イライラしない方法「腹が立つ本当の原因とは?」
今回は、イライラしない方法をお話させていただきます。
そのためには「腹が立つ本当の原因」を知ることが必要ですので、まずは少しだけお付き合いください↓
ぼくラッキーが、小学校の五年生ときの話ですが…
授業中に、お腹が痛くなり、
ラッキー:「先生、トイレ、いいですか?」
担任:「おー大丈夫か?保険委員も一緒に連れて行くか?」
ラッキー:「大丈夫です!」
トイレに向かいながら、
「あったかい先生だな~」と思いました。
数日後…
また、授業中にお腹が痛くなりました。
ラッキー:「先生、トイレいいですか?」
担任:「なんで、休み時間に行かんのだ!」
ラッキー:「先生、『大』のほうなんですぅ…」
担任:「とっとと、行って来い!」
えーーっ!
この前との温度差ありすぎで、風邪引きそうだわ!
機嫌が人格をつくる
この数日間で、先生に何があったのでしょうか?
何で、急に冷たくなってしまったのでしょうか?
先生に嫌われるようなことをした覚えはありません。
悪霊が、先生に取りついた訳でもありません。
その原因は、当然ですが…
『機嫌の良し悪し』。
先生が、上機嫌か不機嫌かの違いです。
精神状態は、人間の行動を大きく左右します。
野球で、逆転サヨナラホームランを打ったバッターは、
ホームインするときに、ナインからボコボコに叩かれても笑っています。
が、
もしも、打たれたピッチャーが同じことをされたなら…
おそらく、彼は…
キレることでしょう。
『ボコボコに叩かれる』という同じことが起きても、
その前に起きた出来事次第で、反応は変わってしまう。
心理学では、これを「気分一致効果」といいます。
先生も、その日はたまたま何かあって不機嫌だったのでしょう。
上機嫌であれば、たいていのことなら笑っていられますが、
不機嫌なら、些細なことでもイライラしてしまいます。
「不機嫌でも いいんじゃない。人間だもの」
なるほど、その通りですよね。
しかし、
『不機嫌なときに、悪い出来事が重なる』と怖いのです。
不機嫌を通り越したときに…
人は、意味もなく攻撃的になります。
他人を攻撃したり…
自虐的になったり…
攻撃的になる人は…
- 物を乱暴に扱ったり
- 他人に言いがかりをつけたり
- 他車をうしろからあおったり
- ケンカを売ったり
自虐的な人は…
精神的に自分を責め、
最終的には自らの身体を傷つけたりしてしまう。
『機嫌』の状態が、人の行動を恐ろしいほど左右してしまいます。
一人の人間が、
その時の精神状態によって、『心の広い人格者』のようになったり、『極悪人』のようになったりするわけです。
「機嫌が人格をつくる」
と言っても、過言ではありません。
だから、普段から上機嫌で生きていくことが、とても大切になります。
自分で自分の機嫌をとる
とはいっても、
上機嫌になれるような良い出来事って、なかなか起きませんよね。
良い出来事を待っていても、外からは、なかなかやって来ない。
だったら、
自分で自分の機嫌をとるしかない
ということになります。
『自分で自分の機嫌をとる』って、具体的にはどうしたら良いのでしょうか?
それには、大まかに分けて、2つあります。
- 欲求を満たす
- ポジティブ思考
1つずつ見ていきます↓
1. 欲求を満たす
自分の機嫌をとるのに、一番大切なのは、
『三大欲求』を満たしてあげることです。
『三大欲求』とは…
- 食欲
- 睡眠欲
- 性的欲求
①空腹なら、些細なことで腹が立ちますが、
満腹なら、そう簡単には怒れません。
②睡眠不足なら、起きて活動していること自体がストレスになりますが、
たっぷり眠った日なら、すがすがしい一日を過ごせます。
③性的欲求が満たされていないと、イライラしがちですが、
満たされていれば、みなさんご存知のとおりです。
だから、まずは、
美味しいものを食べて、
たっぷり眠り、
性的欲求を積極的に満たしてあげる。
三大欲求以外にも、欲求はたくさんあります。
欲求は、心の声にあらわれます。
「体を動かしたいな~」と思ったら、運動をする。
「歌を歌いたいな~」と思ったら、カラオケに行く。
「最近、呑みに行ってないな~」と思ったら、友達を誘ってみる。
「海を見たいな~」と思ったら、海に行く。
お小遣いでできる範囲でどんどん実行して、自分をどんどん喜ばせていくことが大切です。
2. ポジティブ思考
自然と頭に浮かぶ考えを、「自動思考」といいます。
「自動思考のほとんどがネガティブ」といわれています。
「面倒くさいな~」
「退屈だ」
「さみしい~」
「困ったな~」
などなど。
自動思考を、そのままほかっておけば、
自然とネガティブな気分になってしまい、上機嫌でいられなくなる。
つまり、
ネガティブな自動思考を、ポジティブ思考に切り替える必要があるのです。
では、どうすればポジティブ思考になれるのか?
言葉を変えればいいのです。
たとえば、
「掃除しなきゃ」と思うと、
「面倒くさい」というネガティブな自動思考が湧いてきます。
しかし、
「ピカピカにしよう!」に変えれば、気分も楽しくなります。
ケガをしたときでも…
「ツイてない」ではなく、
「こんなもんで良かった!」と言えば、心をポジティブに保てます。
他にも、
困ったなぁ → 面白いじゃん
疲れた → がんばった!
忙しい → 充実してる
寂しい → 自由だなぁ
うらやまし → なかなかヤルなぁ
失敗した → 勉強になった
やばい! → エキサイティング!
などなど…。
言葉を変えるだけで…
ネガティブからポジティブに切り替えることができます。
最初は、意識しなければできませんが、すぐに習慣化されるものです。
ポジティブな言葉を習慣化できれば、みずから機嫌を損ねることもなくなります。
自分に優しく、他人に優しく
◆自分で自分の機嫌をとる方法を、まとめると…
- 欲求を満たして、ご機嫌を充電する。
- ポジティブ思考で、不機嫌を回避する。
特別に何か良い出来事がなくても、
この二つを実行できれば、日常を上機嫌で暮らしていけます。
上機嫌な毎日を過ごすことで、ストレス耐性も上がり、
素敵な顔つきになり、声にも張りがでてきます。
他人からも、
「心の広い人だ!」
「器の大きい人だ!」
と評価され、
「あなた、最近 変わったね!」
「最近、イキイキしてるね!」
となることでしょう。
「自分に厳しく、他人に優しく」は修行しなければできません。
「自分に厳しく」したら、「他人に文句」が出てしまうのが普通です。
まずは、自分で自分を喜ばせていきましょう。
忍耐力は筋力と同じ性質
アメリカの研究で…
『忍耐力』は、『筋力』と同じ性質がある
という報告があります。
マラソンの直後に、激しい運動ができないのと同じで、
忍耐もエネルギー切れを起こすのです。
『禁煙中は、ドカ食いしやすい』とか、
『ダイエット中は、浮気をしやすい』
ということも判明しています。
心がエネルギー切れを起こさないように、常日頃から自分を喜ばせていくことが大切です。
まとめ
すぐにイライラしてしまうのは、そもそも不機嫌だから。
上機嫌であれば、そう簡単には腹が立たないものです。
自分で自分の機嫌をとることで…
ストレス耐性を高めることができ、いつも上機嫌で過ごせます。
その結果、イライラすることも少なくなるでしょう。
自分に優しくなればなるほど、ほかの人への反応も自動的に優しくなる
(ウエイン・W・ダイアー)
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以上、『【イライラしない方法】腹が立つ原因と対処』でした