世の中を見まわしてみると…
仕事・家庭・人間関係などが不思議なくらい上手くいっている「右肩上がりの人生」を送っている人もいれば、
それとは逆に、仕事も家庭も人間関係もなかなか上手くいかず、「右肩下がりの人生」を送っている人もいます。
そして、多くの方は、その中間に位置していると思います。
もしも、この3つの人生から「1つだけ選べる」としたら…
考えるまでもなく「右肩上がりの人生」がいいですよね。
では、右肩上がりの人と、そうでない人。
いったい何が違うのか?
実は、右肩上がりの人のほとんどは、人生をよりよくする「裏技」を使っているんです。
裏技をコッソリ使って、「充実した人生」「理想の人生」をつくっている。
というわけで今回は…
人生うまくいく人がコッソリやっていることを厳選して2つご紹介させていただきます。
「裏技」といいましたが、やることはどれも簡単です。
簡単だけど、効果は抜群!
この2つの裏技を使いこなせるようになれば…
仕事も家庭も趣味も人間関係も順調になって、人生がドラマチックに変化していくと思いますよ。
人生うまくいく人がやっている裏技・その1
人生うまくいく人がやっている裏技、そのまず1つ目は、こちら↓
モデリング
世界の大金持ちといえば、ビル・ゲイツや投資家のウォーレン・バフェットさんを思い浮かべる人が多いと思いますが…
ビル・ゲイツは、「人生で成功するコツ」をこう語っています。
他人の良い行動をマネることだ
バフェットさんの場合は、こうです。
他人の良い行動をマネることだ
二人とも、まったく同じ。
で、この「他人の良い行動をマネる」というのがモデリング。
右肩上がりの人生の人は、ほとんどみんなやっています。
ビル・ゲイツは、「ヨーロッパを征服したナポレオン」を徹底的に研究して、自分自身もコンピューターで世界を征服しました。
松下幸之助さんは、「大出世をした豊臣秀吉」の考え方をモデリングして、火鉢屋のでっち奉公から世界のパナソニックをつくりました。
アインシュタインは、「物理学の神様ニュートン」を研究し、ニュートンが考えていることが全てわかるようになったときに、ポンポンとアイディアが出てくるようになったそうです。
その結果、自分自身も物理学の神様になった。
イチローは少年野球時代をふり返って、こう言います。
いつも誰かになりきっていました
また、メジャーリーガーになったときは、こう語っています。
メジャー選手のすごいところは、一度『あ、すごい選手だ』と認めたら、 2500本もヒットを打っている選手でも聞きにくるんですよ。それが偉大な点ですね
伸びる人はみんな、徹底的にマネしまくっているのですね。
小さな雑貨店から、世界最大のスーパーマーケットチェーン「ウォルマート」をつくったサム・ウォルトンさんは、こう言います。
わたしのしてきたことは、ほとんどが誰かのマネだ
実際に、ウォルトンさんは自分の店にいる時間よりも、よその店にいる時間のほうが長かったそうです。
徹底的に、「よその店の良いとこ探し」をしていたのですね。
ちなみに、ウォルマートは今現在も売上高・世界第一位の企業。
AmazonやAppleを遥かにしのぐ売上げを上げていますが、これもモデリングを積み重ねてきた結果。
このように、モデリングは「右肩上がりの人生」「理想の人生」をつくるベストな方法。
誰でもできるモデリング
わかりやすいところで、例えばラーメン屋であれば…
よその流行っている店にいって、「あいさつ・声の出し方・笑顔・ユニフォーム・机の並べ方・メニュー・掃除・味付け」などをよ~く観察する。
そして、自分の店と違うところがあれば、とっととモデリングする。
会社の同僚が、TOEIC(トーイック)で800点をとったなら…
「どんな参考書をつかっているのか?」「どうやって勉強してるのか?」を聞いて、
自分も「同じやり方」で挑戦してみる。
「隣の奥さん、お肌が綺麗だなぁ」と思ったら…
「何をつかってるの?」「どうやってお手入れしているの?」と教えてもらって、
さっそく自分もやってみる。
「先輩のように、優しくて器の大きい人になりたいな」というのなら…
先輩の「話し方・歩き方・表情・姿勢・服装・持ち物」などを注意深く観察して、マネをする。
不思議なもので、形をマネると、考え方までだんだん似てくるものです。
たった1つのモデリングが、運命を変えた
カステラの文明堂。
文明堂は、もともと長崎で細々とカステラ屋を営んでいました。
あるとき、三越の店員さんから、こんな話を聞きます。
「大阪に、ものすごく流行っているすき焼き屋があるんですよ」
「さっそく大阪にいってみよう!」
すき焼き屋に到着すると、たしかに大繁盛している。
そして、看板には「肉は一番 電話は二番」と書いてある。
「なんだ?あれは…」
思い切って店員さんにたずねてみると、「あの看板のおかげですよ!」とのこと。
「よしっ!これをモデリングしよう」
それで出来上がったのが…
「カステラ1番 電話は2番 3時のおやつは文明堂♪」という、みなさんご存知のキャッチフレーズ。
文明堂は、この覚えやすいキャッチフレーズのおかげで、あっという間に日本一のカステラ屋さんになったとさ。
というお話。
すごいですよね!
「電話は2番」というたった1つのモデリングで、文明堂の運命が変わった。
「電話は2番」なんてアイディアは、どんなに考えたって出てこない。
東大の経済学部をでた人でも、思い付かないと思います。
でも、モデリングならマネするだけだし、効果も実証済みですからね。
ほんと、やらないなんて、もったいない!
ぼく自身の話で恐縮ですが…
ちょうど3年前、YouTubeを始めるときに、まずは「プレゼン形式でいこう」と決めたんです。
そして、考えました。
「日本一のプレゼンは?」
モデリングする人を考えたんです。
それで、出てきた答えが「ジャパネット」。
ジャパネットのテレビショッピングは、見ているとグイグイ引き込まれて、最後には欲しくなっちゃいますからね。
「これだ。モデリングしよう!」
テレビショッピングを録画して、毎日研究しました。
「なるほど!こう表現すれば、わかりやすいんだ」
「今の言い回し、メモしておこう」
「この一言、グッときたなぁ」
「ジャパネットの本も読んでみよう」
研究してみてわかったのですが…
ジャパネットのテレビショッピングには、人の心を引きつける仕掛けが、たくさん散りばめられているんです。
こうやって得たものを、自分のYouTubeですぐに活用する。
これを続けて3年になりますが…
おかげさまで、今では40万人以上の方にチャンネル登録していただけるようになりました。
これには、自分でもビックリ。
もしも、モデリングをしていなかったら、チャンネル登録者は今ごろ1万人にも満たなかったかもしれない。
もうすでに、YouTubeをやめていたかもしれない。
実際のところは分かりませんが…
とにもかくにも、モデリングがどれほど大切なものか、どれほど効果が高いのかをお分かりいただけたのではないでしょうか。
ビル・ゲイツとバフェットさんが、口をそろえて「他人の良い行動をマネることだ」と言っている理由もお分かりいただけたと思います。
モデリングは、大人から子どもまで、どんな人でも活用できます。
- 仕事
- 健康
- 人間関係
- 勉強
- スポーツ
- 趣味
- 副業
- 料理
- 美容
- 子育て
- 性格改善
どんなことでも、モデリングは可能。
ちなみに、「学ぶ」の語源は「マネぶ」。
マネてマネてマネしまくれば、ものすごい勢いで「理想の人生」に近づけていけると思いますよ。
人生うまくいく人がやっている裏技・その2
人生うまくいく人がやっていることの2つ目は、こちら↓
「自分のせい」にする
これは深~い話。
ノーベル賞受賞者の山中伸弥先生は、こう言います。
何か悪いことが起こった時は「身から出たサビ」、つまり自分のせいだと考え、反対にいいことが起こった時は「おかげさま」と思う。この二つを私自身のモットーにしてきました
松下幸之助さんの場合は、こうです。
物事がうまく運んだときは「これは、運がよかったのだ」と考え、うまくいかなかった時は「その原因は自分にある」と考えるようにしてきた
アスリートでも、そうですよね。
いい結果が出たときは、「支えてくれた皆さんのおかげです」と感謝して、
結果が悪かったときは、「自分の力不足です」と自分のせいにする。
このように、「悪いことが起きたときに、自分のせいにする」というのが、人生がうまくいく人がやっている、2つ目の裏技。
たとえば、自分にだけ冷たい上司がいるのなら、それは「自分のせいだ」と考えましょう、ということです。
これを聞いて、「なんだか厳しい話だなぁ」と感じた方もみえるかもしれませんが…
厳しい話ではないんです。賢い話です。
どういうことか?
分かりやすくするために、簡単なお話をつくってみました。
『いつも裸足の太郎さん』
太郎さんは、いつも裸足で散歩に行きます。
「痛ててて…。誰だ!こんな所にゴミを捨てたのは!」
「痛い!誰だ、こんな所に捨てたのは!」
それを見ていたおじいさん、太郎さんに話しかけます。
「悪いのは誰かな?」
「ゴミを捨てたやつに決まってるだろう!」
「たしかに悪いのは、ゴミを捨てた人かもしれない。でも、その話はいったん横に置いといて、『もし仮に、自分が悪いのだとしたら?』と考えてみてはどうだろう」
「もし、自分が悪いのだとしたら?」
「自分が悪いのだとしたら、靴を履いていない自分が悪い」
「あっ!そうか。靴を履けばいいんだ!おじいさん、ありがとう」
翌日から太郎さんは靴を履くようになり、毎日ご機嫌で散歩したのだとさ。
おわり
お分かりいただけたと思いますが…
「あいつが悪い、こいつが悪い」といくら言っても、何の解決にもならないのですね。
ところが、「もし仮に、自分が悪いのだとしたら?」と考えると、すぐに解決策がでてくる。
それを実行すれば、よりよい未来を手に入れられる、というわけです。
先ほどの話に戻ると…
「なんで自分にだけ冷たいんだ。部長はひどい人だ。最低な人間だ」と部長のせいにしみても、何の解決にもならない。
ところが、「もし仮に、自分が悪いのだとしたら?」と考えれば…
「そういえば、吉田君は部長とうまくやってるな。一度相談してみよう」とか、
「『上司とうまくやる本』みたいなのを買ってきて、いろいろ試してみよう」とか、
何かしらの解決方法が出てくる。
たとえ、ブラック企業だったとしても…
「この会社を選んだ自分が悪いんだ」と考えれば、「とっとと辞めよう」とか「新しい就職先を探そう」ということになりますよね。
長雨が続いて、アイスクリームが全然売れない。
こんなときでも、「天気のせい」にするのではなく、「自分のせい」にする。
「お客さんが来ないのは、自分のせいだ」と。
そう考えれば…
「寒い日でも売れるアイスを考えよう」とか、「雨の日はポイント2倍にしよう」とか、何かしらアイディアが出てくるはずです。
ほかにも…
「子どもがピーマンを食べない」
「電車が遅れて遅刻した」
「行楽地に行ったら大渋滞」
どんなときでも、「自分のせいだ」と考えれば…
「次からはこうしてみよう」というアイディアがきっと出てくる。
よりよい未来につながるはずです。
所ジョージさんは、こう言います。
今、妻を笑顔にしてあげられないなら、笑顔にしてあげられない俺がすべて悪い
このように「自分のせい」と考えれば…
「そういえば、最近感謝の言葉を伝えてないな」とか、「最後に二人で食事に行ったのは、二年前だっけ」というように、何となく、やるべきことが見えてきますよね。
で、それを実践すれば、夫婦仲はどんどん良くなるはずです。
お分かり頂けたのではないでしょうか?
「自分のせいだ」と考えることのメリット。
悪いことが起きたときに
↓↓
「自分のせい」と考えれば
↓↓
いいアイデアが生まれ
↓↓
よりよい未来につながる
↓↓
トラブルの少ない右肩上がりの人生になる
それと反対に…
「親が悪い、部長が悪い、会社が悪い、景気が悪い、国が悪い、運が悪い」というように、自分以外のせいにして生きていると、一向に生活はよくならない。
だけでなく、常に被害者として生きていかなければならない。
愚痴の絶えない、つまらない人生になってしまうんです。
悪いことが起きたときに、「自分のせい」にするのか、「自分以外のせい」にするのか。
ここまでご覧いただいた皆さんなら、きっと「自分のせい」を選びますよね。
「自分のせいではないのに、自分のせいにする」というのは、最初は違和感を感じるかもしれません。
でも、すぐに慣れます。簡単になります。
そして、「自分のせい」にすることのメリットを実際に体感すれば、そこからはきっと楽しくて面白い努力になると思いますよ。
まとめ
今回ご紹介しました、人生うまくいく人がコッソリやっていることは、この2つ。
- モデリング
- 「自分のせい」にする
モデリングを活用すれば、ビックリするようなスピードで自分を成長させることができます。
自分では思いつかないアイディアも、もらうことができます。
悪いことが起きたときに「自分のせい」と考えれば、「いいアイデア」や「いい解決策」が見つかります。
それを実行すれば、トラブルの少ない右肩上がりの人生になります。
この2つは、強力な磁石のようなもので、「よりよい毎日」「充実した人生」を引き寄せてくれます。
がっつりフル活用すれば、3年後・5年後・10年後…
自分でも驚くような、素晴らしい日々・スペシャルな人生が訪れると思いますよ。
以上、「人生うまくいく人」がコッソリやっていること・2選でした。
●こんな記事もありますよ