- 2つの速読テクニック
- もっと速く読む3つのコツ
Facebookに質問をいただきました。
ラッキーさんは一年に数百冊の本を読むそうですが、速読のようなテクニックを使っているのですか?いい方法がありましたら、ぜひ紹介してください。
結論からいうと、テクニックを使ってます。
2つの速読テクニックを臨機応変に使い分けて、本を読んでいます。
昔は読むのが遅かった
実はぼく、もともと本を読むのが遅くて…
必死になってモクモクと読書をした時期があるのですが、一年間で80冊。これが限界。
多いといえば多いのかもしれませんが…
本を読んでいると、「私は年間200冊読んでいます」という人もいれば、多い人だと「年間700冊読んでいます」という人もいる。
それがもう、うらやましくて、うらやましくて…。
で、研究したんです。
読書術の本をたくさん買ってきて…
ああでもない、こうでもないと試行錯誤した結果、出来あがったのが、今回ご紹介します2つの速読テクニック。
どちらも、やり方は簡単です。
あきれるほど簡単です。
それでいて、大量に読める。
しかも、ほとんど疲れない。
今では、年間500冊~1000冊くらい読んでいます。
というわけで今回は…
2つの速読テクニックをご紹介させていただきます。
あと、おまけとして、速読をもっと速くする3つのコツも合わせてお伝えします。
「もっとたくさん本を読みたい」「疲れず楽に本を読みたい」という方には、きっと役立つ内容になると思いますよ。
2つの速読テクニック
テクニック① オーディオブックをフル活用する
速読テクニックのまず1つ目は…
オーディオブックをフル活用する
「もうすでに使ってるよ」という方もみえると思いますが…
オーディオブックとは耳で聞く本。スマホアプリで再生できます。
代表的なオーディオブックは、2つ。
●AmazonのAudible(オーディブル)
●Audiobook.jp(オーディオブックドットジェイピー)
ぼくは、Audiobook.jpを使っています。
オーディオブックのメリット①
オーディオブックの何がいいのか?というと、メリットはたくさんあって…
まずは、スキマ時間で読める
●通勤中に
●家事の合間に
●ウォーキング中に
●ドライブ中に
あと、寝る前の30分など。
わざわざ読書時間を設けなくても、スキマ時間だけで本が読めちゃう。
ちなみに僕の場合は、車に乗ることが多いので、ラジオ代わりにいつも車で聞いています。
たとえば、日帰りでドライブに行くと、2・3冊は充分に読めちゃう。
ウォーキング中でも、3日で1冊くらい読めちゃう。
3日で1冊でも、年間120冊ですらかね。
それで良かった本は、あらためて「紙の本」を買います。
2つ買うのは、ちょっと勿体ないですけどね。
で、大切なところにパッパッと付箋を貼って、読書ノートに書き写すというのが、いつものパターン。
オーディオブックのメリット②
2つ目のメリットは…
スピード調節できる
たとえば、ぼくが使っているAudiobook.jpであれば、0.5倍速~4倍速までスピード調節が可能。
おすすめは2倍速です。
最初は「ちょっと速いなぁ」と思うかもしれませんが、だんだん耳が慣れてくるので、大丈夫です。
たとえば、『夢をかなえるゾウ』。
350ページ以上あってボリュームがあるのですが、紙の本で普通に読めば、速い人でも5時間はかかります。
でも、オーディオブックの2倍速なら、3時間45分。
しかも、ラジオのように聞き流すだけなので、ほとんど疲れない。
オーディオブックのメリット③
もう1つメリットがあって…
ハズレ本が少ない
オーディオブックになる本は、ほとんどが人気のある本です。
・ベストセラー
・ロングセラー
・書店で平積みになるような人気の新刊
なので、ハズレ本に出会う確率がグッと下がります。
その分だけ読書効率が上がる、ということですね。
そんな3つの理由で、本をたくさん読みたい人にとっては、オーディオブックがおおいに役立ちます。
あと、読書する時間のない方や、本をあまり読んだことがない人にも、オーディオブックはおすすめですよ。
テクニック② スキミング
速読テクニックの2つ目は、こちら↓
スキミング
スキミングとは、わかりやすく言うと「雑誌読み」です。
みなさんも歯医者や美容院の待ち時間に、置いてある雑誌を読むことがありますよね。
1ページずつペラペラめくりながら…
「目立つところ」や「読みたいところ」だけを読むと思うのですが、あれがまさにスキミングです。
スキミングのやり方
では、具体的なやり方をみていきましょう。
まずは「まえがき」を読む。
まえがきを読むと、「この本に何が書いてあるのか」「何を解決してくれるのか」がだいたい分かります。
次に「目次」を読む。
目次は、大見出しだけ読めばOKです。
大見出しだけを読むと、本の構造を理解できます。
これで、準備はOK。
いよいよ本文を読むわけですが、やり方は簡単で「目立つところだけ読む」。
・見出し
・太字とその前後
・図表
・「この章のまとめ」みたいなものがあったら、そこも読む
だいたいこんな感じで「目立つところ」を読むと、その本の80%くらいは十分理解できます。
大切なことが書いてある場所もわかります。
で最後に、大切なところに戻って、付箋をペタペタ貼っていく。
そして、読書ノートに書き写す。
これが、ぼくがやっているスキミングの手順。
もう一度おさらいすると…
①「まえがき」と「目次の大見出し」を読む
②本文は「見出し」「太字の前後」「図表」「まとめ」など、目立つところだけ読む
③戻って付箋を貼り、読書ノートに書き写す
この方法だと、だいたい一冊1時間。
分厚い本でも2時間くらいで読むことができます。
スキミングの欠点
ただ、スキミングには欠点もあって、小説は無理です。
読み飛ばして小説を読んだら、ストーリーが分からなくなってしまいますからね。
あと、太字がない本、もしくは太字の少ない本も無理。
外国人の本に多いのですが、太字がないと、どこを読んだらいいのかわからないですからね。スキミングは難しいです。
そんなわけで、スキミングできない本は、オーディオブックで探すか、オーディオブックに無ければ普通に読むしかないということですね。
残念ですけど…
速読をもっと速くする3つのコツ
ここからはオマケですが、けっこう重要です。
もっと速く読むコツ①
まず1つ目のコツは…
ハズレ本を読まない
オーディオブックでもスキミングでも同じですが…
本の3分の1くらいで、こんなことが頭をよぎることがあります↓
「この本、つまらない…」
「この本、自分には必要ない」
そう思ったら、この本は間違いなくハズレ本。
もう、読むのはやめた方がいい!
というのは、本というのは、前半ほど面白いことが書いてあって、後ろに行くほどダレてきます。
つまり、3分の1まで読んでつまらないのなら、後半はもっとつまらない。
あと、つまらない本を無理して読むと、ストレスになりますからね。
読書が嫌いになるんです。
「最後まで読み切らないともったいない」という気持ちもありますが、全部読んでいたら時間がもったいない!
時間のムダ使いは、水の出しっぱなしよりも勿体ないですからね。
途中でやめる勇気も大事、ということですね。
もっと速く読むコツ②
もっと速く読むコツの2つ目は…
できるだけ本屋で買う
本を速く読めない最大の原因は、自分のレベルに合ってない本を読むこと。
そして、自分のレベルに合ってない本を買ってしまう原因が、ネット書店や電子書籍なんです。
たとえば、こちらの本。
『いやな気分よ さようなら』
表紙の絵もかわいくて、なんだかすぐに読めそうな気がしますけどね。
でも、これをAmazonで注文すると、ずっしり重い電話帳のような本が送られてきます。
普通の新書と比べても、こんなに違う!
しかも、中を見たら、細かい文字がビッシリ。
専門用語もけっこう多い。
この本は、とても良い本なのですが…
読書に慣れていない人が読んだら、何カ月かかるかわからない。
もっと嫌な気分になっちゃいますよね。
では、本屋さんで本を選ぶと、どうなるのか?
「これが7つの習慣かぁ。ゲッ!小さい文字がビッシリじゃん」
「しかも500ページ以上ある!」
「だったら隣に置いてある『まんがでわかる7つの習慣』にしよう」
こんな感じで…
本屋に行くと、自動的に自分のレベルに合った本を選ぶんですね。
だから速く読める。楽しく読める。
そんなわけで、本はできるだけ本屋さんで買ったほうがいいですよ、ということですね。
もっと速く読むコツ③
最後。速読をもっと速くする方法の3つ目は…
音声入力
これ、何かというと…
さきほど「読書ノートに書き写してる」と言いましたが、今はもうやめちゃったんです。
代わりに、パソコンに入力しています。
というのは、手書きだと時間がかかり過ぎる。
一冊書き写すのに、1時間以上かかっちゃったり…。
でもパソコンなら、手書きで1時間かかるものでも、10分で終わります。
やり方にはコツがあって、それが音声入力。
まずは、スマホのメモ帳に音声入力。
一冊分入力したら、メールでパソコンに送る。
ぼくの場合は、データバンクというフォルダのなかに「本棚」をつくって管理しているのですが、これが便利!
というのは、検索ができるんです。
この前も、ぼくの妹が「血圧が高くて、検査でひっかかっちゃった」らしいんですけど…
そんなときでも、「血圧」で検索すれば、血圧に関するお宝情報がズラッと出てくる。
「集中力」と検索すれば、集中力に関するお宝情報がズラッと出てくる。
便利でしょ!
このパソコン版読書ノートが、ぼくにとって何よりの宝物になっています。
まとめ
年間500冊~1000冊読んでいるラッキーの速読法は2つ。
①スキマ時間にオーディオブックを聞き流す
②スキミングで「まえがき」「目次」「目立つところ」だけ読む
速読をもっと速くする3つの方法は…
●ハズレ本を読まない
●できるだけ本屋さんで買う
●読書ノートは音声入力してパソコンで管理
以上が、ぼくの速読術。
ご質問にお答えできたのではないかと思います。
速読だけではダメ!
最後に余談になってしまうかもしれませんが…
たくさんの本を読んでいくと、「自分の人生を変えてくれそうな本」に必ず出会います。
そのときは速読ではなく、ぜひ熟読してください。
何度も何度も、本に穴が開くほど読んでいく。
一冊の本をくり返し読むと、考え方が変わります。
考え方が変われば、行動が変わります。
行動が変われば、習慣が変わります。
習慣が変われば、運命が変わります。
一冊1500円の本で、自分の運命が変わる。
こんなにワンダフルなことは、他にないですからね。
その一冊にめぐり会うためにも、速読を使って、たくさんの本に触れてみてくださいね。
宝探しみたいな気分になって、読書が今よりもっと楽しくワクワクしたものになると思いますよ。
●AmazonのAudible(オーディブル)
●Audiobook.jp(オーディオブックドットジェイピー)
以上、【速読術】大量の本を速く読むテクニックでした。
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