「やりたい仕事=天職」ではありません。
天職を「自分が好きなこと」「いくらやっても飽きない仕事」と定義しているかぎり、自分の天職を見つけることは難しいでしょう。
もしも、”やりたい仕事”や”自分の適職”をお探しなら、以下の記事が参考になると思います。
【やりたい仕事がわからない…】将来やりたいことを見つける方法
今回の記事では、適職ではなく、天職を見つける方法をご紹介していきます。
天職とは、天から与えられた使命。熱い情熱で取りかかれる仕事です。
天職の見つけ方は、この方法以外にないと思います。
すでに就職している方にも、きっと役立つ内容です。
ぜひ、最後までお読みください。
天職を見つける方法
この記事では、次の3ステップで天職の見つけ方をご紹介していきます。
①天職とは
②天職探しによくある2つの大きな間違い
③天職にたどり着く方法
天職とは
天職とは…
「私はこの仕事をするために生まれてきたのかもしれない」
「天の神様がこの仕事を任せるために、私をこの世に送り込んだのかもしれない」
そう、しみじみ思える仕事のことです。
そう思えるようになるために必要なことは、たった一つ。
「たくさんの人から喜ばれる」こと。
「おかげで助かります」「さすがですね!」と喜ばれているうちに、これが天職だと思えるようになってくる。
「これが天職だ」と思えたら、面倒臭いことも面倒でなくなり、仕事のすべてが楽しくなります。
つまり天職とは、探したら見つかるものではなく…
人に喜ばれることを増やして、自分で作っていくものなのです。
天職に就けた人は、幸福感に満たされた日々と、満足できる一生を送ることができます。
なぜなら、人生の時間のほとんどを占める”仕事”に、大きな喜びを感じることができるからです。
では、どうすれば自分の天職にたどり着けるのでしょうか?
天職探しでよくある2つの大きな間違い
まずはじめに、天職を探している人が犯しがちな”2つの大きな間違い”をお伝えします。
これらの間違いを犯しているかぎり、自分の天職にたどり着くことは難しいでしょう。
その次に、天職にたどり着く方法をお伝えいたします。
間違い①自分の気持ちに嘘をついている
「将来は福祉の仕事をやりたいです」
「公務員を目指しています」
福祉や公務員の仕事を、本当にやりたいと思っているのなら、その選択は素晴らしいものです。
そこでイキイキと努力すれば、”自分の天職”と思えるポジションに就くこともできるでしょう。
しかし、「親の期待を裏切りたくない」「周りから立派に思われたい」という気持ちからその職業を選んだのなら、天職にたどり着くことはかなり難しい。
なぜなら、イキイキと努力できないからです。
仕事とは、厳密にいうと”作業の連続”。
面倒臭いことが次々とやってきます。
それは、かなりの負担です。
その負担を乗り越えていくために必要なのは「人のお役に立ちたい」という気持ち。
「親の期待を裏切りたくない」「周りから立派に思われたい」と、自分に意識が向いているようでは乗り越えられないのです。
自分に意識が向いている人は、仕事がだんだん面倒になります。
「こんな仕事がしたかったんじゃない」と。
さらに「親をガッカリさせたくない」という気持ちが強い人は、転職することもできず、自分が追い込まれてしまうこともあるでしょう。
レストランで、面倒臭さを必死に押し殺して接客している店員さんをときどき見かけますが、そのような状態に陥ったら、絶対に天職は見つけられないのです。
間違い②ラクな仕事が天職ではない
この記事の冒頭で、「やりたい仕事=天職、ではありません」と書きました。
実はこれ、半分正解で半分不正解です。
なぜなら、やりたい仕事には2種類あるからです。
①この仕事で人のお役に立ちたい
②自分が好きなことなら、ラクできそう
①の気持ちであれば、天職への道を一直線。
きっと、自分の天職を見つけられるでしょう。
しかし、②の気持ちであれば、天職にたどり着くことは難しい。
その理由は、先ほどと同じで「だんだん仕事が面倒になる」からです。
ここまでをまとめると…
天職を見つけるのに必要なものは、ただ一つ。
「人のお役に立ちたい」という気持ち。
しかし、ぼく自身もそうでしたが、若い頃に「人のお役に立ちたい」という気持ちは、なかなか出てこないものです。
「子どものころに母親を病気で亡くしたから、医者になって多くの人を救いたい」という人もいるとは思います。
しかし、ほとんどの人はそういう気持ちになれないものです。
では、どうしたら良いのでしょうか?
どうしたら、天職にたどり着くことができるのでしょうか?
天職にたどり着く方法
最初に結論から入りますが…
天職を見つけるまでの基本的な道のりは、以下の通り。
①今の仕事を一生懸命やる
②褒められた部分が才能
③才能を伸ばしていく
④意外と簡単にみんなから喜ばれる
⑤「これぞ天職だ!」と思える
たとえば、あなたが”市役所の地域振興課”に勤めたとします。
そこの課長が、部下たちにアイディアを求めます。
「みんな、月曜日までに”海通り商店街”を活性化するのためのアイディアを3つずつ考えてきてくれ」。
あなたは休日を利用して、海通り商店街を見て回ります。
「ここの短所と長所はなんだろう?」と。
さらに、繁盛している”山通り商店街”も見て回ります。
「いったい何が違うのだろう?」と。
これが、①今の仕事を一生懸命やるということ。
その結果、あなたのアイディアは課長に褒められることになります。
「なかなか良い案じゃないか!きみは商店街のことをよく知ってるね」と。
これが、②褒められた部分が才能です。
次に、その才能を伸ばしていきます。
・身内に意見をきく
・本を調べて、全国の商店街の工夫を知る
・観光ついでに、大阪の天神橋筋商店街や名古屋の大須商店街を観てまわる
すると、繁盛している商店街の共通点が見えてくるはず。
・年に一度はお祭りをする
・若い経営者に安価で店を貸している
・ご当地名物の美味しいものがある
などなど。
それらをノートにまとめれば、地域振興課で1番のアイディアマンです。
その才能を認められ、あなたは”海通り商店街”活性化のリーダーとなり、実際にアイディアを実践します。
すると徐々に客足が戻り、商店街の人たちからは「あなたのおかげよ」と感謝されます。
次は、”石通り商店街”の活性化を任されますが、今までの経験を生かして、あっという間に活性化は成功!
商店街のご老人たちは、「あなたは神様だ」とあなたに向かって手を合わせます。
きっとその頃には「地域の活性化が自分の天職だ!」と情熱が湧いてくるでしょう。
そうなれば、どんなに面倒臭い作業も楽しくなってくるはずです。
この記事のはじめに、天職を見つけるには「たくさんの人から喜ばれる」こととお伝えしましたが、その理由もわかっていただけたと思います。
最後にもう一度、天職を見つけるまでの道のりを記しておきます。
①今の仕事を一生懸命やる
②褒められた部分が才能
③才能を伸ばしていく
④意外と簡単にみんなから喜ばれる
⑤「これぞ天職だ!」と思える
仕事をしている人であれば、すでに②や③の人もいることでしょう。
そうであれば、もうひと踏ん張りで天職を見つけられるはずです。
就職前の人であれば、自分がイキイキできそうな職場を選ぶことが、天職への一番の近道になると思いますよ。
☆☆☆
以上、天職を見つける方法でした。
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