「どうしてあの人は、人付き合いが上手いのだろう?」
そんな疑問を持ったことはありませんか?
「何の努力もしていないのに、人付き合いが上手い人」
あなたの周りにも、きっといるはずです。
人付き合いのコツを一言でいうと…
人付き合いの努力をしないこと。
そこのところを、天才プロデューサー・秋元康さんが上手く説明してくれています。
今回は、秋元さんが明かす人付き合いのコツを3つご紹介させていただきます。
秋元康が明かす「人付き合いのコツ」3つ
【参考文献】
①不器用な人ほど好かれる
「わたし不器用で才能もないし…」
「だから私には何の魅力もない」
そう思い込み、自己嫌悪に陥っている人も少なくありません。
しかし、
「他人より劣っている」イコール「魅力がない」というわけではありません。
秋元さんは人の魅力について、こう語ります↓
器用なだけでは、何の魅力もない。
むしろ、器用に生きられない「おろかさ」を持っているほうがより人間的なのである。
『企画脳』秋元康 (著) (PHP文庫)より
つまり、
「おろかさ」は魅力であり、不器用な人ほど好かれる
ということ。
これは心理学の実験でも、
「ドジなほうが好かれる」と実証されており、それを”しくじり効果”と呼んでいます。
そう言われてみると、
AKB48のメンバーも、わざわざ「不器用な女の子」を集めているような気がします。
秋元さんは、なんでも器用にこなす大島優子さんに対しては、こう言っています↓
お前は圧倒的に損だ。
スキルが元々高い人間は、普通に変わったくらいでは変わった感じがしない。
『AKB48総選挙!水着サプライズ発表2010』(集英社)より
器用な人は、多少頑張ったくらいでは魅力を感じない。
考えてみると、確かにそうかも。
少し前に、書籍「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」が映画化され、話題になりました。
もしもこれが「学年トップのギャルが慶應大学に現役合格した話」というのであれば、ぜんぜん魅力ないですもんね。
完璧な人間より、少し「どんくさい」ぐらいのほうが親しみを感じるのでしょう。
そして「不器用なのに一生懸命がんばっている姿」に人は心を打たれるのかもしれません。
人付き合いのコツ①
「不器用さ」は人間的魅力。短所はそのままで、長所を伸ばしていくほうが良い。
②嫌われる勇気を持つ
人付き合いが苦手な人は…
嫌われることを恐れて八方美人になってしまいがち。
八方美人になり、いつも背伸びをしているとヘトヘトに疲れてしまいます。
逆に、人付き合いの上手い人は…
嫌われることを恐れず「素の自分」をどんどん出しています。
秋元さんも「嫌われる勇気」の大切さを、こう語っています↓
嫌われる勇気をもって自分を出さなければ、人に好かれることはありません。
「THE21 2009年2月号」より
「嫌われる勇気」を持って自分を出す。
それが、人に好かれる秘訣ということでしょう。
心理学では、これを「自己開示」といいます。
芸能界でも…
有吉弘行・坂上忍・マツコ・デラックス・和田アキ子・タモリ・浜田雅功・尾木ママ・蛭子能収などなど、
「嫌われる勇気」を持って素の自分を出している人は、結果的に人気が出てくるものです。
ただ…
素の自分を出していくと、
「誰かから悪口を言われちゃうんじゃない?」
という心配もありますよね。
悪口に対して、秋元さんはこのように考えています。
悪口を言われた時も、言った人は言ったことも忘れて、1時間後にはどこかで美味しいものを食べていたりする。
言われた人が落ち込んでいる時間の方がもったいない。
「AERA 2013年4月29日号」より
素の自分を出せば、中には悪口を言う人もいることでしょう。
しかし、そのことをいつまでも気にしているのは自分だけ。
クヨクヨする必要はない!ということです。
人付き合いのコツ②
嫌われる勇気をもって自分を出さなけらば、人から好かれない。
③気が合わない人とは、どう付き合う?
先ほどは「素の自分を出すほど好かれる」というお話でしたが…
素の自分で過ごしていれば、どうしても「衝突してしまう人」が出てきます。
そんな場合は、どうしたら良いのでしょうか?
すべての人間にいい顔をすることなどできない。(中略) だから、人の眼を気にしないことを学ぶべきなのだ。
『企画脳』秋元康 (著) (PHP文庫)より
一部に嫌われていたとしても、ある人からは絶大な信頼を受けたり、好かれることって多いんですよね。
「MORE 2011年11月号」より
どんな生き方をしていても「合わない人」はいるものです。
その人の目を気にして八方美人になるよりも、割り切って付き合わないほうが良い。
その方が、結果として、
絶大な信頼を受けることが多い
ということでしょう。
「この人とは合わないな」と感じたら、そっと距離をとる。
それがもっとも気楽で、もっとも賢い生きかたなのかもしれません。
人付き合いのコツ③
一部の「気が合わない人」とは付き合わない。その方が、信頼を受けたり、好かれることが多い。
人付き合いのコツ・まとめ
「人付き合いを上手くやっていこう!」と努力すればするほど、八方美人になってしまう。
その結果、さらに「人から好かれない」という悪循環におちいってしまいます。
たとえ自分に「たくさんの欠点」があろうとも、勇気を出して「素の自分」を出していく。
すると、嫌われるどころか、
逆に人から信用を受けたり、好かれたりするものです。
最後に、人付き合いのコツをまとめておきます。
「なんで僕は人付き合いが上手くいかないんだろう?」とお悩みの方は、ぜひお役立て下さい。
①「不器用さ」は人間的魅力。短所はそのままで、長所を伸ばしていくほうが良い。
②嫌われる勇気をもって自分を出さなけらば、人から好かれない。
③一部の「気が合わない人」とは付き合わない。その方が、信頼を受けたり、好かれることが多い。
人間関係を気楽に考え、肩の力が抜けているほうが、人付き合いが上手くいくと思いますよ。
以上、『【天才!秋元康に学ぶ】人付き合いのコツ3つ』でした。