仕事、勉強、ダイエット、美容、運動、整理整頓、掃除、筋トレ…
「何事もめんどくさい」
「やらなければと思うけど、なかなかできない」
「どうせ長続きしないから…」
![めんどくさがり屋の男](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/10/20171013tiresome.jpg)
そう思ってしまうのは…
怠慢でも、行動力がないわけでもありません。
人間として、「ごく自然な感情」です。
ところが、わずか一部の人で…
仕事も、勉強も、掃除も、「楽しそうにやっている人」がいます。
![楽しく努力できる人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/10/20171013happily.png)
イチローのように、涼しい顔をして、猛烈な努力を続けていける人もいます。
いったい、何が違うのでしょうか?
行動力の有無は、「生まれつき」なのでしょうか?
そうではないんです。
行動力の違いは…
「脳のカラクリ」を知っているかどうか。
![脳のカラクリ](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/10/20171013brain.png)
このカラクリを知ると、面倒くささをグッと減らせます。
「めんどくさい」を、「楽しい!」に変えることも可能です。
今回は、「めんどくさがり屋を克復できる最善の方法」について、お伝えいたします。
めんどくさがり屋さんは、必読ですよ。
「めんどくさい」と思わせるのが、脳の仕事
「めんどくさくて、行動ができない」
この感情は、人間だけのものではありません。
すべての動物は、面倒なことを嫌います。
ライオンは、運動神経バツグンにもかかわらず、普段はダラダラ。
![ダラダラするライオン](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/10/20171013lion.jpg)
腹がへったら獲物をとらえ、食べたら、再びダラダラします。
![ダラダラするライオン](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/10/20171013lion.jpg)
動物の基本は、エンドレスで「ダラダラ」。
人間も同じです。
脳は「体力を温存する」ために…
・ダラダラすることは「善」
・がんばることは「悪」
と考えます。
なので、「何事もめんどくさい」のは自然なこと。
命を守るための「防衛本能」なのです。
ところが、現代社会を生きる私たちにとって…
「めんどくさい」という感情は、「邪魔もの」以外の何者でもありません。
・同じ給料なら、サボったほうが得だから
・ダイエットも、どうせ続かないから
・夢を描いても、どうせ途中で挫折するから
・掃除しても、また汚れるから
![掃除をめんどくさがる人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/10/20171013clean.png)
本能のままに「めんどくさがり屋」で生きていると、仕事運も恋愛運も人間関係も、非常に悪くなります。
人生の「下りエスカレーター」に乗っている状態なのです。
![人生の下りエスカレーター](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/10/20171013escalator.png)
では…
人生の「上りエスカレーター」に乗り換えるには、どうしたらいいのでしょうか?
![人生の上りエスカレーター](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/10/20171013escalator2.png)
努力と根性で、歯を食いしばってがんばる必要はありません。
脳のカラクリを知り、「脳をうまくダマす」のが一番の近道です。
「行動=面倒くさい」と思わせる、脳の手口
脳の「記憶」には、おもしろい特徴があります。
それは…
「物事」と「イメージ」を、セットで記憶すること。
・「レモン=すっぱい・黄色」というセット
・「信長=強い・乱暴」というセット
それと同様に…
「行動」と「イメージ」も、セットで記憶します。
・「掃除=疲れる」というセット
・「勉強=つまらない」というセット
これが、「めんどくささ」の原因。
脳は、人間の行動を抑制するために…
「行動」と「不快」をセットで記憶しようとします。
「仕事=たいへん」というセット
「ダイエット=つらい」というセット
「運動=キツい」というセット
「行動」と「不快」を結びつけて…
人間に「行動=めんどくさい」と思わせるのが、脳の手口なのです。
ということは、
その逆に、「行動」と「快感」を結びつけることができれば、「めんどくささは なくなる」ということ。
ここで突然ですが…
「ラーメンのテレビ番組」を観ていて、こんな経験をしたことはありませんか↓
![ラーメンのテレビ番組](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/10/20171013ramen.jpg)
最初 ⇒「美味しそう」
5分後 ⇒「腹が減ってきた!」
10分後 ⇒「今から食べに行こう!」
![ラーメンを想像している人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/10/20171013hunger.png)
番組をみる前は、「外出=めんどう」だったのが…
番組をみているうちに、「外出=美味しい!」に変化したのです。
「行動」と「快感」がセットになると、「めんどくさい」という感情は消えてなくなります。
むしろ、ウズウズしてきて、動かずにはいられなくなります。
これが、「めんどくささ」を減らす原理。
「努力と根性」がいらない、本物の行動力です。
想像力で、「行動」と「快感」を結びつける
ところで、
ラーメンの番組をみながら、脳内で何がおこわれたと思いますか?
そうです!
「想像」です。
![ワクワクする想像している人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/10/20171013imagine.png)
「ラーメンの味」を想像することで、「行動」と「快感」が結びつき、やる気に火がついたわけです。
![ラーメン屋に駆け込む男](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/10/20171013action.png)
ここで結論ですが…
「ワクワクする未来を想像する」
これが、面倒くささを減らし、行動力を生みだす、一番の方法。
この方法を利用して、人生の成功を手に入れた人は、山ほどいます↓
成功者は皆、「ワクワクする未来」を想像している
子供のころのイチローを見て…
「よくもまあ、毎日飽きずに素振りができるよなぁ」と思った仲間もいたはずです。
![野球の素振りを人一倍努力できる子供](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/10/20171013baseball.png)
なぜ、そんなに努力ができるのか?というと…
頭の中で「プロ野球で活躍する自分」「ヒットを量産する自分」「ヒーローになった自分」などを想像して、ワクワクしているからです。
![野球で活躍している自分](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/10/20171013success.png)
「ワクワクする想像」を繰り返していると…
「やらなくちゃ」
↓↓
「やろう!」
↓↓
「やらなきゃ損!」
と、徐々に気持ちが変化していきます。
成功者のほとんどは、この原理を利用して「行動力」を生みだしているのです。
![楽しく努力できる人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/10/20171013happily.png)
ソフトバンクの孫正義さんは…
若いころ、この原理に気づき、学生の身でありながら、本気で「学校を建てよう」としました。
「子供たちに夢を語らせることが、最高の教育になる!」と気づいたからです。
残念ながら、学校建設は実現しませんでしたが…
孫さん自身が「ワクワクする想像」を活用し、世界有数の大実業家になっていきました。
実際に、雑居ビルの一室をかりてソフトバンクを始めたころ…
「豆腐を一丁、二丁と数えるように、ソフトバンクは1兆、2兆と数えてビジネスをやる会社になる」
と熱く語っていたそうです。
それを聞かされていた社員たちは、呆れて辞めていったそうですが…。
HONDAの創設者本田宗一郎さんも…
静岡県の町工場で、ミカン箱の上に立ち、「おれは世界のホンダになる」と熱く語っていたそうです。
他にも、
「ぼくは大人になったら、世界一のサッカー選手になりたいというよりなる」(本田圭佑)
「甲子園に出て、プロに入って100億円選手になるぞ!」(松坂大輔)
「おれは天才だ、おれは最高だ、おれはスーパースターだ」(矢沢永吉)
このような人のことを…
「大ぼら吹き」と呼ぶ人もいます。
「おめでたい人」と呼ぶ人もいます。
「妄想族」と呼ぶ人もいます。
しかし、「ワクワクする想像」を活用して、「とてつもない行動力」を生みだしたのは、まぎれもない事実です。
成功者とは、行動力のある人。
そして、行動力のある人とは、「努力家」ではなく、「想像力で、自分をワクワクさせるのがうまい人」なのです。
グラフにするとこんな感じになります↓
![人生の成功とワクワクする想像の相関グラフ](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/10/20171013graph.png)
日本やアメリカには、たくさんの成功法則の本やセミナーがあります。
その表現方法はさまざまですが…
メインで伝えていることは、どれも同じ。
ワクワクする想像で、
「行動」と「快感」を結びつけ、
行動力を生みだし、
最高の人生を手に入れる
という法則なのです。
身近な具体例
話を戻して、もう少し「身近な例」をご紹介させていただきます。
たとえば、掃除。
風水が好きな人なら、「掃除=運気が上がる」というイメージかもしれません。
神社の神主さんなら、「掃除=神様が喜ぶ」というイメージかもしれません。
そういったプラスイメージがあれば、掃除するのも苦ではないはずです。
ところが、一般的には…
「掃除=めんどくさい」「掃除=疲れる」と、マイナスイメージになっていると思います。
![掃除をめんどくさがる人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/10/20171013clean.png)
これをプラスに書き換えるのに、「ワクワクする想像」を活用します。
たとえば、一人暮らしの女性なら…
掃除をすると
↓
ピカピカの部屋で快適に過ごせる
↓
運気が上昇する
↓
臨時収入がある
↓
友人を呼んで鍋パーティー
↓
友人がカッコイイ男友達を連れてくる
↓
彼氏ができる
↓
彼氏とクリスマスを過ごす
↓
やがて同棲する
↓
ハワイで結婚式を挙げる
↓
赤ちゃんができる
↓
白いワンちゃんを飼う
想像は、筋が通ってなくても大丈夫。
「想像」の域を超えて、「妄想」になっても構いません。
脳に「掃除=やらなきゃ損」と思わせるのが目的ですからね。
「できるか できないか」の問いは封印して、「楽しくて、楽しくて、しょうがない」というストーリーを考えるのが、想像のコツ。
「ワクワクする想像」を繰り返していると、ある地点を超えたところで、「掃除したい!」という気持ちになってくるから不思議です。
![喜んで掃除する女性](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/10/20171013clean2.png)
ダイエットの場合なら…
スリムになった自分を鏡で見てウットリする
↓
あんな洋服も着れる、こんなオシャレもできる
↓
久しぶりに会った友達に「ちょっと!めっちゃ可愛くなったじゃん!」と褒められる
と、自分がワクワクできるストーリーを想像する。
![想像力している人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/10/20171013imagination.png)
学校や会社のイメージを変えるのも、同じ要領です。
「明日も学校かぁ。しかも数学があるじゃん。最悪」
と言いたい気持ちを、グッとこらえて…
「明日は学校でどんな良いことがあるだろう?憧れの福井君とお話しできちゃったりして!でもその前に、福山君に告白されたらどうしようかな?」
と、自分がワクワクできる明日を想像する。
![ワクワクする想像をしている人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/10/20171013imagination2.png)
そうやって「学校=楽しいところ」と、脳に教え込んでいくのです。
英語の勉強でも…
単に「英語はできた方がいい」と思っている人と、
「オレはいつかニューヨークで仕事をする。こんな家に暮らして、こんな女性と結婚して、あんなこともして…」と想像している人とでは、吸収力が全然違います。
![ニューヨーク](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/10/20171013newyork.png)
ラーメン屋でも…
「黙々とラーメンを作っている人」と、
「店を繁盛させて、憧れのフェラーリを買うんだ!」と思っている人とでは、ぜんぜん結果が違います。
勉強、仕事、習い事、運動、作業…
その先に、どんなワクワクストーリーが待っているのか。
脚本は自分。
どんなストーリーを描こうが、それは自由です。
「努力と根性」の落とし穴
行動力を上げる方法は、主に2つあります。
一つ目は…
今回ご紹介しました「ワクワクする想像を繰り返す」
二つ目は…
「努力と根性でがんばる」
おそらく、世の中の8割ぐらいの人が、「努力と根性でがんばる」の方を使っていると思います。
実は、「努力と根性でがんばる」には、大きな落とし穴があります。
努力と根性、つまり「我慢してがんばる」と、心のスタミナを消耗します。
心も、身体と同じで…
スタミナ切れになると、壊れてしまうのです。
・努力と根性でがんばっているビジネスマンは、心を病む人がとても多い
・努力と根性でがんばっているアスリートは、燃えつき症候群になる人がとても多い
実際にぼくも、燃えつき症候群になった経験があります。
高校受験前の1年間、猛烈に勉強しました。
努力と根性だけで、死ぬほどがんばりました。
![猛勉強した中学時代の僕](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/10/20171013study.png)
その結果、どうなったか?
「活字が読めない」という変な症状が出てきたのです。
教科書はおろか、雑誌すら読めない。
![燃え尽き症候群になった僕](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/10/20171013burnout.png)
それは10年ぐらい続きました。
とてもツラかったのを、今でも覚えています。
今回ご紹介しました、「ワクワクする想像を繰り返す」を使えば、その心配は まずありません。
心のエネルギーを消耗しませんからね。
想像するための時間をわざわざつくることは、一見 遠回りに感じますが、最終的には近道になるのです。
まとめ
脳は、「行動」と「不快」を結びつけようとします。
それに対抗して、こちらは…
「ワクワクする想像」を使って、「行動」と「快感」を結びつける。
この綱引きに勝つことが、「めんどくさがり屋」を脱出する唯一の条件です。
![不快と快感の綱引き](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/10/20171013tug2.png)
最初に取り組むべきことは、「行動」ではなく、「感情を変える」こと。
先にワクワクする感情をつくれば、驚くほど簡単に行動できるものです。
最後に一つだけ…
「想像のコツ」をお伝えして、終わりにします。
・モテる
・儲かる
・運気が上がる
この3つは、ワクワクするのに効果的なビッグキーワードです。
これらを使って、自分だけのワクワクストーリーを作ってみてくださいね。
ワクワクする未来を想像することは、きっと楽しい努力になると思いますよ。
以上、【行動力の取扱説明書】「めんどくさがり屋」を克復できる意外な方法、でした。