私たちが住むこの世界には、普遍の法則がたくさんあります。
・水は100℃で沸騰する
・リンゴは必ず下に落ちる
いやいや「横浜では横に落ちます」とか「向上心があれば上に落ちる」ということは、絶対にない。
船だって、法則通りに作ってあるから、安全に世界中を航海できる。
1つでも法則から外れたことをすれば、沈んでしまいます。
私たち人間も、この船と同じ。
「苦労が多い」「人生思い通りにいかない」というのは、法則から外れている証拠。
反対に、法則通りに生きている人は、人生が順調そのもの、幸せいっぱいの毎日を歩んでいけます。
では、法則通りに生きるには、どうしたらいいのか?
これは当たり前ですが、まずは法則を知ることが大事。
というわけで今回は、絶対に知っておいたほうがいい「この世の法則」の中でも、最も重要な法則を1つご紹介させていただきます。
法則通りに生きれば、幸福や幸運が引き寄せられてきて、人生がイージーモードになります。
法則から外れると、不幸や不運が引き寄せられてきて、人生がハードモードになります。
この法則を知っているか、知らないかで、人生は大違いですからね。
ぜひ活用して、最高の人生をゲットしてくださいね。
絶対に知っておいたほうがいい「この世の法則」
絶対に知っておいたほうがいい「この世の法則」、それはこちら↓
原因と結果は同類になる法則
ひまわりのタネを植えれば、やがてひまわりの花が咲きます。
松茸が生えてくるとか、髪の毛が生えてくるということは絶対にない。
原因と結果は、かならず同類になる。
これは自然の法則ですが、人間にも同じ法則が働きます。
自分が「ネガティブ」を出すと、やがて「ネガティブな出来事」が返ってくる。
逆に、「ポジディブ」を出すと、やがて「ポジディブな出来事」が返ってくる。
これが、原因と結果は同類になる法則。
とってもシンプルな法則ですが、とっても深~い話です。
たとえば、子どもに対して、「いい加減にしなさい!(怒り)」「ダメな子ね(非難)」とネガティブなことばかり言っていたら…
やがてその子は、いい加減でダメな子に育ってしまいます。
で、結局自分が苦労する。
反対に、「よくがんばったわね(賞賛)」「お母さん、助かるわ(感謝)」とポジディブなことを言っていたら…
やがてその子は、がんばり屋さんで親切な人に育ちます。
で、結局自分が楽できる。
自分がポジティブを出すか、ネガティブを出すかで、起こる現象が変わってくるんですね。
これは、子どもだけでなく、相手が旦那さんでも、自分の親でも、職場の人でも、友達でもすべて同じ。
感謝・賞賛・優しさ・共感・祝福などポジティブをたくさん出せば、やがて必ず「ポジティブな出来事」となって返ってくる。
反対に、不満・怒り・悪口・否定・文句などネガティブをたくさん出せば、やがて必ず「ネガティブな出来事」となって返ってくる。
たとえば、職場の部下に小言・文句・否定を言いながら、やる気・協力・成果などを求めるというのは、法則から言って無理なんです。
ポジティブな結果が欲しければ、まずは自分が先にポジティブを出すのが鉄則。
そうすれば必ず、ポジティブな結果が付いてくる。
松下幸之助さんは、小学校中退で、火鉢屋さんの丁稚奉公から、世界のパナソニックをつくったという、とんでもない方ですが…
松下さんは、相手が高校生だろうが、小さな工場のおじさんだろうが、新入社員だろうが、誰にでも意見を求めたそうです。
「君はどう思う?」「いい方法はないかな?」と。
で、相手の意見がどんなものであろうとも、絶対に否定はしない。
「いい話やなぁ(喜び)」「君のアイディアはなかなか面白いな(賞賛)」「大いに参考になったよ(感謝)」と褒めて、感謝した。
すると、松下さんのもとに、みんながアイディアやいい話を持ってきてくれるようになった。
そして、それらがパナソニックを急成長させる大きな原動力になったんです。
アイディアや協力者も、ボジティブを出す人のところに集まってくるものなんですね。
もしも松下さんが、「それは違うと思うよ」とか「くだらん意見やな」というように、ネガティブを出すような人だったら、今のパナソニックはなかったかもしれない。
この他にも、普段から笑顔で明るく元気な人は…
仕事でミスをしても、すぐに許してもらえたりします。
ところが、無表情で暗い感じの人が仕事でミスをすると、なぜかこっぴどぐ怒られる。
「こんなの不公平だ!」と言いますが、不公平ではなく法則通り。
ネガティブを出していたら、ポジティブなことはやって来ない。
「リフォームしたいけど…。そういえばあの人、リフォーム会社に勤めてたわね」というときでも…
その人が、暗くて愚痴や文句の多い人だったら、「あの人に頼むのは、やめよう」となりますよね。
逆に、普段から笑顔で明るく優しい人なら、「ぜひ、あの人に頼みたい!」となるはずです。
「彼女を紹介したいけど…」というときでも…
やっぱり笑顔で明るく優しい人に紹介したいですよね。
幸運やチャンスも、普段からポジティブを出している人のもとへ集まってくるもの、なんですね。
お店のお手洗いに、「いつもキレイにお使いいただき、ありがとうございます」という貼り紙をときどき見かけますが、かなりの効果があるそうです。
先に感謝するから、感謝したくなるようなことが起きてくる。
学校のクラスに、「みんなきれい好きな生徒ばかりだね」という貼り紙をしたら…
82%の生徒が積極的にゴミを拾うようになりました。
一方、貼り紙のないクラスでは、27%の子どもしかゴミを拾いませんでした。
ジャンケンは後出しした人が勝ちますが、ポジティブは先出しした人が勝つんですね。
同じコンビニでも、同じ牛丼屋でも、繁盛している店もあれば、閑散としている店もあります。
繁盛している店と、閑散としている店、「いったい何が違うのか?」と観察してみると、やっぱり法則通り。
・繫盛している店の店員さんは、笑顔で元気で明るい
・閑散としている店の店員さんは、声が小さく笑顔がない
同じものを売っていても、人間がポジティブを出すか、ネガティブを出すかで、結果がぜんぜん違ってくるんですね。
たくさんの具体例をみてきましたが、「原因と結果は同類になる法則」をお分かり頂けたのではないでしょうか。
喜び・感謝・賞賛・笑顔・明るさ・親切・共感・優しさ・祝福などポジティブを出している人のところには、チャンス・幸運・アイディア・協力・成果・繁栄などポジティブな出来事がやって来る。
人生がイージーモードになる。
逆に、愚痴・不満・怒り・文句・否定・暗さ・無表情などネガティブを出している人のところには、不運・不幸・衰退・非難などネガティブな出来事がやって来る。
人生がハードモードになる。
しかも、これだけではないんです。
ポジティブをたくさん出している人ほど…
・ストレスに強い
・よく眠れる
・病気になりにくい
・寿命が長い
・いい人間関係が広がる
・恋愛も結婚もうまくいく
・活力が高まる
・脳機能が高まる
・事故が少ない
など、良いことづくめ。
逆に、ネガティブをたくさん出している人は…
・ストレスに弱い
・痛みに弱い
・病気になりやすい
・肌が老化しやすい
・食べ過ぎる
・認知症になりやすい
など、悪いことづくめ。
「どちらの人生がいいか?」と問われたら、もう迷うこともないですよね。
最後に重要なポイント
最後に重要なポイントですが…
ポジティブとネガティブの比率が「3:1」。
これが、幸と不幸の分かれ道ということが、科学的に証明されています。
ポジティブとネガティブの比率を「ポジティビティ比」というのですが…
ポジティビティ比が「4:1」「5:1」と高い人は、幸運な出来事が引き寄せられるので、ますますポジティブな言動が増えていく。
ポジティブの好循環が起きて、雪だるま式に幸せになっていく。
反対に、ポジティビティ比が「2:1」「1:1」と低い人は、不運な出来事が引き寄せられるので、ますますネガティブな言動が増えていく。
下り坂の人生になってしまう。
これは個人だけでなく、職場でも同じ。
極めて業績のいい職場は、ポジティビティ比が「6:1」程度。
逆に、ポジティビティ比が「1:1」程度の職場は、業績が上がらず離職率は高いので、衰退の一途をたどるそうです。
仕事でもプライベートでも、「原因と結果は同類になる法則」は働きますからね。
まずは自分から、ポジティブをたくさん出していくことが大事ですよ、ということですね。
まとめ
良いことがあったら、笑顔になる
良いことがあったら、明るくなる
良いことがあったら、優しくなる
良いことがあったら、感謝する
良いことがあったら、褒める
これでは、普通です。
普通だから、普通の人生になります。
幸運を手にしたいのであれば、この順番を逆にする必要があります。
まずは自分から積極的に、笑顔で、明るく、優しく、感謝し、人を褒めながら生きる。
すると磁石のように、良いことが勝手に引き寄せられてくる。
良いことがあれば、ますますポジティブになれます。
これこそが、「この世の法則」に合わせた正しい生き方。
ツイてる人生になります。
笑福亭鶴瓶さんは、「自分が変わっていったら、結果として周囲が変わっていくんや」と言っていますが…
これも恐らく、「ポジティビティ比を上げていけば、起きる現象が変わってくるんだよ」ということでしょうね。
以上、楽に生きるために、絶対知っておくべき「この世の法則」でした。
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