「怒りを鎮めるには、その場を離れトイレで3回深呼吸」
というような方法を、本やネットで見かけますが…
これが案外、難しい!
ムシャクシャしているときは「ちょっとの努力」ですら苦痛なもの。
その努力自体がストレスになってしまいます。
そこで今回は『1秒で怒りを鎮める方法』をまとめてみました。
イライラしていても1秒なら頑張れますよね!
「ムカッ」としてもキレないための簡単対処法5つです。
たった1秒・怒りを鎮める方法-5選
①ストップ法
②輪ゴムでパチーン!
③高速で首振り
④鏡を見る
⑤相手は犬
①ストップ法
ストップ法は…
コミュニケーション研究の第一人者ポール・ストルツによって考案された「怒りを抑えるための対処法」。
ポジティブ心理学センターの長でもあるマーティン・セリグマンも、強く推奨しています。
やり方は、とても簡単。
「ストップ!」と叫ぶ
胸の内にある『怒り』に向けて「ストップ!」と強く叫ぶだけです。
たったこれだけですが、意外と効果は高い!
心と身体が刺激されて、
イライラした気持ちが中断し、心が落ち着きます。
さらに、もう1つ。
「ストップ!」と同時に…
手をパーン!と叩く
催眠術を解くときのように、
「耳がピーン」とするほど強く手を叩くと効果は倍増です。
ただ、この方法は人前では不向き。
周りの人がビックリしますからね。
人前では、次の方法がおすすめです↓
②輪ゴムでパチーン!
2つ目の方法は…
手首の輪ゴムを
パチーン!と弾く
あらかじめ手首に輪ゴムを付けておき「イラッ」としたら…
おもいっきり引っ張って「パチーン!」です。
少々 荒療治ですが、
これによって、体内に『幸せホルモン・セロトニン』が分泌されます。
セロトニンは…
- 興奮状態を抑制する
- イライラを解消する
という作用のある神経伝達物質。
「イライラを抑えるお薬」みたいなものです。
セロトニンは「恐怖」と「痛み」によって大量分泌されます。
なので…
「パチーン!」よりも、
「バッチーン!!」ぐらいの方が効果を感じますよ。
③高速で首を振る
3つ目の方法は…
高速で首を横に振る
「怒り」や「イヤな人」を頭から追い払うように、首を激しく横に振ります。
とても原始的な方法ですが、怒りを鎮めるのに効果バツグン!
コツは、
水に濡れた犬が「ブルブルッ」とするような感じです。
④鏡を見る
4つ目の方法は…
鏡で自分を見る
「怒っている自分の表情」を鏡で確認するだけです。
「お坊さんは、なぜ怒らないのか」というと…
『自分を客観視』しているから。
「あっ、怒りが湧いてきたぞ」
「今、イライラしてるなぁ」
というように、自分を「第三者の目」で見ると、怒りが抑えられるのです。
心理学では、これを「メタ認知」といいます。
ただ、『客観視』は案外難しい!
お坊さんが修行して身につけるわけですからね。
その『客観視』を簡単に実現できる方法が「鏡を見る」ことなのです。
ある会社では、
「クレーム対応」の現場でトラブルが絶えなかったのですが…
デスクに鏡を置いて「自分の表情」が見えるようにしたら、トラブルが減り、仕事がスムーズに運ぶようになったそうです。
「自分の怒った顔」を見る機会は少ないと思いますが、一度見てみると面白いですよ。
すーっと心が落ち着いてくるのがわかると思います。
⑤相手は犬
最後の方法は…
相手を犬と思う
お客さんや上司に怒鳴られたり、先生にこっぴどく叱られているときは、段々イライラしてくるものです。
そんなときに、
すかさず「相手は犬だ」と思ってみる。
犬に吠えられても、イライラしませんよね。
「種類が違う」と思えば、腹も立たないものです。
もちろん「犬」以外でもOKです。
「ヘビ」「タヌキ」「ナマケモノ」…
何でもOK。
いろんな種類の人がいますからね。
相手のイメージに合ったものを選びましょう。
イライラした日はカレーを食べましょう!
「怒りを1秒で鎮める方法」を5つ見てきましたが、いかがでしたか。
これらの方法で、怒りが完全に消えるわけではありませんが…
「キレないための応急処置」として、きっと役立つはずです。
では最後に、
怒りによるフラストレーションを残さない「食べ物」をご紹介しておきます。
怒りはおさまったとしても、ストレスは残りますからね。
フラストレーションを残さない「食べ物」
それは…
カレー
最近の脳科学や心理学の研究で…
カレーは「イヤな記憶」だけを消してくれる
ということが分かってきました。
また、ストレス解消にも役立つそうです。
そのため、ストレスが溜まるとカレーを食べたくなる人が多いのだとか。
ぼく自身、まさにその一人です。
「腹が立ったら、すぐカレー」
そんなCMが流れる日も近いかもしれません。
以上、『怒りを1秒で鎮める方法-5選』でした。