの見かた」を変えて、心を強くするというもの。
・行動療法とは、「行動」を変えて、心を強くするというもの。
これを合わせて、認知行動療法。
認知行動療法のやり方
認知行動療法のやり方は、何百種類もあります。
新しい方法も、次から次へと開発されていて、数え切れないほど。
ですので、ここでは紹介しきれない。
というわけで、1つ本を紹介させてください。
![心がスッと軽くなる 認知行動療法ノート](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image34.png)
この本では、不安やストレスに弱い人のための認知行動療法を、27種類紹介しています。
たとえば…
・自分の気持ちに点数をつける
・1週間の行動を表に書き出す
・とっさの呼吸法で不安をしずめる
・先延ばししていることを片づける
・1日1個、よかったことを書き留める
など、自分でできて、簡単にできるものばかり。
簡単だと長続きしますからね。
そういう意味でも、とてもいい本だと思います。
認知行動療法を一度試してみたいという方には、おすすめの一冊ですよ。
まとめ
・ネガティブ思考
・精神的に弱い
・胃腸薬が手放せない
もしかしたら、その原因は…
幼少期のストレスか、エピジェネティクスによる「脳の配線ミス」かもしれません。
ちなみに、昔のぼくと同じように…
「精神的な弱さが原因で、胃腸に何らかの障害を抱えている人」は、アメリカでは人口の15パーセント。
約5000万人だそうです。
![心因性の胃腸障害](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image35.png)
悩んでる人が、けっこう多いのですね。
日本でも同じくらいの割合か、もっと多いかもしれません。
では、これを改善するには、どうしたらいいのか?というと…
今のところ分かっているものの中で、代表的なのはこの3つ。
・瞑想と運動
・プロバイオティクス
・認知行動療法
3つというか、全部で4つですね。
ちなみに、ぼくの場合は…
「瞑想・運動・プロバイオティクス・認知行動療法」、4つとも毎日やっています。長年続けています。
認知行動療法は、以前このブログでもご紹介しました「スリー・グッド・シングス」という方法。
夜、寝る直前にこれをやると、ものの見かたが変わってきて、性格がポジティブになるんです。
続けてきた結果は?
この4つを続けてきた結果、心とお腹がどう変わったのかというと…
まずは、腸。
腸は、自分で言うのも何ですが、きれいな腸をキープできています。
![腸の調子](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image36.png)
毎日、絶好調!
ただ、脂っこいものを食べるとすぐに壊れてしまうので、そこらへんは気をつけています。
心のほうは、どうかというと…
これまた、自分で言うのも何ですが、人並み以上に強くなったと思います。
![心の調子](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image37.png)
問題やトラブルが起きても、たいして動じないし、落ち込みもしない。
ウジウジと暗いことを考えることも、なくなりました。
あと、何より嬉しいのが、自制心が強くなったこと。
たとえば、「お酒の量を半分にするぞ」と決めても、昔は三日坊主だったのですが…
今では、そういうことも、ほとんどストレスなく実行できるようになりました。
![お酒を減らす](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image38.png)
車の運転で、イライラする事もなくなりました。
![車の運転](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image39.png)
分厚くて難しい本を読むのが、昔は苦手だったのですが、今ではへっちゃら。
![読書](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image40.png)
自分でも、ずいぶん落ち着いた性格になったもんだと、ビックリしています。
「これが本当の自分なのかな?」ってね。
今回ご紹介しました、この4つの方法は、ストレスに弱い人だけでなく、すべての人におすすめです。
最初にもお伝えしましたとおり、いろんな効果が期待できますからね。
![さまざまな効果](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image41.png)
長く続ければ、自分でもビックリするような自分に生まれ変わることも、夢ではないと思いますよ。
本の紹介
さきほど一冊ご紹介しましたが、もう一冊紹介させてください。
![マインドフルネス瞑想入門](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image42.png)
「瞑想してみたいけど、右も左も分からない」という方にもおすすめの、とても分かりやすい本です。
CD付きで、そのCDがメイン。
![CD](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2020/08/20200830image43.png)
本は、CDの解説書みたいなイメージです。
まずは、CDを聞きながら瞑想を覚えて、次にCDなしで瞑想できるようにする。
そうすれば、電車の中でも、仕事の休憩時間でも、スキマ時間で瞑想できるようになりますからね。
あっという間に、瞑想の達人になれると思いますよ。
☆☆☆
以上、そうだったのか!「ストレスに弱い」の意外な原因と改善法でした。
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