今回のテーマは、ストレスに強くなる!たった1つの考え方。
「ほんのちょっと考え方を変えるだけで、一日のストレスが減少しますよ」という内容です。
実はぼく自身も、この考え方を知る前と、知った後とでは、ストレスの度合いが全然違います。一日の疲れもグッと減りました。
「なんだぁ、そんなことか」と思うくらい単純なことですが、効果は抜群ですよ。
ストレスに強くなる考え方
●ストレスに強くて、朝から晩まで元気な人
●ストレスに弱くて、夕方にはグッタリな人
両者の違いを、ドイツのマンハイム大学が研究したところ、実におもしろい事実が判明しました。
その違いが、こちら↓
●「適度なストレスは大切だ」と考えている
●「ストレスは悪いものだ」と考えている
たったそれだけのことで、一日のストレスが全然違ってくるということです。
もう少し具体的にいうと…
・ストレスがあるから、がんばれる。気持ちに張りがでる。集中できる。対策を打てる。朝早く起きられる
・適度なストレスが無ければ、人間がダメになる
このように考えている人は…
↓↓↓
・朝から元気
・モチベーションが高い
・一日の疲れが少ない
・計画性がある
・行動量が多い
という特徴が見られたそうです。
反対に…
・ストレスは危険
・体に悪い
・精神的に良くない
・できれば避けたい
ストレスのことを、このように考えている人は…
↓↓↓
・やる気がない
・ストレスに弱い
・夜にはグッタリ
という特徴が見られたそうです。
今の時代、テレビでも病院でも、ストレスは常に「悪者扱い」ですからね。
「ストレスは良くない、ストレスは危険」と何度も聞いてるうちに、ますますストレスに弱くなってしまう、ということでしょう。
でも、ストレスは悪いことばかりではないんです。
ストレスの偉大なるメリット
ストレスにもメリットはたくさんあります。
人間の機能に、ムダなものは1つもありませんからね。
「ストレス」も大切な人間のシステム。
例えば、先ほども出てきましたが…
「適度なストレスが無ければ、人間がダメになる」
わかりやすい例でいうと「子どもの夏休み」。
夏休みも中盤くらいになってくると、ストレスがほぼゼロになって、生活がダラけてきます。
・朝はなかなか起きられないし、昼間もあくびが止まらない
・テレビを見ても、遊んでいても、なんだかつまらない
ストレスの少ない生活を続けていると、生活に張りがなくなり、さらには自律神経が乱れて体調までおかしくなってきます。
でも、夏休みも終盤になると…
「宿題がヤバい!終わるかな」と、ストレスによって気持ちが引き締まります。
イヤイヤながらも宿題を終わらせることができたと思います。
8月31日は、自分でもビックリするくらいの量の宿題をこなせるものですが、あれが「ストレスの力」。
ストレスが、全自動で集中力を上げてくれるのです。
ほかにも…
「今日は残業しなくちゃ」
「そろそろ歯医者に行かないと」
「掃除しなくちゃ」
「ヤバい!電車に乗り遅れる」
このように、ストレスが湧いてくるからこそ頑張れるわけです。
もしも、ストレスが湧いてこなければ、本当にダメ人間になってしまうことでしょう。
「痛み」というストレスですら私たちの味方
「体の痛みをまったく感じない」という人が稀にいます。
先天性無痛症といいますが、頭が痛くても、お腹が痛くても、歯医者に行っても全然平気。
「うらやましいなぁ」と思うかもしれませんが…
実は、先天性無痛性の人は、平均してとても寿命が短いのです。
というのは、熱があっても、骨が折れていても、出血していても、なんの苦痛もないから気づかない。
そのため、4歳になる前に、半数の子どもが亡くなってしまうそうです。
「痛み」というストレスであっても、ものすごく大切なものなんですね。
私たちは様々なストレスによって、知らぬ間に守られている、ということです。
今回の内容をまとめると…
●適度なストレスが無ければ人間がダメになる
●私たちはストレスによって守られている
ストレスのおかげで「ちょうどいい状態を保てている」わけです。
・仕事をがんばれるのもストレスのおかげ
・病院に行けるのもストレスのおかげ
・生活にハリが出るのもストレスのおかげ
・朝早く起きられるのもストレスのおかげ
このように「ストレスだってありがたいものなんだ」と感謝できるようになると…
・ストレスが減る
・一日の疲れが減る
・モチベーションも上がる
そして、毎日をイキイキ元気に過ごすことができる、というお話でした。
☆☆☆
以上、ストレスに強くなる!たった1つの考え方でした。
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