子供の心の育て方
自分に自信のない子どもは、
- 引きこもり
- 不良
- 自傷行為
- 体中にピアス
という行為に走りがち。
一方、
自分に自信のある子どもは、胸を張って社会に出ていけます。
親の役目でもっとも重要なのは、子どもに「本当の自信」を与えること。
今回は、子育て中の親御さんにとって、とても重要なお話をさせていただきます。ぜひ最後までお読みください。
子供の心に一番必要なものは「本当の自信」
子どもの心の教育を間違えると…
その子は「一生 自信のない生活を送る」ことになります。
家庭教育で、最も重要なのは…
「立派な人になるために成績を上げる」ことではなく、
「本当の自信」を与えてあげること。
自己肯定感を上げることです。
「本当の自信」とは、運動神経がいいとか、学力優秀ではありません。
本当の自信とは…
「無条件で親から愛されている」と信じ切れること。
親から「存在価値」を認められると、本当の自信が身につきます。
「僕は、生きているだけで価値があるんだ」ということを心の底に持っている人は、「他人の評価」を恐れません。
周りに流されず、堂々と人生をを歩んでいくことができます。
有名人を挙げると、
- 野球のイチロー
- 元サッカーの中田英寿
- ソフトバンクの孫正義
などでしょうか。
逆に、
存在価値を認められずに育つと「本当の自信」を失います。
その結果「他人との比較」から自信を得ようとする。
- 成績が良いから、人として価値がある
- 見た目がいいから、人として価値がある
- お金持ちだから、人として価値がある
このような「価値観」が心の奥底に根付いてしまい、次第に「他人の評価」を恐れるようになるのです。
「自分がどう思うか」を考える前に、
「他人がどう思うか」を考えるようになってしまう。
つまり、「他人の目」が行動の基準になってしまうのです。
心理学では、これを「過剰適応」といいます。
また、些細なことで自信を失い、自分で自分を責めるようにもなる。
なかには、「引きこもり」「不良」「自傷」「体中にピアス」という行為にまで走ってしまう人もいます。
他人との比較で「子どもの価値」を決める親が増えている
残念なことに、今の世の中は…
「目に見える結果」を出した人だけが、高い評価を受ける傾向があります。
大人ですら、地位・お金・見た目・成績などで人を判断してしまいがち。
しかし、人はそれぞれ「優れた個性」を持っています。
マツタケは、たしかに値段が高い。
しかし、シイタケ・ダイコン・ピーマン・オクラだって、マツタケには負けない素晴らしい部分をたくさん持っています。
親が「地位・お金・見た目・成績」などという表面上だけの評価に振り回されてしまうと…
子どもまでもが、自分らしさを失い「自分の存在価値」を忘れてしまうのです。
我が子の存在価値を忘れかけていませんか
病気で子どもを亡くした親は…
「入院しててもいいから、生きていて欲しかった」と涙を流します。
親が子どもに対して、もっとも強く求めているものとは…
生きていてくれること。
まったく当然なことですが、
忙しい生活をしていると、つい忘れてしまっている親御さんもいるのではないでしょうか。
生まれてくる前は「五体満足なら、それだけでいい!」
そう思っていましたよね。
その気持ちを、どうか今一度、思い返してみてください。
「本当の自信」を奪う褒めかた
褒めかたを間違ってしまうと、
子どもは「本当の自信」を失ってしまいます。
「本当の自信」を奪う、最悪のパターンはこれ↓
成績が良いときは褒めて
成績が悪いときはガッカリする
こういうことを繰り返すと、
子どもは…
- 成績の良い自分は、愛されるんだ
- 成績の悪い自分は、愛されないんだ
と信じてしまう。
「無条件で親から愛されている」ことを、信じられなくなってしまうのです。
「本当の自信」を与えるには
子どもに本当の自信を与えるには…
「良いときも悪いときも、あなたは素晴らしい存在なんだ」
「生きているだけで嬉しいよ」
ということを常に教えてあげることです。
そのための簡単な方法は…
ダメだったときに励ます
- 成績が良かったら、褒める
- 成績が悪かったら、励ます
「励」という字は、「一万ノ力」と書きます。
つまり、「励まし」は「一万のチカラ増し」。
駄目だったときはガッカリしたりせず、精一杯励ましてあげてください。
「○○ちゃんなら次は大丈夫だよ!」
という感じで。
できれば、そのときに抱きしめてあげましょう。
そういう事を重ねることで…
子どもは「無条件で親から愛されている」と確信できるようになり、それが「本当の自信」につながります。
「甘い!」
「そんなんじゃあ、勉強しなくなるんじゃない?」
そんなご意見も聞こえてきそうですが…
その言葉は、子どもの「人生」より「成績」の方が大切な親の口から出てくる言葉です。
おすすめ!こんな方法もありますよ
「あなたは素晴らしい存在なのよ」と、子どもに愛情を伝えるユニークな方法があります。
それは…
毎日8秒間ギューと抱きしめる
朝の出発時などに、
「1.2.3.4.5.6.7.8」と数えながら、ギューって抱きしめてあげる。
これは有名な方法ですが、なぜ8秒間なのかは分かりません。
でもこれ、ホントに効果があるんです!
半年も続けていると、子どもが驚くほど変わります。
健やかで自信のある、優しい子に変わっていきます。
その驚きの効果は、我が家でも経験済み。
最初は照れくさいですが、ぜひ一度試してみてください。
おすすめです。
家庭教育まとめ
今回の記事は、
「子育ての常識が、何かおかしな方向へ向かっているのではないか?」
という気持ちがあって書こうと思いました。
子どもの人格は、
「生まれつき」よりも「親の影響」の方が大きいと言われています。
親のちょっとした言動と心構えで「子どもの心の成長」が大きく変わってくるのです。
子どもの存在を認め、
ときには励まし、
ときには抱きしめ、
親の無条件の愛をたっぷりと子どもに伝えてあげてください。
以上、【子供の心の育て方】家庭の教育は「本当の自信」をつけさせることでした。