怒りの原因は「期待ハズレ」◆人間関係イライラの原因と解消法

心理カウンセラー・ラッキー
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・旦那にイライラ

・子どもにイライラ

・店員にイライラ

・他人にイライラ

イライラする女性

イライラが多いと…

その日の気分が悪いだけでなく、全身の健康にも害をあたえます。

 

しかも、大切なお金や休日を「ストレス解消のため」に使わなければならない。

ストレス解消のためのお金

早起きは三文の得、イライラは3000円の損。

できることなら、イライラを減らしたいですよね。

 

そこで今回は「人間関係イライラの原因と解消法」についてお話させていただきます。

 

 

怒りの原因は「期待しすぎ」

人は、なぜイライラするのか?

 

怒りの原因の99%は…

「期待しすぎ」です。

 

怒りの順序は…

出来事
↓↓
期待ハズレ
↓↓
怒り

 

怒りは二次的感情。

「期待ハズレ」が、「怒り」へと化けてしまう。

期待ハズレの表情怒りを爆発させる女性

 

つまり、

「期待しすぎ」が、イライラの原因なのです。

 

高速道路の事故渋滞でイライラしてしまうのは…

高速道路の渋滞

「高速道路で事故渋滞があるのは知っているけど、自分が通るときはスイスイ走れるはず」

「もっと早く到着できるはずだった」

という『期待』が、心のどこかにあるから。

 

ぼくも、ときどき渋滞でイライラしてしまうんですけど、心の中ではそういう事が起きている。

「現実以上」を、無意識のうちに期待しているわけです。

 

次に「人間関係のイライラ」について掘り下げていきます。

そして最後に「解消法」です。

 

まずは「期待しすぎている自分」に気づくことが大事

「不愛想な店員だな!」と腹が立つこと、ときどきありますよね。

不愛想な店員

実はこれも、「期待しすぎ」が原因。

 

たとえば、海外に行くと…

店員の愛想が良くないのは、普通のこと。

海外のお店

「期待していない」から、腹も立ちません。

 

逆に、いい店員に出会うと嬉しくなります。

 

一方、初めて日本にくる外国人は「サービスの良さ」に驚きます。

日本に来た外国人観光客

そもそも「店員に対する期待が低い」から、日本のサービスに感動できるのです。

 

子育てのイライラも期待しすぎ

子育てのイライラの多くも…

「もっともっと」という期待。

 

テストで80点だったとしても…

テスト

「なんで、ここ間違えたの?」

「これ、ケアレスミスでしょ!もったいない」

と『バツ』にばかり目が行ってしまう。

 

「もっともっと」という自分の期待が、怒りを生んでいるのです。

 

もしもこの状況を、「難病の子をもつお母さん」が見ていたら、こう思うはず↓

「点数なんていいじゃない。健康なんだから」

難病の子供

 

往々にして、親は子どもに対して「自分以上」を期待しがち。

 

でも、ぼく自身の子供の頃を思い出すと…

「もっと勉強しなさい」と言われて

「はい」と素直に言えたことは、ほとんどありませんでした。

イライラする母親

 

自分ができなかったことを、子どもに期待しても、やはり無理なのです。

 

期待をかけられたうえに、イライラされたら、子どもだってツラいのです。

期待をかけられた子ども

 

夫婦間のイライラも、やはり期待しすぎ

「俺が運転してるのに、隣で寝るなよ」と、奥さんに腹が立つ。

助手席で眠る奥さんに腹が立つ旦那

よくある話です。

 

しかし、もしも奥さんが亡くなったら…

「隣にいてくれるだけでいい」と、しみじみ思う。

遺影を見て涙を流す旦那

 

その時はじめて「期待しすぎていた自分」に気づくのです。

「箸の上げ下ろしにまで、おれはケチをつけてたんだ。ごめん」と。

涙を流す男

 

期待を低くして、イライラを減らす方法

前置きが長くなってしまいましたが

「期待が低ければ、腹も立たない」ことをご理解いただけたと思います。

 

では、どうすれば期待を下げられるのか?

 

そのヒントを、あのタモリさんが教えてくれています。

タモリさんのサングラス

タモリさんが温厚でいられる理由は、こうです↓

オレは何事にも期待していないところがあるんだね。(中略)

オレは人間性に対して信頼をおいていない。

『週刊現代』1993年3月27日号より

 

「人間なんて、だれもが未熟な生き物だよ」

そう思っているから、腹も立たない。

 

もしもスタッフが、「すみません!30分ぐらい遅刻しそうです」と電話してきても…

電話で謝罪するスタッフ

「あ、そう。気をつけてな」で終わりです。

タモリさんのサングラス

 

この世に、完璧な人間は一人もいません。

 

子どもだけでなく、

親・友達・上司・先生・社長・店員さん・おじいちゃん、そして自分も。

誰もが未熟。

 

そういうスタンスに立てたとき…

「うまくいかない時もあるよな。でもオレも、がんばってるよなぁ」

「ところで、あいつもがんばってるよなぁ、えらいよなぁ」

と、褒めたり許せたりするもの。

 

人間関係でイライラしないために必要なのは…

「人間は誰もが未熟」という真実を忘れない努力なのです。

 

まとめ

イラっとしそうになったら…

「人間は誰もが未熟」というスタンスに立って、「期待しすぎていないかな?」と考えてみる。

 

そんなことを繰り返していくうちに、体が覚えて、イライラすることも減ってくるはずです。

 

最後に余談ですが…

先日、あるセミナーを聞きにいったときのこと。

 

講師の男性が緊張しちゃって、何を言っているのか分からないんです。

緊張してうまく話せない男性

途中から、じれったくなってイライラしてしまいました。

 

そのときに、こう考えてみました↓

「自分の弟が、慣れない所でがんばっている」

 

すると…

期待がなくなって、温かい目でみてあげられることができました。

「がんばれー!」って。

 

「人間は誰もが未熟」の応用編ですね。

 

ぜひみなさんも、「人間は誰もが未熟」を様々なところで応用して使ってみてください。

イライラを、グッと抑えられるはずです。

 

今回の記事は、軽い感じに書きましたが…

複雑な現代を生きる私たちにとって、とても大切な内容だと思っています。

 

「イライラしないで許せる心」

「人も自分も許せる心」

そんな「幅広い心」を多くの人が持てたとき、みんなが生きやすくなって、自殺者や心の病の数も減少するのではないでしょうか。

 

 

以上、『怒りの原因は「期待ハズレ」◆人間関係イライラの原因と解消法』でした。

著者:心理カウンセラー・ラッキー

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