この記事でお伝えしたいこと
- 科学が証明した幸せ法則「3:1の法則」とは
- 幸せの道へすすむ方法
科学的に証明された「幸せ法則」があります。それが『3:1の法則』。
「この法則どおりに生きていれば、幸せになれますよ~」というものです。
法則とはいっても、難しいものはなく、とてもシンプル。
今回は、幸せな人と不幸な人の分かれ道『3:1の法則』をご紹介させていただきます。
科学が証明した幸せ法則『3:1の法則』とは
『3:1の法則』とは、どんなものか?というと…
●「ある条件」を満たしている人は、ますますハッピーになる
●「ある条件」を満たしていない人は、ますます不幸になる
その「ある条件」とは…
ポジティビティ比が「3:1」以上
「ポジティビティ比って、なに?」ということですが、とても簡単なことです。
明るいことを考えた数と、暗いことを考えた数の比率
たとえば…
・「ああ、よく寝た」
・「今日はいい天気だ」
・「朝ごはんが美味い」
・「今日も仕事かぁ」
この場合は、明るいことを3つ考えて、暗いことを1つ考えたから、ポジティビティ比「3:1」。
●明るいことを2つ考えて、暗いことを1つ考えた場合は、ポジティビティ比「2:1」
●明るいことを4つ考えて、暗いことを1つ考えた場合は、ポジティビティ比「4:1」
簡単ですよね。
で、ここが大切なのですが…
年間を通して、ポジティビティ比が「3:1」を超えてくると、ますます幸せになる。幸せに加速がつくということです。
下のイラストでいうと、右側半分です。
しかも、一度加速がつけば、ちょっとやそっとの事では不幸には戻れない。
幸福な生活が半永久的につづくわけです。
反対に、ポジティビティ比が「3:1」を大きく下回ってくると、どんどん不幸になる。
不幸に加速がついてしまいます。
平均的な人のポジティビティ比は?
では、平均的な人のポジティビティ比は、どれくらいか?
「2:1」と「3:1」の間を、行ったり来たりしている状態と言われています。
ギリギリの状態なんですね。
なにか悪いきっかけがあれば、すぐに転げ落ちてしまう場所に、大多数の人が立っているわけです。
ちなみに、うつ病の人はポジティビティ比が「1:1以下」で、完全に回復すると「4:1を超えてくる」と言われています。
これらを例えると…
●ポジティビティ比が「3:1」を超えている人は、人生の上り電車に乗っている状態
●ポジティビティ比が「3:1」を大きく下回っている人は、人生の下り電車に乗っている状態
ですので、下り電車が発車してしまう前に、早いとこ、上り電車に乗り換えたほうがいい、というわけです。
これが、『3:1の法則』。
ちなみに、正確には「3:1」ではなく、「2.9013:1」ということが研究でわかっています。
ここでは細かい話は抜きにして、「3:1」で話を進めていきますね。
なぜ、幸・不幸の加速現象が起こるのか?
なぜ、このような「幸・不幸の加速現象」が起こるのでしょうか?
これは「拡張-形成理論」と呼ばれています。
名前は難しいけど、実に簡単なことです。
たとえば、イノシシに追いかけられているときに…
「桜が綺麗だなぁ」「今日はいい天気だなぁ」と考えることは不可能ですよね。
ネガティブな心には、ポジティブな情報が入ってこないのです。
反対に、心がポジティブな状態だと…
「花が綺麗だなぁ」「空気が気持ちいい」「おにぎりが美味しい」と、ポジティブな情報がたくさん入ってきます。
つまり…
暗い考えが多い
↓↓↓
暗い情報しか入ってこない
↓↓↓
ますます不幸になる
明るい考えが多い
↓↓↓
明るい情報がたくさん入ってくる
↓↓↓
ますますハッピーになる
これが「拡張-形成理論」。
ポジティビティ比が高い人は、ますます幸福度が上がるというわけです。
「幸福度が上がる」だけじゃない!
ポジティビティ比が高い人は、幸福度が上がるだけではないんです。
もっともっと、良いことがいっぱい!あります。
美容にいい
ストレスが少ないと、カロリーの低い食事で満足できるし、ドカ食いも少なくなって、健康的な身体になれます。
ついでに、お肌の調子もよくなります。
健康にいい
ポジティビティ比の高い人は…
●免疫力がアップして、病気にかかりにくい
●高血圧・心臓病・糖尿病などの成人病になりにくい
●ケガや病気の早期回復
●ポジティビティ比が低い人に比べて、平均で10年寿命が長い。しかも元気に長生きする
人間関係がうまくいく
夫婦関係や友達・恋人などは、ポジティビティ比が高い人ほど上手くいくということが判っています。
とくに夫婦関係に関しては…
「3分間の夫婦の会話」のポジティビティ比を計算するだけで、将来が予想できると言われています。
●ポジティブな会話が多い夫婦は、もっとラブラブになる
●ポジティブな会話が少ない夫婦は、やがて破局する
この的中率は「90%以上」というから、すごいですよね。
成功する
ビジネスでも、スポーツでも…
・ポジティビティ比が高いチームほど、成績がいい
・ポジティビティ比が低いチームは、みるみるうちに崩れていく
ということが判っています。
ポジティブな言葉が飛び交っている会社やお店は繁盛するけど、ネガティブな言葉が多い職場はヤバイ、ということですね。
幸せの道へすすむ方法
お伝えしてきましたとおり、ポジティビティ比が高い人は、良いことづくめ。
ですので、できるだけ早く「3:1越え」をしたほうが良いわけです。
では、どうやってポジティビティ比を上げたらいいのか?
最後に、その方法を3つご紹介させていただきます。
ポジティビティ比を上げる3つの方法
①ニュースや報道番組は、できるだけ観ない
ニュースの8割以上は「暗い情報」といわれています。
犯罪・事故・病気・不正・トラブル…。
そのような情報を見れば見るほど、ポジティビティ比が下がってしまうのです。
しかも、あっという間に。
ニュースや報道番組は、自分に必要なもの以外は見ない。
まずは、これが大切です。
②意識して、物事のプラス面を見る
人は誰でも、無意識に「ネガティブな面」に目が行きがち。
ですので、意識して物事のプラス面をみることが大切です。
たとえば、朝の通勤のときに…
「仕事に行きたくないなぁ」「ねむたいなぁ」と、暗いことを考えると、ポジティビティ比がすぐに下がってしまいます。
そうではなくて、「天気がいいなぁ」「ランチは何を食べようかなぁ」「あそこにイケメンがいる!」と、意識して明るいことを考える。
仕事でミスをしたときも…
「もう!最悪!」ではなくて、
「最悪だけど、でもいい勉強になったな」とかね。
残業で遅くなって…
「腹がへったけど、コンビニしか開いてないよ」ではなくて、
「コンビニが開いてて助かるわ~」とかね。
このように、意識して物事のプラス面を見るようにすれば、ポジティビティ比はグングン上がっていきます。
③ポジティブの三種の神器
●運動習慣
●充分な睡眠
●腸の調子を整える
この3つは、ポジティブに生きるための基本中の基本。必須条件です。
生活習慣を急に変えることは、なかなか難しいものですが、少しずつ取り組めば、かならず変わっていきます。
自分のために、ちょっとだけ頑張ってみてくださいね。
まとめ
長い文章になってしまいましたので、簡単にまとめておきます。
拡張-形成理論によって…
・明るい考えが多い人は、ますますハッピーになる
・暗い考えが多い人は、ますます不幸になる
その分岐点となるのが…
ポジティビティ比「3:1」
ポジティビティ比を上げるには…
●暗いテレビはなるべく観ない
●意識して物事のプラス面を見る
●運動・睡眠・腸の調子は必須
やることは、3つ。
3つとも、そんなに難しいことではありませんが、長期間続けるのは、やっぱりちょっと大変かもしれませんね。
でも、「3:1」を超えてくれば、もうこっちのものです。
「将来の自分のため」と思って、少しずつでいいのでポジティビティ比を上げていってくださいね。
きっと、ハッピーな未来がやってくると思いますよ。
☆☆☆
以上、幸せな人と不幸な人の分かれ道『3:1の法則』とはでした。
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