「口ベタで、なかなか話が盛り上がらない」と悩む方も少なくありません。
そこで今回は、初対面でも会話が弾む「すなおの法則」をご紹介させていただきます。
初対面でも会話が弾む「すなおの法則」
「すなおの法則」は…
●初対面でも会話が弾む
●相手に好かれる
●子どもや部下のヤル気を引きだせる
という、夢のような会話法。
やり方も簡単で、口ベタな人でも大丈夫です。
会話術「すなおの法則」
初対面の人と、少し会話をしただけで…
「この人、いい人そう!」と感じたり、
「この人、なんかイヤ!」と感じたりしますよね。
これは、相手の何かを感じ取っているわけです。
その「何か」とは、なにか?
「素直さ」です。
「素直さ」って、すぐに相手に伝わっちゃうんですね。
では、なぜ伝わるのか?というと…
「テレパシー」や「匂い」ではなく、
それは…口グセ。
素直な人には、
共通の口グセがあるのです。
代表的なものがこちら↓
「すごいですね」
「なるほど」
「おもしろい!」
この「3つの口グセ」をよく使う人は、とても素直。
それだけで、人に好かれます。
初対面でも、会話が弾みます。
ちなみに、
「すごいですね」
「なるほど」
「おもしろい!」
の頭文字をとると…
す・な・おになりますよね。
だから「すなおの法則」。
覚えやすいですね!
たかが「3つの口グセ」ですが、これバカにできないんです!
うまく使えば、物凄いパワーを発揮します。
応用範囲も広いので、実例を3つご紹介させていただきます。
実例① 頑固なおっさんと、一瞬で仲よしに!
25年ぐらい前ですが、
ぼくが運送屋さんに就職したときの話です。
最初に「ロープの結び方」を覚えないといけないんですけど…
教えてもらいたくても、
周りは怖そうな運転手ばかり(汗)。
ロープでしばり上げられるんじゃないか?って思うぐらい…。
だけど、
あえて「一番ガンコそうな柿本さん」に教えてもらうことにしました。
ぼく:「柿本さん、ロープの結び方を教えてください」
柿本:「バカヤロー!おまえ、ロープも結べねぇのか」
ぼく:「すいません…」
柿本:「よく見てろよ!」
ここから、
すなおの法則を実践です!
柿本さんは、鮮やかな手つきで素早くロープを結びはじめました。
ぼく:「へぇー!すごいですね!」
柿本:「ここに引っ掛けて、グッと引っ張るんだ」
ぼく:「なるほど!なるほど!」
柿本:「最後はクルクルっと巻き付ける。どうだ、これで荷物は倒れねぇ」
ぼく:「へぇー!おもしろいですねー!」
決まった!
す・な・お
三連発!
すると、
柿本さんはニヤッと笑いながら、ぼくにこう言ったのです↓
「困ったことがあったら、俺になんでも聞けよ」
実例② すなおの法則で、収入倍増!
自営で運送業をしていたころの話です。
荷物を届けた工場の隅に、名車と呼ばれている古~いバイクがあったんです。
ぼく:「社長、このバイクすごいですね!」
社長:「実はね、自分で作ってるんだよ!」
ぼく:「へぇー!おもしろいですね!どうやって作るんですか?」
社長:「この工場の機械で作れるんだよ」
ぼく:「はぁ~、なるほどねぇ」
社長:「家に5台あるから見に来るかい?」
その後、自宅に招いてもらったり、呑みに連れていってもらったり。
そして、
「うちの会社の運搬は、すべて君に任せるよ」ということになったのです!
実例③ 子どものヤル気を、一瞬で引き出す!
うちの息子は、漢字が苦手でした。
じゃあ、ということで、
「すなおの法則」を実践したんです。
ぼく:「『火』っていう漢字は、どういう成り立ちでできてるの?」
息子:「火が燃えてるところだよ」
ぼく:「へぇー、なるほどね!」
息子:「『父』は、手に斧(おの)を持ってる形だよ」
ぼく:「そうなんだぁ!おもしろいね!」
息子:「自分の『自』は、鼻の形だよ。自分を指差すときに、鼻を指差すからね」
ぼく:「よく知ってるね!すごいね!」
こうして、「す・な・お三連発」をぶち込みました。
すると、漢字が好きになってきたようで…
一年間を通して行われる「漢字マラソン」というテストでクラス2位まで登りつめたのです!
今では「漢字が苦手」を完全に克服しています。
まとめ
人は…
・自分を認めてくれる人を、好きになります
・自分を認めてもらえると、話が弾みます
・自分を認めてもらえると、ヤル気が湧いてきます
そして、
相手を認める最も簡単な方法が
「すごいですね」
「なるほど」
「おもしろい!」
の「すなおの法則」です。
論より証拠、ぜひ一度試してみてください。
その効果にきっと驚くはずです。
以上、『初対面でも会話が弾む♪すなおの法則』でした。