人と話をしていて、「相手を不快にしてしまった」という経験が誰にでもあると思います。
●「触れてはいけない話題」に触れてしまった
●プライベートな話に踏み込みすぎてしまった
こちらは悪気がなかったとしても、相手を不愉快にしたり、怒らせてしまったり…。
そんな事態にならないために、ぜひ知っておきたい「コンプレックス指標」という便利な方法をご紹介させていただきます。
コンプレックス指標は、「相手が触れてほしくない話題」がすぐに分かるセンサーみたいなもの。
しかも、やり方は簡単!
覚えておいて損はないと思いますよ。
「触れてはいけない話題」を簡単に知る方法・コンプレックス指標とは
コンプレックス指標は心理学用語ですが、簡単にいえばこんな感じ↓
返答が返ってくるまでの時間が、コンプレックス指標。
簡単ですね!
返答が遅ければ遅いほど、相手は「その話に触れてほしくない」ということ。
その話題に「何かしらのコンプレックスがある」ということです。
例
太郎さん:「花子のお父さん、どんな仕事をしてるの?」
花子さん:「ん~~、え~っと、普通のサラリーマンかな」
このように、返答に時間がかかった場合は、それ以上ふみ込まないほうが無難。
話題を変えたほうがいいですね。
反対に、すぐに返答が返ってきたなら、もっと突っ込んで話をしてもいいということ。
「その話題にコンプレックスはないですよ」ということです。
コンプレックス指標のサイン
返答が遅くなるときは、だいたい3つのパターンがあります。
これを覚えておくと、便利ですよ。
①迷う
「ん~~」「え~っと」と相手が迷っていたら、「その話はしたくない」という可能性大。
②聞き返す
「えっ、なに」と相手が聞き返したときも要注意!
脳は「自分に都合の悪いこと」を理解しようとしないので、つい聞き返してしまうわけです。
③曖昧な答え
「お父さんは、公務員よ」という曖昧な答え。
「公務員といっても、いろいろあるじゃない?」と言いたくなりますが、それ以上つっこんで話をしないほうが無難ですね。
「この話題はまずいかな?」と思ったら、すべきこと
コンプレックス指標が長かったとき。
つまり、「この話題はまずかったかな?」と思ったときにすべきことは、2つ。
●話題を変える
「あっ、そういえばこの前…」と話題をガラッと変える。
もう、これは当然のことですね。
●覚えておく
・花子の前では、恋愛の話はNG
・山田部長は、家族の話はNG
このように覚えておくと、安心して話ができるし、気まずい雰囲気になることも少なくなるはずです。
コンプレックス指標を活用すれば、いい人間関係ができてくる
人間関係というのは、プライベートなどの「深い話」をしなければ、いい関係はなかなか築けないものです。
プライベートな話を避けて、天気やテレビなどの話ばかりしていたら、関係が希薄になってしまいますからね。
そこで、ぜひ活用したいのが「コンプレックス指標」というセンサー。
これをうまく活用して、相手の心の中を読んでいく。
そして…
●相手の嫌がる話題はさける
●相手の好きな話を、深掘りして盛り上げていく
そうすることで、だんだんいい人間関係ができてくる。深い関係ができてくるものです。
コンプレックス指標をちょっと意識して話を進めていけば、きっと「みんなに喜ばれる話し上手」になれると思いますよ。
☆☆☆
以上、話相手の「触れてほしくない話題」を簡単に知る方法でした。
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