- やる気がなくなるヤバい習慣・3選
- おまけ:仕事を楽しくする方法
やる気のみなぎる毎日か、それとも、ぜんぜんやる気の出ない毎日か。
もしも神様から、「あなたはどちらの方がいいですか?」と問われたら…
これは、考えるまでもないですよね。
人間、やる気さえあれば、仕事も趣味も日常生活も楽しくなります。
やる気次第で、大きな成功をおさめることも可能です。
反対に、やる気がなければ、「めんどくさい」が口癖になって…
仕事がつらいだけでなく、日常生活もしんどくなります。
人生が、どんどんつまらないものになっていきます。
こんな人生、絶対にイヤですよね!
ところが、「ある習慣」をつづけていると、やる気が激減してしまう。
そんな怖~い習慣が、いくつかあるんです。
今回はその中でも、多くの人がついやってしまいがちなこと。
これを3つご紹介させていただきます。
あと、最後にオマケで「仕事を楽しくする方法」も1つご紹介させていただきます。
仕事が楽しくなれば、私生活も充実して、ますますやる気がアップします。
これも、きっと参考になると思います。
というわけで、今回はこの4つを駆け足でご紹介させていただきます。
①やる気がなくなるヤバい習慣・3つ
②仕事が楽しくなる方法・1つ
「イキイキとした毎日を送りたい」という方には、必見の内容ですよ。
やる気がなくなる3つのヤバい習慣
やる気がなくなる習慣①
やる気がなくなるヤバい習慣の、まず1つ目はこちら↓
座りっぱなし
家に帰ったらソファーに座って、長時間テレビやスマホを見ている。
そんな方も少ないないと思いますが…
この習慣がヤバくて、どんどん無気力になってしまうんです。
「座りっぱなし」でやる気がなくなる2つの理由
その理由は2つあって…
まず1つ目は、脳が劣化する。
いちばん分かりやすいのが、アメリカの「3200名を対象に25年間」にわたって行われた、かなりの大規模研究。
それで分かったのが…
テレビの前で座っている時間が長い人ほど、記憶力・集中力・頭の回転が悪かった
その中でも、とくにひどかったのは…
毎日3時間以上じっと座ってテレビを見ている人で、脳機能が恐ろしいほどおとろえていました。
つまり、座りっぱなしの時間が長い人は、見た目は若くても、脳みそはお年寄りになってしまう。
その状態で、やる気が出てくるはずがないですよね。
ちなみに、脳がおとろえてくると、「歩くスピード」が次第に遅くなります。
で、もう1つの理由がもっと怖い!
やる気や活力のことを、「生命エネルギー」と言ったりしますが…
生命エネルギーは、体のどこで作られているのか?
その場所は、ミトコンドリア。
ミトコンドリアは、細胞の中にたくさん入っているのですが、ここが生命エネルギーの発電所。
なので、ミトコンドリアが元気で数が多い人ほど、エネルギッシュでいられます。
では、ミトコンドリアを活性化するには、どうしたらいいのか?というと…
エネルギー不足にする
たとえば、断食をしたり、寒いところで激しい運動をすれば…
「エネルギー不足だ!発電所を増やせ!」ということで、ミトコンドリアの数が増えたり、元気になったりします。
で、ここで本題に戻りますが…
長時間座りっぱなしだと、ミトコンドリアはどうなるのか?
ここまで読んだ皆さんなら、もうお分かりですよね。
そうです!
長時間座りっぱなしだと、「エネルギーが余ってるぞ!発電所を減らせ!」ということで、ミトコンドリアの数が減ったり、元気がなくなったりするんです。
こうなってしまったら、生命エネルギー不足で、どうあがいてもやる気は出てこない。
無気力な人間になってしまう、というわけです。
そんな2つの理由で、長時間座りっぱなしは、とにかくやめた方がいいというこですね。
ただ、「わたしは、仕事でずーっと座りっぱなしなんです」という方もみえると思います。
そんな方は…
- こまめにお手洗いにいく
- エレベーターではなく階段をつかう
- 昼休みに散歩する
- 通勤で一駅分歩く
など、こまめにエネルギーを使うようにすれば、脳とミトコンドリアの劣化はずいぶん防げると思いますよ。
やる気がなくなる習慣②
やる気がなくなるヤバい習慣の2つ目は、こちら↓
休日に遅くまで寝る
「なんでたくさん寝てるのに、やる気がなくなるの?」と思われた方もみえるかもしれませんが…
その理由は…
休日に遅くまで寝ると、一年中「時差ボケ状態」になってしまうからです。
どういうことか?
人間の体内時計は、朝に強い光を浴びることでリセットされます。
ところが、休日に遅くまで寝ていると、体内時計と実際の時間がズレてしまう。
これが時差ボケ。
で、一度ズレた体内時計を元に戻すのに、一週間はかかるんです。
ということは、月火水木金曜日、平日はずーっと時差ボケ状態。
時差ボケの症状は…
- 日中の眠気
- 作業能力の低下
- 強い疲労感
- ぼんやり感
- 目の疲れ
- イライラ
など。
この状態で仕事をするわけですから、疲れもストレスもハンパなくなる。
金曜日にはヘロヘロになって、週末はまたゆっくり寝てしまう。
これを繰りかえすことで、年中時差ボケ状態になってしまうというわけです。
年中時差ボケ状態から抜け出すには
では、年中時差ボケ状態から抜け出すには、どうしたらいいのか?
ポイントは3つあって…
・毎日おなじ時間に起きる
・起きたら外の光を浴びる
・ツラいときは昼寝でカバー
これを2週間もつづけていれば、時差ボケが解消されて、同時にやる気もよみがえってくるのを実感できるはずです。
最初のうちは体がつらいかもしれませんが、だんだん楽になります。
心当たりのある方は、ぜひ実践してみてくださいね。
やる気がなくなる習慣③
やる気がなくなるヤバい習慣の3つ目は、こちら↓
寝るまえの食事
人は、なぜ眠るのか?
- 肉体の疲れをとる
- 記憶を整理する
- 免疫力を高める
- 脳を洗浄する
睡眠にはいろいろな役割があるわけですが、その中でも最も大切なものは、ズバリこれ↓
成長ホルモンの分泌
成長ホルモンは、子どもの伸長を伸ばすだけでなく…
- 細胞の修復
- 新陳代謝の促進
- 筋肉量の増加
- 疲労回復
- 活力の増強
- メンタルの改善
など、イキイキと活動するのに欠かせないのが「成長ホルモン」。
この成長ホルモンは、寝始めの3時間にドカンと大量分泌されるのですが…
「血糖値が高いと、分泌量が激減する」という性質があるんです。
つまり、寝る前に食事をとると、血糖値が上がって、成長ホルモンがあまり分泌されない。
すると、先ほどと逆のことが起きてくる。
- 細胞の老化
- 新陳代謝の低下
- 筋肉量の減少
- 疲労感
- 無気力
- メンタルの悪化
など。
これでは、日常生活を送るだけでも、しんどい。
やる気なんて出てくるはずがないですよね。
「寝るまえの食事」をやめてみたら…
実は、ぼくも昔は、寝る直前までお酒を飲んだり、おつまみを食べたりしていました。
そのせいだと思うのですが…
毎日、なんとなく体はだるいし、頭はぼんやりする。
で、「夢をかなえるゾウ」を読んだときに、こんなことが書いてありました。
「寝る前に食い過ぎると目覚めが悪いんやで」
この言葉が妙に気になって、一日だけ「寝る前の食事とお酒」をやめてみました。
空腹の状態で寝たんです。
そうしたら、朝から体はラクだし、頭もスッキリ。
結局、その日一日、ずーっと心も体が軽かった。
それ以来、「遅くとも、寝る1時間前までに、食事とお酒を終わらせる」。
これをマイルールにしています。
でも、ぼくも人間ですから、寝る前にお腹が空いて、ラーメンを食べてしまうときもあります。
すると、次の日はやっぱりツラい。
「食べるんじゃなかった…」って、いつも後悔します。
とにもかくにも、寝る前の食事は…
次の日がツラくなるだけでなく、長期的には老化を早めてしまい、体力も失っていきます。
できれば、寝る2時間前までに、食事やお酒は終わらせる。
なかなか難しいですが、これを習慣にすれば、やる気の度合いが全然違ってくると思いますよ。
仕事を楽しくする方法
仕事中に、こっそりゲームをやっている。
そんな度胸のある人も、ときどきいるそうですが…
ぼくもその気持ち、よ~くわかります。
仕事より、ゲームのほうが楽しいですからね。
ゲームが楽しい理由
では、なぜゲームは楽しいのか?
理由は4つあって…
- すぐに達成感を味わえる
- 没頭できる
- 成長の実感がある
- 「やらされ感」がない
ゲームには、この4つの要素が含まれているから楽しい。ハマってしまうんです。
ということは…
仕事も、この「4つの要素」を満たしてやれば楽しくなるということ。
仕事に「ゲームの要素」を入れるには?
そんな都合のいいの方法があるのか?というと、これがあるんです!
とっても簡単な方法が。
それが、タイムプレッシャー法。
やり方は簡単で…
制限時間と目標を設定する
たとえば…
「20分以内に、ここまで入力するぞ!」
「12時までに、10個つくるぞ!」
上司から「4時までに終わらせてくれ」と言われたときでも…
「よーし!3時までに終わらせてやる!」みたいに。
制限時間と目標を、自分で設定する。
これが、タイムプレッシャー法。
タイムプレッシャー法をつかうと…
ひんぱんに達成感を味わえます。没頭できます。
スピードをあげると上達も早まるので、成長の実感も感じられます。
「仕事のノルマ」が「自分の目標」に変わるので、やらされ感もなくなります。
つまり、タイムプレッシャー法ひとつで、「ゲームの4つの要素」をすべて満たすことができる。
だから、仕事がだんだん楽しくなってくるんです。
テレビでおなじみの脳科学者・茂木健一郎さんも、教育学者の齋藤孝さんも…
「ストップウォッチなしでは、仕事にならない」というようなことを言っています。
ぼくもまったく同じで、キッチンタイマーがないと仕事に身が入りません。
それから、人間国宝の大場松魚(おおば しょうぎょ)さん。
漆器をつくっていた方ですが、大場さんはこんな言葉を残しています。
「私は時計と競争する。1分で出来たら、次は55秒で綺麗に作る」
タイムプレッシャー法を使っていたから、誰よりも上達できた。
そして、成長の実感があったから、ひとつの仕事を一生かけてやり通すことができた、ということでしょうね。
あと、ダライ・ラマ14世。
ダライ・ラマは、自分の学生時代をふり返って、こんなことを言っています。
「目の前に締め切りが迫っていないかぎり、私たちは怠けずに勉強しようとしなかった」
あのダライ・ラマですら、タイムプレッシャーがなければ、やる気が出なかったというこですね。
タイムプレッシャー法がいかに凄いのかを、お分かりいただけたと思いますが…
実は、タイムプレッシャー法は、やる気を高める効果だけではないんです!
タイムプレッシャー法で、だんだん仕事を好きになる
タイムプレッシャー法をつづけていると、だんだん仕事を好きになります。
というのは、先ほどお伝えしました、ゲームの4つの要素。
- すぐに達成感を味わえる
- 没頭できる
- 成長の実感がある
- 「やらされ感」がない
これらには、共通点があります。
それは何か?というと…
ドーパミン
・達成感を感じると、ドーパミンが分泌されます
・没頭すると、ドーパミンが分泌されます
・成長を実感すると、ドーパミンが分泌されます
・やらされ感がないと、ドーパミンが分泌されやすくなります
で、人間の脳みそは、ドーパミンが大好物で…
「ドーパミンを分泌してくれるもの」を好きになるんです。
これを「強化の原理」というのですが…
たとえば通勤電車で、すぐとなりに「とびっきりのイケメン」がいたら、ドキドキしますよね。
ドキドキするということは、ドーパミンが分泌されている証拠。
それから3日後に、再びそのイケメンを見かけたら…
胸がドキドキして、ドーパミンが分泌される。
一週間後に見かけたときも、やっぱりドーパミンが分泌される。
こうやって、人は恋に落ちていく。
これも、強化の原理。
脳は、「何度も繰りかえしドーパミンを分泌してくれるもの」を好きになるのです。
水族館に行くと、イルカたちは、嫌がることなく楽しそうにジャンプしています。
なぜイルカは、あんなにも仕事が好きなのか?
これも、強化の原理をつかって調教しているから。
人間の仕事でも、これと同じ。
仕事中に、何度も繰りかえしドーパミンを分泌してやれば、人は仕事を好きになる。
反対に、もしも今「仕事が嫌い」というのなら…
それは、仕事中にドーパミンを分泌した経験が少ない証拠。
ですので、特にそういう方には、タイムプレッシャー法をぜひ試してほしい!
時間はかかるかもしれませんが、タイムプレッシャー法をつづけていれば…
いつかきっと、「仕事も嫌いじゃないよ」といえる自分になれると思いますよ。
まとめ
ちょっと想像してほしいのですが…
・A銀行にお金をあずけると、年利3%
・Z銀行にお金をあずけると、年利マイナス3%
この2つの銀行があったとき、Z銀行に貯金する人なんて、絶対にいませんよね。
Z銀行に財産をあずければ…
年々生活は苦しくなり、人生がハチャメチャになってしまいます。
実は、今回ご紹介しました「やる気がなくなる3つのヤバい習慣」は…
お金と同じくらい大切な「やる気」を、Z銀行にあずけているのと同じことなんです。
年を追うごとにやる気がなくなり、仕事も生活もつらくなるし、やがては人生全体がつまらないものになってしまう。
だから、一日でも早く、これらの習慣はやめたほうがいい。
- 座りっぱなし
- 休日に遅くまで寝る
- 寝るまえの食事
反対に、タイムプレッシャー法は、A銀行に「やる気」をあずけているのと同じ。
やる気がだんだん上がっていき、仕事も好きになります。
仕事が充実してくれば、私生活も楽しくなり、人生全体が充実してきます。
どちらの銀行に「やる気」をあずけるかは、あなた次第。
ぼく、個人的には、A銀行をおすすめしたいと思います。
以上、やる気がなくなるヤバい習慣・3選でした。
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