「メンタルが強い」というのは、天性の才能ではなく「スキル」です。
実はぼく自身、心の弱い人間でした。
・ちょっとしたことで落ち込んでしまう
・「こんな自分ではダメだ」と凹んでしまう
「遺伝だから…」と諦めていましたが、それは大きな勘違い。
心を学ぶことで、そんな自分から脱出できたのです。
今回の記事では…
「メンタルを強くする3つのコツ」
「落ち込んだ時の対処法」
この2つを合わせてご紹介させていただきます。
メンタルを強くする3つの極意
①『情熱大陸』で自分を客観視する(メタ認知)
②ありのままの自分を受け入れる勇気(自己受容)
③生命エネルギーをフル充電する(リフレーミング)
メンタルを強くするコツ①
『情熱大陸』で自分を客観視する
落ち込まないためは…
「これぐらい、どうってことないですよ」という気持ちの余裕が必要です。
「気持ちの余裕」をつくるのに効果的なのが客観視。
「第三者の目で自分を見る」ということです。
想像してみてください↓
TBSの『情熱大陸』に自分が密着取材されていて、今もカメラが回っている
そう考えてみると…
- 落ち込んでいる自分
- ずっこけちゃった自分
- 涙を流す自分
- 困難に立ち向かう自分
すべてがカッコよく思えてくる。
「今が踏ん張りどころだ」
「これも人生の経験だ」
と前向きに考えられるようになる。
このように…
自分を「客観視」することで、心に余裕が生まれます。
「別の角度」から自分を見るだけで、それほど落ち込まなくて済むのです。
心理学では、これを「メタ認知」と言います。
あのイチローも、こう言っています↓
自分のナナメ上にはもう一人の自分がいて、その目で自分がしっかりと地に足がついているかどうか、ちゃんと見ていなければならない
お坊さんが落ち込まないのも…
「自分を見つめる修行」を積んでいるからです。
客観視のトレーニング方法
気分が落ち込んでいるときに「自分を客観視」することは、案外難しいものです。
そこで、いいトレーニング方法をご紹介します。
それは…
鏡の中の自分に話しかける
「うん、今日もわたし頑張ったよね♪」
「それでも俺、がんばってるよなぁ」
というように、鏡の中の自分と会話する。
こんなことを続けていると、不思議なもので客観視が上手くなってくる。
それと同時に、メンタルも強くなっていきます。
「机の上に鏡を置く」などの工夫をすると良いかもしれませんね。
メンタルを強くするコツ①
・鏡の中の自分と会話する
・「情熱大陸」で自分を客観視する
メンタルを強くするコツ②
ありのままの自分を受け入れる勇気
「理想の自分」と「現実の自分」とのギャップ
これが「落ち込み」の主な原因。
「こんな自分は情けない…」
「もっと評価されてもいいのに…」
と「現実の自分」を受け入れられなくて、落ち込んでしまうのです。
落ち込まない男・明石家さんまさんは「落ち込まない秘訣」をこう語ります↓
「できたはずなのに」とか。ストレスとか溜まる人もみんな過信している。
たとえ失敗したと感じたときでも「俺はまだまだ ここまでか」と思って生きている
「俺はまだまだ」と今の自分を受け入れてから、次に「理想の自分」を目指して精進する。
それが、落ち込まない生き方。
一方、落ち込みやすい人は…
「理想の自分」側から、「現実の自分」を見下ろしてしまう。
そして「あゝ情けない…」と落ち込んでしまうのです。
メンタルが弱い人が、まず最初にすべきことは「ありのままの自分を受け入れる」こと。
アナと雪の女王みたいですが、これを「自己受容」とも言います。
そのことについて、タモリさんがわかりやすく説明しています↓
「自分かいかに下らない人間か」ということを思い知ることで、スーッと楽にもなれるんじゃないかな。(中略)
確かに、それがわかると、一度はドドドーンって落ち込むけどね。すぐに立ち直って、明るくなっちゃうんだよ。
「なんだ、俺はいままでこんなつまらんことにこだわってたのか」って。
そして楽になると同時に打たれ強くもなるんですよ。
『BIG tomorrow』1995年11月号より
ありのままの自分を受け入れるコツ
それでは、「ありのままの自分を受け入れる」にはどうしたら良いのでしょうか?
それは…
事あるごとに「私は○○なタイプなんだ」と人に話す
たとえば、ぼくの場合なら…
・人前で話すと、声が震える
・髪が薄くなってきた
・片づけができない
こんな弱点をドンドン人に話しています。
人の心は不思議なもので…
ちょっと隠しているときは恥ずかしいけれど、
全てをさらけ出すと、恥ずかしさは消えていきます。
そして、恥ずかしさが消えると同時に、「今の自分」を受け入れられるようになってくる。
「笑いたければ、笑ってください」という気持ちになってくる。
「自分の弱さ・弱点」を真に受け入れたとき、「本当の強さ」が芽を出すのです。
メンタルを強くするコツ②
「私は○○なタイプなんだ」と人に話し、現実の自分を受け入れていく
メンタルを強くするコツ③
生命エネルギーをフル充電する
メンタルが弱い人の共通点。
それは…
言葉が暗い
「疲れた」が口癖の人は、いつも疲れています。
「めんどくさい」が口癖の人は、いつも面倒くさがります。
「暗い言葉」によって、生命エネルギーが奪われてしまうのです。
一方、松岡修造さんのように生命エネルギーに溢れた人は、言葉が明るく、メンタルも強い。
言葉には、生命エネルギーを「放電する言葉」と「充電する言葉」があるのです。
(以下、「左」が放電する言葉・「右」が充電する言葉の例)
「疲れた」⇒「よくがんばった」
「忙しい」⇒「充実している」
「退屈だ」⇒「自由だな」
「失敗した」⇒「いい勉強した」
「ヤバい」⇒「エキサイティング」
「困った」⇒「面白いことが起きた」
「納豆しかない」⇒「納豆があって良かった」
このように、「暗い言葉」から「明るい言葉」に変換することをリフレーミングと言います。
普段から「明るい言葉」で生命エネルギーをフル充電おけば、多少のストレスなら乗り越えられるもの。
昔から「言霊」といわれるように、言葉には良くも悪くも「チカラ」があるのです。
メンタルを強くするコツ③
普段から「明るい言葉」をつかい、生命エネルギーを充電しておく
落ち込んだ時の対処法
いくらメンタルが強くなっても、落ち込むときは落ち込みます。
しかし…
落ち込んだあとに、「すぐに立ち直る人」「3日かかる人」「何ケ月も落ち込む人」がいます。
いったい何が違うのか?
それは…
動く量です。
人には「悩むと止まる」という性質があります。
じっと動かず、悩み事を考えてしまうのです。
しかし、落ち込んだ時ほど、筋肉を動かしたほうがいい。
筋肉を動かしているときに、心は休みます。
心が休むと、神経が緩みます。
買い物・ドライブ・カラオケ・賭け事・飲みに行く…。
何でもいいので、とにかく外に出ること。
それが落ち込みから早く立ち直るための、最高の良薬。
これを海外では「キープ・ビジー」とも言います。
「悩んだら忙しくしなさい」ということですね。
落ち込まないコツ・まとめ
最後に「落ち込まないコツ」をまとめておきます。
「これならできそう!」というのがあれば、ぜひ試してみてくださいね。
メンタルを強くするコツ①
・鏡の中の自分と会話して「客観視」を身につける
・気分が落ち込みそうなときは「情熱大陸」で自分を客観視
メンタルを強くするコツ②
「私は○○なタイプなんだ」と人に話し、ありのままの自分を受け入れていく
メンタルを強くするコツ③
暗い言葉は、極力使わない。
明るい言葉に変換し、生命エネルギーを充電する
落ち込んだ時の対処法
筋肉を使うと、心が落ち着く。
落ち込んだ時ほど、外出した方がいい。
以上、『【落ち込まないコツ】メンタルを強くする3つの極意』でした。