今回は、かなり衝撃的な内容です。
![驚き](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image01.png)
というのは…
多くの人が、「ストレスは体に悪い」と思っていますよね。
これは、医学や心理学でも常識。
ストレスは、心臓病・うつ病・依存症・脳細胞の破壊・老化の加速などの原因となるため、非常に体に悪いとされています。
ところが!
最近の研究で、「ストレスは体に良い」ということがわかってきたのです。
ちょっと受け入れがたい話ですが、これは事実。
ただ、1つだけ条件があります。
それは、考え方。
考え方を変えると、ストレスは「体に悪いもの」ではなく、「体に良いもの」へと変わる。
つまり、考え方ひとつで、ストレスは毒にも薬にもなるというわけです。
![考え方とストレス](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image02.png)
さらに、ストレスを薬として使っている人は…
やがて「ストレス免疫」というものが脳内にできて、ストレスに強くなれる。
![強い心](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image03.png)
困難に負けない、強い心を持つことができるのです。
今回は、そんなすごいお話。
というわけで…
①ストレスが、毒から薬に変わるメカニズム
②考え方を変える方法
この2つを、順番にご紹介させていただきます。
この話は、聞いて絶対に損はありませんので、ぜひ最後までご覧くださいね。
①ストレスが、毒から薬に変わるメカニズム
まずは、「ストレスが、毒から薬に変わるメカニズム」。
これは、とても分かりやすい研究があります。
1998年~2006年にアメリカでおこわれた、3万人を対象にした大規模研究。
調査の結果…
「強度のストレス」を受けていた人たちは、死亡リスクが43%も高まっていました。
ストレスが原因の病気で亡くなる人が、たくさんいたということですね。
当たり前といえば、当たり前ですけど。
ところが!
もっとよく詳しく調べてみると…
死亡リスクが高まったのは、「ストレスは体に悪い」と考えていた人たちだけでした。
![ストレスは体に悪い](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image04.png)
「ストレスは大切だ」と考えていた人たちは…
死亡リスクの上昇は見られなかったどころか、むしろイキイキと健康になっていたのです。
![ストレスは大切だ](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image05.png)
どのくらい健康なのかというと、「ストレスがほとんどない人たち」よりも健康だったのです。
![イキイキと健康](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image06.png)
グラフにすると、こんな感じ↓
![考え方と健康のグラフ](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image07.png)
つまり、「ストレスは大切だ」と考えていれば、ストレスは毒ではなく、薬になる。
ちなみにアメリカでは…
「ストレスは体に悪い」という思い込みのせいで、年間2万人以上の人が命を落としていると推測されています。
とんでもない数ですが、「亡くなるまでいかない人」「ストレス性の病気で苦しんでいる人」を含めれば、相当な人数になりますよね。
「ストレスは体に悪い」という思い込みが、体に悪い理由
ではなぜ、「ストレスは体に悪い」という思い込みが、体に悪いのか?
その理由は…
ストレスから逃げようとするから
![ストレスから逃げる](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image08.png)
「明日も仕事かぁ。イヤだなぁ」とか、
![明日も仕事](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image09.png)
「プレゼンなんかやりたくないよ!緊張するし」というように。
![プレゼンを嫌がる](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image10.png)
このように、ストレスから逃げようとすることを「逃走反応」と言います。
で、逃走反応のときに出てくる「ストレスホルモン」のバランスが悪いのです。
![ストレスホルモンのバランスが悪い](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image11.png)
バランスが悪いから、体に悪い。
心臓病やうつ病になりやすいのは当然ですが、ほかにも…
・体力、集中力、自制心の低下
・充実感、幸福感の低下
それから同志社大学の研究では、「仲間から孤立しやすい」ということも分かっています。
「ストレスは大切だ」という思い込みが、体に良い理由
一方、「ストレスは大切だ」と考えている人は、ストレスによってむしろやる気になる。
![ストレスは大切だ](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image12.png)
「不安があるから頑張れるんだ」とか、
「緊張するから、いいパフォーマンスを発揮できるんだ」という具合に。
![やる気になる](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image13.png)
これを「チャレンジ反応」といいますが…
チャレンジ反応のときは、ストレスホルモンのバランスがいい。
![チャレンジ反応](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image14.png)
バランスが良いから、体に良い。
・心臓、血管、脳などの老化が緩やかになる
・不安症、うつ病、不眠症、腰痛などが減る
・メタボリック症候群になりにくい
・能力、集中力のアップ
チャレンジ反応は、誰もが経験している
でもここで、「今までの人生で、チャレンジ反応なんて一度も経験したことない」という方もみえると思います。
ところがこれ、みん~な経験しているんです。
たとえば、「UFOキャッチャーでなかなか取れないとき」や、「マリオカートでなかなか勝てないとき」など。
![思い通りにいかないとき](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image15.png)
困難をクリアできないときに、「くっそー!今度こそは!」と熱くなりますよね。
あれが、ストレスによるチャレンジ反応。
ところが、仕事となると一転…
「なんでこんな大変なことを、俺がやらなきゃならないんだよ!めんどくさいなぁ」となりますよね。
![逃走反応](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image16.png)
これが、ストレスによる逃走反応です。
「逃走反応」を「チャレンジ反応」に変えるには?
では、逃走反応をチャレンジ反応に変えるには、どうしたらいいのか?
先ほどもお伝えしましたが…
「ストレスは体に悪い」という考え方から、「ストレスは大切だ」という考え方に変える。
そうすることで、チャレンジ反応が起こる可能性が高くなります。
というわけで、ここから2つ目の「考え方を変える方法」をお伝えさせていただきます。
②考え方を変える方法
「考え方を変える方法」は、2つあります。
1つ目は、Ⓐストレスの役目を知る
ストレスは無駄にあるわけではなく、ちゃんと役目があります。
「マインドセット効果」といいますが…
ストレスの役目を知るだけで、チャレンジ反応が起こりやすくなるということが、たくさんの研究でわかっています。
2つ目は、Ⓑストレスのプラス面を見つける
「何事にもいい面はある」と、お寺のおしょう様が言いそうなことですが、まさにそういうこと。
これも、チャレンジ反応が起こりやすくなります。
というわけで、この2つをもう少し詳しくご紹介させていただきます。
Ⓐストレスの役目を知る
「ストレスは大切だ」と思えるようになるには…
まずは、ストレスの役目を知ることから。
不安、緊張、恐怖、悲しみなど、ストレス反応は だれでも嫌な気分になります。
![嫌な気分になる](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image17.png)
しかし、ストレス反応は、自分を苦しめるためにあるのではなくて、自分を守るためのもの。
自分を幸せにするためにあるのです。
不安は、やる気の源
たとえば、不安は やる気の源。
イチローは、こんなことを言っています↓
「どうしたらいい?」が活力です
自信満々より不安の方がずっといいんです
将来の不安がゼロなら、仕事も勉強もやる気が出ません。
![将来の不安がない](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image19.png)
病院に行くのも、不安だから。
![病院](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image20.png)
不安とは、正しい行動をするために、体が信号を送ってくれている状態なのです。
悔しさも、やる気の源
それから、悔しさもやる気の源。
「くっそー!」「今に見てろよ!」などですね。
![悔しい](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image21.png)
成功者の中には、子供のころ「貧乏だった人」「病弱だった人」「いじめられていた人」などが多いそうですが…
これも、悔しさがあったからこそ成功できたということですね。
緊張は、集中力の源
緊張すると、内臓の機能が低下し、視野も狭くなり、神経を一点に集中させます。
アスリートはよく、「緊張は嫌いじゃない」といいますが、緊張しているときほど高い能力を発揮できる。
![アスリート](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image22.png)
オリンピックで世界新記録が出やすいのも、そういうことなのです。
寝坊して「電車の出発まで20分しかない!」というときでも、意外と間に合ったりしますよね。
![寝坊](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image23.png)
これも、緊張によって「実力以上の力」を発揮できた証です。
悲しみは、優しさの源
失恋・家族やペットの死など、悲しみを感じることで、人は人間的に成長します。
![悲しい](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image24.png)
他人の気持ちがわかるようになり、優しくなれます。
![優しくなれる](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image25.png)
悲しみを感じているときに、人の心は成長しているのですね。
痛みは、健康の源
痛みをまったく感じない病気で、「先天性無痛症」というものがあります。
先天性無痛症の半数は、4歳までに亡くなってしまうそうです。
というのは、骨を折っても、舌を噛んでも、高熱が出ても平気だから。
「痛み」はすごく大切なもので…
もしもお腹の痛みを感じなかったら、トイレに行くことも忘れて、おもらししてしまいますからね。
![おもらし](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image26.png)
痛みは重要なんです。
恐怖は、大切なものを守る力
高いところに登ると「恐怖」を感じるのは、自分の身を守るため。
![高所](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image27.png)
火事の中に飛び込んで、子どもを助けたという話もありますが…
![救助](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image28.png)
恐怖は、「大切なものを守るための力や勇気」を与えてくれるものです。
玄関に忘れず鍵をかけるのも、大切なものを盗まれる恐怖があるからです。
![鍵をかける](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image29.png)
ストレスがないと不幸になる
最後は、「ストレスがないと不幸になる」。
たとえば、「お金持ちになったら、南の島でのんびり暮らしたい」という話をときどき聞きますが…
![憧れ](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image30.png)
実際に、それを実現した人は…
![南の島の暮らし](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image31.png)
何年かすると、日本に帰ってきちゃう人が多いそうです。
![帰国](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image32.png)
なぜかというと、幸せじゃないから。
「ストレスの少ない生活は、人を不幸にする」ということが研究でわかっています。
これ、「小学生の夏休みの後半」みたいなもので…
ストレスがないと、気持ちにハリがなくなり、遊んでいてもゲームをしていても、なぜか楽しくない。
![夏休みの後半](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image33.png)
「退職後は、うつ病のリスクが跳ね上がる」といわれていますが、そういう理由があるのです。
![退職後](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image34.png)
適度にストレスがあったほうが、人は幸せでいられるのですね。
Ⓑストレスのプラス面を見つける
ここまで「ストレスの役目」をたくさんご紹介してきましたが…
ストレスの役目を知るだけで、チャレンジ反応が起きやすくなります。
![チャレンジ反応](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image42.png)
ただ これだけだと、効果がちょっと弱い。
というわけで、もう一つの…
Ⓑストレスのプラス面を見つけるという方法です。
ストレスを感じたら、プラス面に目を向ける
ストレスは、たしかにツラいもの。
でも、探せばかならず、プラス面が見つかります。
たとえば、腹が立ったときでも…
怒りがちょっと治まってきたら、「悔しさがあるから頑張れるんだ。よし!やるぞ」というように。
![腹が立った時](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image35.png)
ほかにも…
「失業したのはツラいけど、難病で苦しんでいる人に比べたら、自分はまだマシな方だ。こんなことでクヨクヨしてちゃいけない!」とかね。
![失業したとき](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image36.png)
プラス面に目を向けると、チャレンジ反応の起こる確率がグッと上がります。
もうすこし身近な例。
「明日は月曜日かぁ、嫌だな~」というときでも…
「こうして三度の食事ができるのは、仕事があるからだ」「働いてるから、ハリのある生活ができるんだ」というように。
![仕事に行きたくないとき](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image37.png)
「プレゼンなんかやりたくないよ!」というときでも…
「これで今より成長できるんだ。きっと自信もつくんだ。いっちょやるか!」といった具合に、プラス面だけに目を向ける。
![プレゼンをやりたくないとき](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image38.png)
やがて「ストレス免疫」ができてくる!
さらに、ここが重要で…
チャレンジ反応で行動すると、だんだんストレス免疫ができてきて、ストレスに強くなれるんです。
先ほどの「プレゼン」の例でいうと…
前向きになって、何度もプレゼンにチャレンジしているうちに、ストレス反応が出なくなってくる。
![ストレス反応が出ない](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image39.png)
で、最終的には、「プレゼンだったら、俺に任せろ!」というように。
![自信](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image40.png)
ストレスだったものが、ストレスでなくなる。
むしろ楽しくなってくる。
さらに、「プレゼンができるのだから、営業だってできるはずだ」とか、
「彼女へのプロポーズだって平気なはずだ」というように…
![自信がつく](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image41.png)
「あれもできそう、これもできそう」と思えてくる。
そうなれば、もうほとんどチャレンジ反応しか起きなくなる。
逃走反応とは、おさらばできるというわけです。
「ストレスのプラス面に目を向ける」という小さな変化が…
やがて大きな変化へとつながっていき、最後は「自分でも想像できなかった自分」へと変化していくのです。
まとめ
今回の内容を簡単にまとめると…
「ストレスは体に悪い」と思い込んでいると、逃走反応がでてくる。
やる気や勇気を失い、さらに心と体の健康を害する。
「ストレスは大切だ」と思っている人は、チャレンジ反応が起きやすい。
やる気はアップするし、心と体の健康を保てる。
さらに、人生の充実感や幸福感もアップする。
●「ストレスは大切だ」と思えるようになるのに必要なことは、2つ。
①ストレスの役目を知る
これはもう、みなさん大丈夫ですね。
②ストレスのプラス面を見つける
実際にストレスがかかったときに、プラス面を探してみてくださいね。
そして、チャレンジ反応でストレスに立ち向かっていけば…
やがてストレス免疫ができ、困難に負けない強い心を持つことができるというお話でした。
![強い心](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/12/20191222image43.png)
あと、1つだけ注意していただきたいことがあって、それは「特殊なストレス」。
いじめ・虐待・暴力・ブラック企業など、そんなストレスからは とっとと逃げる。
こういう特殊なケースは、チャレンジ反応より、逃走反応のほうが遥かに役に立ちます。
それから最後に、みなさんにお願いがあって…
記事のはじめのほうで、「ストレスは健康に悪い」と言う思い込みのせいで、アメリカでは年間20,000人以上の人が命を落としているとお伝えしましたが、思い込みさえ変われば、その人たちは亡くならずに済んだわけです。
そんなわけで、ぜひ多くの方に、今回のこの記事を読んでいただきたいんです。
そうすれば、思い込みが改められて、救われる人がきっと出てくると思うんです。
(すみません。生意気そうに聞こえたら、お許しください)
ですので、もしよろしければ、周りの人に教えてあげたり、SNSなどで拡散していただけるとうれしいです。
ストレス性の病で苦しむ人が、少しでも減ることを心から願っています。
●主な参考図書
Amazon:スタンフォードのストレスを力に変える教科書(ケリー・マクゴニガル 著)
楽天:スタンフォードのストレスを力に変える教科書(ケリー・マクゴニガル 著)
以上、ストレスを力に変える方法|衝撃!ストレスで健康になれる⁉でした。
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