「毎日がつまらない人」と「毎日充実している人」の違いは、たった1つ。
それは、ズバリ…
脳にどんな情報を送っているか
脳がいる場所は、頭の奥の暗闇。
そこに送られてくる情報によって、「自分が今、どんな状況なのか」を判断しています。
つまり、
●脳に「嫌」な情報を送りつづければ、「毎日がつまらない」と感じる
●脳に「喜び」の情報を送りつづければ、「毎日が充実している」と感じる
たとえば、仕事終わりに…
「ああ、疲れた」と言う人は、脳が「仕事=つらい」と判断する。
すると、脳がやる気をうしない、平日の寝起きが悪くなる。
一方、「今日もよくがんばった!充実してた」と言う人は、脳が「仕事=喜び」と判断する。
すると、平日も朝から元気に行動できる。
このように、脳に送る情報によって、「毎日がつまらない」と感じたり、「毎日が充実している」と感じたりするのです。
つまり、「毎日が充実している人」とは、”喜びの情報”をたくさん脳へ送っている人。
では、どうすれば”喜びの情報”を送れるのか?
そのコツを、いくつかご紹介していきます。
難しいものは1つもありません。
どれも、簡単なものばかりです。
脳が”喜びの情報”で満たされれば…
体が軽くなり、やる気が溢れ、イキイキと充実した毎日を過ごせるでしょう。
「毎日がつまらない人」と「毎日が充実している人」
毎日がつまらない人は
ネガティブなことを口にする
毎日充実している人は
ポジティブなことを口にする
脳の一番の情報源は、「言葉」と「心の声」です。
●朝の寝起きに…
「あ~ダルい」と言うと、脳は「今日は体調が悪いんだ」と思う。
すると、いつまでたってもエンジンがかからない。
一方、「あ~よく寝た」と言うと、脳は「今日は快調だ」と思う。
すると、朝から積極的に行動できる。
●何かトラブルが起きたときに…
「困ったことが起きた」と言うと、脳は「めんどくせぇ」と思う。
すると、脳が停止して、まったく解決策が出てこない。
一方、「面白いことになった」と言うと、脳はやる気になる。
すると、いい解決策がポンポン出てくる。
●上司に仕事を頼まれたときに…
「面倒くさいなぁ」と思うと、脳はテンションが下がる。
すると、体がダルくなって、行動が遅くなる。
一方、「あっという間に終わらせてやる!」と思えば、脳はテンションが上がる。
すると、体が軽くなって、あっという間に仕事が終わる。
嘘でもいいから「ポジティブなこと」を言って、脳をダマす。
これが、イキイキ生きるための最高の秘訣です。
POINTネガティブな言葉はグッと我慢。ポジティブな言葉を口にしよう!
毎日がつまらない人は
生活がマンネリ化している
毎日充実している人は
マンネリ化しない工夫をしている
脳は、マンネリが大嫌い。
どんなに美味しいフランス料理でも、毎日食べたらマズく感じます。
「毎朝おなじ電車に乗り、同じ店でランチを食べ、いつものルートで家に帰る」
これでは、どんなに満たされた生活でも、脳は幸せを感じられません。
・思い切って始発電車に乗ってみる
・会社の近くの神社で手を合わせてみる
・ランチは初めての店に入ってみる
・高級ボールペンで仕事をしてみる
・帰りは一駅手前で降りて、新しくできたラーメン屋に入ってみる
・妻を「おまえ」と呼ぶのをやめて、付き合いはじめの頃の「さっちゃん」に戻してみる
このようなマンネリ化しない工夫をすることで、不思議と毎日が充実してくるものです。
POINTマンネリ化すると、幸せなのに、つまらなくなる
毎日がつまらない人は
自分をケナす
毎日充実している人は
自分を褒める
たとえば、部長に怒鳴られたときに…
「私はダメな人間だ」と自分をケナすと、脳は「俺って才能ないんだ」と思い、だんだん自信を失います。
一方、「こんな時もあるけど、それでも私、がんばってるよなぁ」と自分を褒めると、脳は「俺って凄いんだ」と思い、だんだん自信がついてきます。
それだけではありません。
「自信」と「楽しさ」は比例します。
野球に自信のある人は、野球をすれば楽しい。
野球に自信のない人は、野球をしてもつまらない。
それと同じで…
自分に自信のない人は、「何をやってもつまらない」という現象が起きてくるのです。
●自分をケナす⇒脳が自信を失う⇒つまらなくなる⇒鬱になる
●自分を褒める⇒脳に自信がつく⇒楽しくなる⇒やる気になる
この法則は、ぜひ覚えておいてください。
POINT自分を褒めると、脳が自信をもち、イキイキしてくる
毎日がつまらない人は
「~したい」と望む
毎日充実している人は
「~する」と決める
「富士山に登りたい」
「北海道を一周してみたい」
「ヨガをやりたい」
「~したい」と思っているかぎり、まず間違いなく行動に移せません。
だから、残るのは欲求不満と、年老いてからの「やっときゃよかった」という後悔だけ。
一方…
「富士山に登る」
「北海道を一周する」
「テニスをはじめる」
「~する」と決めると、脳は次の行動を考えはじめます。
「もう少し貯金しよう」
↓↓↓
「計画を立てよう」
↓↓↓
「予約を入れよう」
その結果、あっという間に願望を実現させられる。
「~したい」と脳に言うのか、「~する」と脳に言うのか。
この微妙な違いが、人生に大きな違いを生むのです。
POINT「~したい」をやめて、「~する」と言おう!
毎日がつまらない人は
理不尽なことがあると、すべてを投げ出したくなる
毎日充実している人は
「神様は見てくれている」と考える
たとえば、上司がこちらに責任をなすりつけてくる。
そんな理不尽なことが起きたときに…
「なんてひどい上司だ!やってられない!」と考える人は、頑張るのがむなしくなって、やる気が出できません。
一方、「大丈夫!神様はちゃんと見てくれている」と考える人は、自分の努力が無駄にならないことを信じて、今まで通りがんばれます。
神様がいるのか、いないのかは分かりません。
でも、「神様はいる」と脳に教えてあげたほうが、ストレスに強くなれるのです。
POINT「神様が見てくれている」と思っていれば、理不尽なことも乗り越えられる
毎日がつまらない人は
自分をプロと思っていない
毎日充実している人は
自分はプロだと自覚している
たとえば、コンビニのアルバイト。
●「俺はプロじゃないから」と思っている人は、なかなか仕事を覚えません。
●「俺はコンビニ店員のプロだ」と思っている人は、メキメキ成長します。
その理由は、脳は、思っていることを現実化しようとするから。
「俺はプロだ」という自覚を持つだけで、人は勝手に成長していくのです。
それだけではありません。
人の心は植物と同じで、成長しているときはイキイキします。
逆に、成長を止めると枯れてしまいます。
もしも「毎日がつまらない」と感じるのなら、「自分が成長していない」ことが原因かもしれません。
その解決策は、「俺はプロだ、俺はプロだ」と脳にインプットすること。
すると、自動的に成長がはじまります。
専業主婦の場合は、「私は主婦のプロだ」でOKです。
POINT「自分はプロだ」と脳にインプットしよう!
毎日がつまらない人は
小さな目標がない
毎日充実している人は
小さな目標をつくってゲーム化する
たとえば、炊飯器の炊き上がりを50分後にセットする。
この50分の間に、おかずを3品つくれるかどうか、炊飯器と勝負する。
すると、脳がやる気になって、料理に没頭できます。
たとえば、ハワイ旅行のための貯金を50万円に設定する。
すると、「あと残り15万円だ!」などとワクワクできて、節約するのも楽しくなります。
このように小さな目標をつくると、ゲームみたいになってワクワクします。
脳は、ワクワクすることが大好き。
仕事も勉強もダイエットも、楽しくつづけるコツは「小さな目標」を持つことです。
POINT小さな目標をつくれば、つまらないことも楽しくなる
毎日がつまらない人は
人や物を、普通に扱う
毎日充実している人は
人や物を、大切に扱う
身近な人を大切に扱えば、脳は「この人は、私にとって大切な人なんだ」と思います。
身近な物を大切に扱えば、脳は「この物は、私にとって大切な物なんだ」と思います。
すると、大切な人や物に囲まれた、充実した毎日になります。
一方、人や物を粗末に扱えば、粗末な人や物に囲まれた、つまらない毎日になります。
たとえ100均で買ったものでも、大切に大切に扱えば、100円以上の価値を生みます。
そんな生活が、本当の意味で「豊かな生活」なのかもしれません。
POINT身近な人と物を、大切に扱おう!
毎日がつまらない人は
うつむきながらトボトボ歩いて通勤する
毎日充実している人は
視線を上げてタッタカタッタカ通勤する
脳は、「姿勢」や「動き」からも情報を得ています。
うつむきながらトボトボ歩いて通勤すると、脳は「エネルギー不足だ」と判断します。
すると、会社に着いても、一向にやる気が出てきません。
一方、視線を上げてタッタカタッタカ通勤すると、脳は「エネルギー満タンだ」と判断します。
すると、会社に着いた時点で、すでにヤル気になっています。
嘘でもいいから「やる気のある動き」をすると、脳が勘違いして、だんだん元気になってくるもの。
ガッツポーズや大きな声を出すのも、おすすめです。
POINTつまらなそうな「姿勢」や「動き」をすると、やる気がなくなり、本当につまらなくなる
毎日がつまらない人は
真顔で人と話す
毎日充実している人は
笑顔で人と話す
通勤電車に乗っている人を見るとわかりますが、真顔だと不機嫌そうに見えます。
人と話すときも、こちらが真顔だと、相手は「この人、なんだか嫌な感じ」となる。
そして、だんだん人間関係がギクシャクしてきます。
一方、笑顔で人と話すと、脳は「私は、この人のことが好きなんだ」と思う。
すると、声のトーンや身振り手振りがイキイキとしてきて、相手からも好かれる。
人間関係の好循環が生まれてくるのです。
もしも、人間関係がつまらないと感じるのなら、「真顔で話している」ことがそもそもの原因がもしれません。
笑顔は、人間関係をスムーズにするツール。しかも0円。
こんなに便利なものを、使わない手はありません。
POINT真顔は不機嫌そうに見えるから要注意!
毎日がつまらない人は
「誰かにやらされている」と思っている
毎日充実している人は
「自主的にやっている」と思っている
もしも、「このゲームを朝までやり続けなさい」と誰かに指示されたら…
イヤですよね!
脳は、指示されることが大嫌い。
「やらされ感」があると、どんなに楽しいことでも、つまらなくなります。
同じように…
「辞めるわけにもいかないから、この会社で我慢している」と思っている人は、やらされ感がいっぱい。
結果、すべての仕事がつまらなくなります。
一方、「この会社を選んだのは自分。辞めるかどうかを決めるのも自分」と思っている人は、やらされ感が激減します。
「こんな会社、いつだって辞めてやるよ。でも今は、ここで精一杯がんばろう」という気持ちになれるのです。
「この会社を選んだのは自分。この彼女を選んだのも自分。このアパートを選んだのも自分」。
このように、「すべて自分で決めたんだ」と脳に教えてあげることで、人生を自分でコントロールしている感覚になり、愚痴は出てこなくなるものです。
POINT「自分で決めたんだ」と思えば、やらされ感が減り、モチベーションが上がる
おわりに
脳は、超高性能コンピューターの反面で、超怠け者。
「嫌なことは、何が何でも避けよう」とする性質があります。
最近では、「腰痛の多くが、脳がつくる偽の痛み」と言われています。
ストレスから逃れるために、脳が腰痛を起こして、人を動けなくしているのです。
「毎日がつまらない」というのも、
「やる気が起きない」というのも、
「体がダルい」というのも、
もしかしたら、脳に「嫌」な情報を送っていることが原因かもしれません。
●脳に「嫌」な情報を送れば、脳は自分の敵になる
●脳に「喜び」の情報を送れば、脳は自分の味方になる
この2つを肝に銘じておけば…
3週間後には「なんだか最近、体か軽いんですよ」となり、
3ヶ月後には「なんだか最近、やる気が満ち溢れてるんですよ」となり、
3年後には「なんだか最近、人生がとても順調なんですよ」となるはずです。
長い文章を最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!
☆☆☆
以上、「毎日がつまらない人」と「毎日充実している人」のわずかな違いでした。
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