あがり症の緊張をほぐす方法
「人前で話すと、声や足が震える」
「本番の前になると、吐き気や腹痛に襲われる」
適度な緊張は大切ですが…
それを通り越してパニックになったり、頭が真っ白になってしまったり…。
![あがり症で頭が真っ白](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/01/20150126aseru.jpg)
大切なときに限って こんなことが起こるのは、本当に困ってしまいます。
そこで今回は『過度に緊張をほぐす方法』と『あがり症の克服法』をまとめてお話させていただきます。
すでに緊張してしまったら、予防策では対処できない
緊張を予防する方法は、たくさんあります。
- 腹式呼吸
- しっかりと準備をする
- イメージトレーニング
- 食事を変える
- 筋弛緩法
などなど、たいへん効果的です。
![効果的な方法ですね](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/01/20140102good.jpg)
しかし…
「もうすでに、ひどい緊張に襲われている」という場面だと、このような予防策では対処できません。
![ひどい緊張に襲われている女性](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2014/10/20141006nai.jpg)
そのような緊急事態では、どうしたら良いのでしょうか?
気持ちをコントロールするのは逆効果
「大丈夫…大丈夫…」
「落ち着いて…落ち着いて…」
このように自分自身に言い聞かせて、気持ちをコントロールしようとする人も多い。
しかし、これは…
逆効果!
気持ちをコントロールしようとすると、かえって焦りがひどくなりパニクッてしまうのです。
なぜ、お坊さんは落ち着いているのか?
『仏教の教え』と『心理学』はとても共通点が多い。
すこし話が飛ぶようですが、
お坊さんがどうやって心を落ち着かせているか、見ていきます。
![心を落ち着かせるのが上手いお坊さん](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/01/20150109obousan3.jpg)
以前、テレビ番組でおもしろい実験をしていました。
『お坊さん』と『一般人』。
2人に座禅をしてもらい、脳波を計測。
![緊張しないお坊さん](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/02/20150202zazen1.jpg)
![緊張をほぐせない一般人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/02/20150202zazen2.jpg)
しばらくしたら、
幼稚園児たちが来て、座禅の邪魔をします。
![幼児が落ち着きを奪う](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/02/20150202enji.jpg)
すると、2人の脳波がどうなったか?
なんと!
お坊さんのグラフのほうが乱れていた。
![緊張が激しいお坊さんのグラフ](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/02/20150202nami1.jpg)
つまり、お坊さんのほうが激しく怒っていたのです。
しかし、その直後…
お坊さんのグラフは、すぐに落ち着いた状態に戻りました。
一般人のグラフは、ざわついたまま。
お坊さんだって、一般人と同じで、怒るときは怒っているんですね。
しかし、心を落ち着かせることが とても上手い。
いったいお坊さんは、どうやって心を落ち着かせるのでしょうか?
心を客観視すると、緊張がほぐれる
お坊さんは、自分の心を観察しています。
「あっ、心に怒りが湧いてきたぞ」
「今、気持ちがうわついているな」
このように『心を客観視』することで、気持ちを落ち着かせることができるのです。
![心を客観視して気持ちを落ち着かせるお坊さん](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/02/20150202bouzu.jpg)
ちょっと不思議ですが、こんな簡単な方法がとても効果的。
心理学では、これを「メタ認知」といいます。
心理学がこのことに気づいたのは、わずか半世紀前。
![あがり症の改善方法に気づいた心理学者](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/01/20150105hakase.jpg)
2500年以上も前に、このことに気づいたお釈迦様って、すごいですね!
ちなみに、野球のイチロー選手も、こんなことを言っています↓
タモリさんの場合は、こう↓
![緊張の舞台に立つタモリさん](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/07/20150706tamori.jpg)
緊張の舞台に立つ人は、みんなやっている客観視。
自分を『客観視』することで、どんな大舞台でも落ち着いていられるわけです。
それでは次に、具体的な方法をお伝えします。
ひとり実況中継で、上がり症を改善
心を客観視するのに最も簡単な方法
それは…
ひとり実況中継
「あっ、ソワソワしてきたぞ」
「頭がボンヤリしてる」
「手先がジーンとして冷たくなってる」
このように、自分自身を詳しく実況中継するのです。
これは、テレビでも人気の心理学者 植木理恵さん一押しの方法で、(明石家さんまの「ホンマでっか!?TV」に出演中)
彼女自身、以前はパニック発作を起こすほどのあがり症だったそうですが、この方法で克服したいったそうです。
また、多くの人で試した結果も、とても良好と言います。
苦しい状況から逃げずに、状況を言語化するのがポイント。
しつこく言語化するうちに、身体症状が軽くなっていきます。
身体の緊張もほぐしましょう
心の次は、身体の緊張もほぐしましょう。
いったん緊張すると、筋肉が硬直し、身体の重心が上がっています。
文字どおり『上がった状態』です。
とくに横隔膜が上がっていると、呼吸が浅くなり緊張の元となります。
身体の緊張をほぐす方法は簡単。
ピョンピョンと数回跳ねるだけ。
![身体の緊張をほぐす方法のジャンプ](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/02/20150202haneru.jpg)
スポーツ選手が試合前などによくやっている、あれです。
陸上選手・ボクサーなどが、試合前に手をブラブラさせてピョンピョン跳ねていますよね。
ジャンプすることで筋肉の緊張をほぐし、重心を下げることができるのです。
場数を踏む
緊張をほぐすための方法「ひとり実況中継」と「ジャンプ」を紹介しましたが…
それによって、明日から急に緊張しなくなるわけではありません。
やっぱり、数をこなすことが大切。
緊張するシーンを何度も乗り越えることで、あがり症は克服されていきます。
しかし、そういう場面は なかなかやってこない。
そこで、いいトレーニング法をご紹介します。
それは…
『他人に尋ねる』こと。
「道を人に尋ねる」とか、
「商品の場所を店員さんに尋ねる」とか。
![あがり症克服のトレーニング方法「尋ねる」](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/02/20150202tenin.jpg)
見知らぬ人に、ものを尋ねることは、あがり症克服のとても良いトレーニングになります。
「あがり症改善」まとめ
『呼吸法』や『イメージトレーニング』で緊張を軽くすることができます。
しかし、あがり症を改善するためには、やっぱり数をこなすことが必要。
「ひとり実況中継」と「ジャンプ」で緊張するシーンを何度も乗り越える。
さらに「他人に尋ねるトレーニング」で場数を踏む。
そうすることで、あがり症は徐々に軽くなっていくはずです。
簡単なことですので、ぜひお試しください。
以上、『【あがり症改善】震えや緊張をほぐす方法』でした。
[…] 観視する」というものですが、説明が長くなってしまいますので、気になる方はこちらのブログを参考にしてください ↓↓↓ 【あがり症改善】震えや緊張をほぐす方法(パンダの温度) […]