- ズバ抜ける人の考え方・3つ
- 万能の「成功方程式」
未来を明るくする方法は、実は簡単で、やることはたった1つ。
考え方を変えること
今までに1万冊以上の本を読んできて、分かったことは…
・人生うまくいく人は、「うまくいく考え方」をしている
・普通の人は、「普通の考え方」をしている
・人生うまくいかない人は、「うまくいかない考え方」をしている
考え方1つで、人生は変えられるものなんですね。
では、人生うまくいく人は、どんな考え方をしているのか?
それが、今回ご紹介します「ズバ抜ける人の考え方・3つ」。
そして、この3つをミックスして数式で表すと…
「y=ax2」いう綺麗な公式になるんです。
つまり、「y=ax2な生き方」を実践すれば、仕事で成功できるし、人生も豊かになる。
人間関係もうまくいくし、幸せにもなれる、というわけです。
ということで今回は、ズバ抜ける人の考え方を3つご紹介させていただきます。
この3つを実践することで、自動的に「y=ax2」な生き方になります。
「y=ax2」は、望みの未来をつくりだす公式。
これさえ分かれば、仕事も人生も人間関係も、趣味もスポーツも勉強も、どんな分野でもズバ抜ける人になれると思いますよ。
ズバ抜ける人の考え方①
ズバ抜ける人の考え方、まず1つ目は、こちら↓
常に「どうしたらいい?」と考えている
ちょっと想像してみてください。
「ランニングが大好きで、3年間毎日走っています」という、花子さん。
一方、みゆきさんは…
「どうしたら、もっと速く走れるだろう?フォームは?呼吸は?歩幅は?シューズは?」と、いろいろ研究しながら毎日3年間走っています。
この二人がマラソン大会に出たら、どちらの方が早くゴールするでしょうか?
これは、考えるまでもないですよね。
みゆきさんの方が、ズバ抜けて速いはずです。
毎日仕事でパワーポイントを使っている、山田課長。
一方、新入社員のひろし君は…
「どうしたら、もっと早くできるだろう?」「どうしたら、もっと綺麗にできるだろう?」と、いろいろ研究しながらパワーポイントを使っています。
3年後、パワポの達人になっているのは、どちらでしょうか?
これも、考えるまでもないですよね。
ひろし君のほうが、ズバ抜けて速く、ズバ抜けて綺麗に書類を作れるはずです。
お分かりいただけたと思いますが、がんばっていれば、いつか達人になれるわけではないのですね。
常に「どうしたらいい?」と考えている人だけが、達人になれるのです。
これは、仕事でも、スポーツでも、趣味でも、商売でも、みんな同じ。
「どうしたら?」で、ここまで成長する
わかりやすいのがジャパネットたかたの元社長・高田明さん。
高田さんは、お父さんが経営する写真館のお手伝いをしていましたが、37歳で独立。
修学旅行の写真をとったり、旅館の宴会で写真をとったり、いわゆる普通の写真屋さんですが、そのころから「どうしたらもっと売れるか?」を常に考えていたそうです。
「そっぽを向いている写真より、カメラ目線のほうがよく売れるな。じゃあ、シャッター切るまえに大きな声を出そう」
「一人の写真より、大勢写ったの写真のほうがよく売れるな。じゃあ、グループ写真をたくさん撮ろう」
たったこれだけのことで、売上げが2倍3倍と上がっていったそうです。
そのあとも…
「カメラが売れるなら、ビデオカメラも売れるんじゃない?カラオケセットも売れるんじゃない?」
「ラジオCMを始めたら、もっと売れるんじゃない?」
テレビショッピングを始めてからも…
「どう説明したら、もっと売れるだろう?」
「どんなカメラアングルだと、もっと売れるだろう?」
このように、「どうしたら?」を常に考え、少しずつ少しずつ成長するうちに、「販売の達人」になった。
企業が抱える大量の在庫商品も、あっという間に売りさばく技術とノウハウが身についた。
で、気がついたら、今のジャパネットたかたにまで成長していた、というわけです。
最近は、街の写真館がどんどん少なくなっていますが…
「どうしたら?」と常に考えている人と、「どうしたら?」とときどき考える人とでは、未来がぜんぜん違ってきちゃうのですね。
スケートの羽生結弦さんは、「どうしたら、もっとしなやかに動けるだろう?」「どうしたら、心を整えられるだろう?」と、あれこれ考えているうちに、最終的には解剖学や心理学まで勉強したそうです。
イチローは現役時代に、こんなことを言っています。
「どうしたらいい?が活力です」
「もっと速く走るには、どうしたらいい?」
「もっと遠くへ飛ばすには、どうしたらいい?」
「ケガをしないためには、どうしたらいい?」
「楽しく練習するには、どうしたらいい?」
「どうしたら、チームメイトとうまくやれる?」
「どうしたら、もっとリフレッシュできる?」
このように、誰よりもたくさん「どうしたら?」を考えてきた。
だからこそ、超一流になれたのでしょうね。
ちなみにイチローは、「どうしたら、焼肉を美味しく焼けるだろう?」「どうしたら、インスタントラーメンを美味しくつくれるだろう?」などと、プライベートでも常に「どうしたら?」を考えているそうです。
きっと、焼き肉屋をはじめても、ラーメン屋をはじめても、成功するのでしょうね。
NHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見ていると、さまざまな仕事の達人やアスリートが出てきますが、すべてのプロフェッショナルに共通して言えることは、たった1つ。
「どうしたら、もっと良くなるか?」を常に考えている
つまり、プロフェッショナルとは、「どうしたら?をたくさん考えた人」のことなんですね。
「成功者のほとんどは、読書家である」
そんな言葉を、どこかで耳にしたことがあると思いますが、これは「読書家だから、成功できた」という話ではありません。
成功者は「どうしたら?」と常に考えているから、本を読みたくなるというのが正解。
ズバ抜けるためには、読書よりまず先に「どうしたら?」なんですね。
もちろん、「どうしたら?」と1回考えるだけで、人生が激変するわけではありません。
それでも、1回ごとに成長し、少しだけ理想に近づく。
それを繰りかえした人だけが、誰よりもズバ抜けるということですね。
ズバ抜ける人の考え方②
ズバ抜ける人の考え方の2つ目は、こちら↓
良いところを真似る
他人の良いところを真似ることを「モデリング」といいますが、ズバ抜ける人はみんなモデリングをしています。
伝説の投資家ウォーレン・バフェットさんは、お金持ちになるコツをこう語っています。
他人の良い行動をマネることだ
ビル・ゲイツは、人生で成功するコツをこう語っています。
他人の良い行動をマネることだ
二人とも、まったく同じ。
実際ビル・ゲイツは、「ヨーロッパを征服したナポレオン」を徹底的に研究して、自分自身もコンピューターで世界を征服しました。
松下幸之助さんは、「大出世を果たした豊臣秀吉」の考え方をモデリングして、火鉢屋のでっち奉公から世界のパナソニックをつくりました。
また、パナソニックの前身である松下電器は、「マネシタ電器」と言われるほど、他社の製品を真似ていました。
売上高世界一の企業は、AppleでもAmazonでもなく、スーパーマーケットチェーンのウォルマートですが…
小さな雑貨店からウォルマートをつくったサム・ウォルトンさんは、こう言います。
わたしのしてきたことは、ほとんどが誰かのマネだ
実際に、ウォルトンさんは自分の店にいる時間よりも、よその店にいる時間のほうが長かったそうです。
つまり、「よそのお店の良いとこ取り」をした店が、世界で一番ズバ抜けた企業になったわけです。
イチローは、少年野球時代をふり返って、こう言います。
いつも誰かになりきっていました
イチローのバッティングフォームは独特ですが、あれはプロゴルファーの岡本綾子のスイングを真似たものです。
柔道の金メダリスト・吉田秀彦さんは、こう言います。
最初はただの物真似でも、何度も繰り返すうちに自分の形になっていくものです
ズバ抜ける人は、みんなモデリングしているのですね。
モデリングは、自分を高める一番の近道です。
「すでに結果を出している人」を真似るだけですからね。
たとえば職場でも…
会社の同僚が、TOEICで800点をとったなら、「どんな参考書をつかっているのか?」「どうやって勉強してるのか?」を聞いて、自分も同じやり方で挑戦してみる。
「鈴木さん。この前はホントありがとう!助かったわ♪」
「今の言葉、うれしかったなぁ」と思ったら、すぐにメモして、次は自分も使ってみる。
人間どんな人でも、何かしらの点で、自分より優れたものをもっていますからね。
それを見つけたら、すぐにコピーして、自分のものにする。
これを繰りかえせば、やがてはズバ抜けた人になれるはずです。
モデリングは、商売や仕事だけでなく、美容・勉強・スポーツ・趣味・副業・人間関係など、どんな事でも活用できます。
マネてマネてマネしまくれば、ものすごい勢いでズバ抜けることができると思いますよ。
ズバ抜ける人の考え方③
ズバ抜ける人の考え方の3つ目は、こちら↓
成長曲線を意識している
成長曲線というのは、心理学や経済学で使われる言葉ですが、わかりやすいのが勉強。
「勉強すれば、その分に比例して成績も伸びる」というのは大間違いで、実際には、このグラフのように成長します。
ちょうど、中学校で習った二次関数「y=ax2」のような形で、人は成長するんです。
これが成長曲線。
たとえば、英語でも…
最初は単語や文法を一生懸命覚えても、なかなか成績は上がりません。
リスニングも、何を言っているのか、さっぱり分かりません。
ところが、ある一定期間を過ぎると、急激に英語の成績が上がるときが来ます。
リスニングも、はっきり聞き取れるようになるんです。
この成長曲線を意識している人は…
「いつか必ず、グイっとズバ抜けるときが来る」と思っているので、それを楽しみにしながらコツコツと努力できます。
成長曲線を意識していない人は…
「こんなに努力しているのに、ぜんぜん成績が伸びない。私には英語の才能がない」とやる気を失ってしまうんです。
これは、仕事でも同じ。
「ビジネス書をよみ、会社のために一生懸命がんばっている新入社員」と「サボることばかり考えている新入社員」。
5年後の給料は、どれくらい違うのか?
残念なことに、ほぼ同じです。
ところが、その先が違ってくる。
「チームリーダーは誰にする?」「次の課長は誰にする?」というときに、抜擢されるのは、当然ですが頑張ってきた社員。
ここから大きな差がついていくのです。
その事をわかっている人は…
5年後の給料が同じでも、めげることなく頑張れます。
これを分かっていない人は…
「頑張っても、頑張らなくても同じなら、サボった方がマシじゃん!」と考え、頑張ることをやめてしまうんですね。
だから、ズバ抜けることができない。
ぼく自身の話で、大変恐縮ですが…
ぼくは、約10年前からインターネットで情報発信をしていますが、今も昔もやっていることは同じ。
「知っていることを分かりやすく話す」という同じ努力なんです。
だけど、昔と今とでは、話を聞いてくださる人の数がぜんぜん違います。
2019年ごろから、劇的に増加しました。
この成長曲線を意識していたから、最初の6年間も、楽しくがんばることができたんです。
もしも、成長曲線のことを知らなかったら、2・3年で辞めていたと思います。
いろいろお伝えしましたが、「ズバ抜けるためには、成長曲線を意識していることが必須」ということをお分かりいただけたのではないでしょうか。
今回の本題
実は、ここからが今回の本題。
大切なポイントです。
成長曲線y=ax2は、「aの値」が小さいほど、開いた形になります。
逆に、「aの値」が大きいほど、閉じた形になります。
つまり、劇的なスピードでズバ抜けるのは、「aの値」が大きい人。
「aの値」が小さい人は、いつまでたっても成功しない。
では、人生において「a」とは何か?
それが今回ご紹介しました、「どうしたら?」と考えた回数、プラス、モデリングした回数。
数式にすると、こうなります。
成果=(どうしたら?の回数+モデリングの回数)×(時間)2
これが、あらやるものに応用できる「成功の方程式」。
この数式を日本語に直すと、こうなります。
「どうしたら?」と「モデリング」をひたすら続けていくことが、とんでもないところへ行くただ一つの道。
志村けんさんは、こう言います。
自分が「これだ」と思ったことを猿まねでもいいから始めたらいい。
猿まねが完成したら、自分の考えを肉付けしてオリジナルを完成させていく。
これこそが、まさに「モデリング」プラス「どうしたら?」。
今回、イチロー・高田明さん・ビル ゲイツ・サム ウォルトン・松下幸之助さんなど、たくさんの成功者をご紹介してきましたが、すべての人がこの道を通って、輝かしい人生を開花させてきたのですね。
まとめ
望みの未来をつくりだす公式は、「y=ax2」。
成果=(どうしたら?+モデリングの回数)×(時間)2
これが、あらやるものに応用できる「成功の方程式」。
世の中には、たくさんの成功法則がありますが…
ぼくが知る限りでは、この方程式が、最もシンプルで最も確実な方法だと思います。
「わたしは人間関係が苦手で、すぐに仕事を辞めてしまいます。なので今も、次の仕事を探しています。ズバ抜けるとか言ってる場合じゃないんです」
そんな人にこそ、ぜひとも、この方程式を活用してほしい!
このままでは、何回転職しても、ずーっと新入社員のままです。
今、考えるべきことは、次の就職ではなく、「どうしたら、人間関係がうまくいくか?」です。
「どうしたら?」と考えながら、人間関係の本を読み、1つずつ試してみてください。
人間関係がうまくいっている同僚に秘訣を聞いて、モデリングしてみてください。
きっと道は開けてくるはずです。
人間関係がうまくいくようになったら…
次は「どうしたら、もっと楽しく仕事ができるだろう?」「どうしたら、もっと速く仕事を終わらせられるだろう?」と考えてみてください。研究してみてください。
そうすればきっと、自分の素晴らしい才能が開花するはずです。
今回ご紹介しました方程式は、どんな人でも活用できる万能の法則です。
これをうまく活用すれば、自分でも想像もつかない未来が開けてくると思いますよ。
以上、【シンプルな成功法則】ズバ抜ける人はこう考える・3選でした。
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