「わたし、取り柄がないんです」
![欠点だらけで悩む女性](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/07/20160723purity.png)
ときどき耳にする言葉ですが…
取り柄がないと思うのなら、「短所」を「魅力」に変えてしまえばいいのです。
そこで今回は『自分の「短所」を「魅力」に変えるコツ』というお話をさせていただきます。
取り柄がない人はいない
「私には能力がない…」
「ぼくは欠点だらけだ…」
![取り柄がないと落ち込む人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/07/20160723otikomu.png)
そんなふうに、
「欠点」や「短所」を、人と比べて落ち込んでしまう。
そんな人も少なくないと思います。
が、しかし!
誰にだって取り柄はあるのです。
ただ、忘れてしまっているだけ。
もしくは、自分で気づいていないだけです。
自信を失った原因
世界的に見て、「日本人は自信がない」と言われています。
武士の時代は、
みんな、自分に「誇り」をもって生きていたのに…。
![誇りある武士](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/07/20160723busi.png)
いったい、何があったのでしょうか?
何が原因なのでしょうか?
それがわかると、本題も理解しやすくなると思いますので、
少々お付き合いください。
日本人の自信のなさは、尋常じゃない!
下のグラフを見てください↓
●日米の高校生へのアンケート●
『自分が優秀だと思う?』
(高校生の心と体の健康に関する調査より)
日本人高校生は、
「あまり自信がない」又は「全然自信がない」と答えた合計が
83.2%。
アメリカ人では、合計10.8%。
ものすごい差ですね!
![自信のない日本人高校生](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/07/20160723fuan.jpg)
![自信満々のアメリカ人高校生](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/07/20160723gaikokujinn.jpg)
「日本人の自信のなさ」が、尋常じゃないことがわかります。
だからといって、アメリカ人と日本人に「能力の差」があるわけではありません。
なぜ、ここまで差がつくのがというと…
その原因のほとんどは、
「周りの大人の言葉」。
![周りの大人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/07/20160723tyuui.png)
家庭でも、学校でも…
アメリカの初等教育は「個性を褒めて伸ばす」のが基本。
算数ができる子に対しては、
「きみは算数の理解力がすごいね!」
わんぱくな子に対しては、
「きみはリーダーシップがあるね!将来、大物になるよ」
おとなしい子に対しては、
「きみは、愛があって優しいね」
みたいな。
一方、
日本では「欠点を指摘する」というのが常識。
「☓」を「○」にする教育です。
![答案用紙](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/07/20160723tesuto.png)
算数ができる子に対しては…
「算数はいいから、国語をやりなさい」
わんぱくな子に対しては、
「もっと協調性をもたないと、社会生活、やっていけないよ」
おとなしい子に対しては、
「コミュニケーション能力を身につけないと、将来、孤立するよ」
みたいな。
そうやって、
自分の「欠点」ばかりを見せられ続け、
苦手なことばかり取り組んでいたら、
どうなるのか?
当然「自信喪失」し、「劣等感」が生まれます。
たとえ、見事に短所を克服できたとしても…
今度は「自分の長所」が何なのか、分からなくなってしまいます。
このように、
「周りの大人の言葉」の影響を受けて、
日本の子どもはコンプレックスを持つようになってしまうのです。
「私には取り柄がない」と。
これを心理学では「ピグマリオン効果」といいます。
日本の「常識」を疑え!
「アメリカの大人」と「日本の大人」、
なぜ、これほどまでに「子どもへの言葉」が違うのでしょうか?
それは、「常識」が違うからです。
アメリカでは…
「みんなと違う部分」=「個性」
個性を伸ばせば、それが「取り柄」になる。
だから、「褒めて伸ばそう」とします。
![褒めて伸ばすアメリカ人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/07/20160723home.png)
日本では…
「みんなと違う部分」=「短所」
だから、「指摘して直そう」とする。
おとなしいワンちゃんに対して、
「もっと大きな声で、元気よく生きろ」なんて言いませんよね。
![おとなしいワンちゃん](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/07/20160723koinu.jpg)
飼い主は、その犬の「個性」を尊重するはず。
しかし…
なぜか子どもに対しては、それを言って「大切な個性」を潰してしまうのです。
![個性を潰す母](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/07/20160723oyako.png)
その結果、
「取り柄のない大人」を量産しているのが日本の現状なのです。
さあ、ここまで分かってもらえたら、
あとは簡単!
次は、
「短所」を「魅力」に変えるコツを2つお伝えします。
自分の「短所」を「魅力」に変える2つのコツ
コツ① 短所は「長所の裏返し」
コツ② 褒め上手は、魅力的
コツ① 短所は「長所の裏返し」
日本人が「短所」と思い込まされている部分は、
実は…個性。
他人とはちがう「性質」であり「取り柄」です。
「これは短所ではなく、個性だ」
と見方を変えると…
自分の「長所」が見えてきます。
たとえば、
のんびりした人は…
あまり怒らないし、聞き上手な人が多い。
反対に、
短気な人は…
仕事が早いし、決断も早い。
おしゃべりな人は…
客商売の才能があるし、
一人が好きな人は…
想像力が長けている。
研究家・プログラマー・デザイナー・建築設計など、クリエイティブな才能がある証拠です。
テレビを長時間見ていられる人は…
じっとしているのが得意だから、
肉体労働より、パソコンなどの頭脳労働が向いている。
面倒くさがり屋なら…
工夫がうまい証拠。
田植え機を発明した人も、きっと面倒くさがり屋だったはずです。
![田植え機](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/07/20160723taueki.png)
このように、
「個性」というものは、
見方によって「取り柄」に変わる。
そこを伸ばしていったとき、はじめて、
その人がもつ本来の力を発揮でき、人生が輝きはじめるのです。
日本では、多くの大学生が、
「やりたい仕事が見つからない」
「自分に向いている仕事がわからない」
と悩んでいるそうですが…
![短所だらけと思う大学生](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/07/20160723daigakusei.png)
それは、個性を潰す教育によって、
「自分の「取り柄」を忘れてしまっている」のが原因。
今一度、
「自分はどんな特徴をもっているだろう?」
と、自分の個性を思い返してみると、
「自分が輝ける道」が見えてくることも多いものです。
![輝ける道](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/07/20160723kibou.png)
コツ② 褒め上手は、魅力的
最後になりましたが、
実はここが、この記事のメイン。
「ぼくには取り柄がない…」という人でも、簡単に魅力的になれる魔法があるんです!
その魔法とは…
「人を褒める」こと。
自分の短所は、相手の長所。
「自分が劣っている」と思うのなら、
それは、相手を褒めるチャンス。
つまり、
「自分には取り柄がない」と思っている人ほど、人を褒めるチャンスが多いのです。
「この人、字が綺麗でうらやましいなぁ」
と思ったら、
「字が上手ですね!」と素直に褒める。
![褒める女性](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/07/20160723good.png)
「あの人、人前で堂々と話ができて、うらやましいなぁ」
と思ったら、
「人前で堂々と話ができて、すごいですね!」と素直に褒める。
![すごいですねという女性](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/07/20160723sugoi.png)
そうやって、人を褒めていると…
相手に喜ばれ、愛される。
「褒め上手」な人は、
「才能がある人」よりも、ずっと魅力的で人から好かれるものです。
人脈が広い人も、
商売上手も、
コミュニケーション能力が高い人も、
異性からモテる人も、
共通点は…
やっぱり、「褒め上手」。
昔の殿様も、
家来より才能があったわけではなく、
単に「褒め上手」だっただけけなのです。
![殿様](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/07/20160723tono.jpg)
ちなみに、ぼくの妹も、
「わたし取り柄がないから。アハハ♪」
というタイプなんですけど…
![取り柄がない妹](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2016/07/20160723imouto.jpg)
だからこそ、些細なことでも人を褒める。
「褒める」という魔法を使いまくっているから、とにかく、周りの人から愛されまくっています。
これぞ、まさに才能ですね!
あなたの周りにも、そんな人が1人ぐらいはいるのではないでしょうか。
「取り柄が全くない」という個性も、
「褒める」という魔法を使えば、
長所になり得るのです。
まとめ
長くなってしまいましたので、最後に簡単にまとめておきます。
「短所」を「魅力」に変える2つのコツ
①個性は取り柄
個性は、「短所」ではなく「取り柄」。
見方を変えれば、長所になる。
②自分の短所は、相手の長所
欠点が多いほど、人を褒めることができる。
そして、愛される。
●こんな記事もありますよ●
以上、『取り柄がない!自分の「短所」を「魅力」に変える2つのコツ』でした。