学校・職場・友達関係…
人から軽く扱われる・からかわれやすい・馬鹿にされやすい・雑に扱われる・見下される・うまく利用される…
「なんで、俺はいつもこうなるの?」
そんな悩みを抱える方も、少なくないと思います。
相手が赤の他人であれば、「まだ人間ができていないのだな」と受け流すこともできますが、
相手が、同じ職場や学校となると、そうも言ってられません。
というわけで…
「人から軽く扱われる原因と対策」を7つお伝えいたします。
自分に当てはまるものがあれば、さっそく対策を講じてくださいね。
人から軽く扱われる
≪7つの原因と対策≫
軽く扱われる原因①
『声が小さい or 早口』
「声」は、その人の印象を大きく左右します。
大切なのは、声の音量とスピード。
・「声が小さい」と、自信がないように見え、人から軽く見られます
・「早口」でペラペラしゃべると、言葉の重みがなくなり、信用も低くなります
心理学の実験でも、「ゆったり話す人ほど魅力的にみえる」という結果が出ています。
対策①『大きな声でゆったり話す』
対策は、この2つ。
1.ライオンをイメージして、「大きな声でゆったり話し、ゆっくりうなずく」
2.言葉の最後が尻切れトンボにならないように、語尾までしっかり発音する
話し方の習慣を変えるのは、意外と大変なことです。
家族と話すときや、店員に話しかけるときなど、「普段」からの心掛けが大切です。
軽く扱われる原因②
『やることが遅い』
何をやっても「速い人」もいれば、
何をやっても「遅い人」がいます。
「遅いのが悪い」という話しではありません。
遅いというのは、言い換えると「慎重・丁寧」ですから。
ところが、「速い人」から見ると、「遅い人」はダラダラやっている風に見えてしまう。
一生懸命やっているにもかかわらず、「速い人をイラ立たせてしまう」のです。
対策②『マイペースを上げる』
速い人と、遅い人の違いは、「マイペース」です。
マイペースとは、「生命の周波数」みたいなもの。
ハエを叩こうとすると、忍者のように素早く逃げます。
ハエは、とてつもなく「生命の周波数が高い」のです。
この「生命の周波数」は、自分で変更することが可能。
その方法が、こちら↓
「早歩きする」
普段から、タッタカタッタカ早歩きをしていると、徐々にマイペースが速くなります。
がんばらなくても、やること為すこと、すべてが速くなります。
「高速道路を降りたあと、スピードが出過ぎてしまう」のと同じ原理です。
軽く扱われる原因③
『ムキになる』
「人をからかう」のが好きな人は、どこにでもいます。
なぜ、人をからかうのか?
「反応をおもしろがる」、それが一番の理由。
自分がからかわれたときに…
「ムキになって反応する」ほど、それを面白がって、何度もからかってきます。
やがて、周りの人にも伝染してしまい、「たくさんの人から、からかわれる」という最悪の状況に陥りかねません。
それを回避するには、どんな対処法があるのか?
対策③『否定しないで、肯定する』
「ムキになる」とは、相手の言葉を「否定」すること。
否定したら、相手の思う壺です。
それとは逆に、「肯定」してしまえばいい。
「乗ってあげる」と言い換えてもいいかもしれません。
キーワードは、「そうだよ」。
「その服、スイカみたいだね」と、からかってきたら…
「そうだよ。おれがスイカ好きなの知らなかった?」
「字が汚いなあ。ミミズみたい」と、からかってきたら…
「そうだよ。うちは先祖代々、字が汚いのが伝統なの」
「そうだよ」と肯定すれば、相手は暖簾に腕押しで、拍子抜けしてしまうのです。
ついでに、こちらの「器のデカさ」をアピールすることもできます。
軽く扱われる原因④
『自分を大切にしていない』
「自分を大切にしない人は、他人からも大切に扱われない」という法則があります。
「おれ 才能ないから…」
「どうせ私なんか…」
卑屈になって自分の価値を下げてしまうと、他人から見ても「なんとなく価値のない人」に見えてしまう。
地味な感じのオーラになってしまうのです。
対策④『自分で自分を褒める』
自分の価値を上げるには、「自分褒め」がいちばん簡単。
とくに寝る前、布団に入ってからおこなうと効果大です。
「なんだかんだ言っても、今日もよくがんばったよなぁ」
「いつもがんばってるよね。わたしって偉い!」
眠たいときは、潜在意識の扉が開いているので、心の奥までメッセージが染み込んでいく。
こうして自分の価値を上げていけば、卑屈になることも減ってきて、出てくるオーラも違ってくるはずです。
軽く扱われる原因⑤
『自己主張していない』
「牛丼よりラーメンが食べたい」
「土曜日のほうが都合がいい」
「ちょっとボールペン貸して」
このような、ハッキリとした自己主張。
それをしない人の周りには、必ず「ズルい人」が集まってきます。
「便利な人」「都合のいいヤツ」として、うまく利用されてしまうのです。
自己主張しない人は、もともと「いい人」「優しい人」です。
しかし、気づかいしすぎて、それが裏目に出てしまう。
つまり、「必要以上に気づかいしない」ことが大切です。
次に、そのための対策をご紹介します。
対策⑤『心構えを変える』
自己主張しない原因は…
「相手を悪い気持ちにさせたくない」「誰からも嫌われたくない」という、心の奥にある思い。
その思いを緩めるには、多少の「覚悟」が必要です。
「覚悟を持つための2つの心構え」ご紹介します。
心構え1
『自分を幸せにする』
まずは、「いい人になりたい」のか、「幸せになりたい」のか、はっきり決断すること。
当然、「幸せになりたい」を選択しますよね。
「自分は、いい人になりたいんじゃない。幸せになりたいんだ」という、しっかりとした気持ちを持つことが大切です。
心構え2
『誰からも好かれることは不可能』
すべての人から好かれようとすれば、個性が消えてなくなり、逆に「誰からも好かれない」という状況に陥ります。
軸がブレて、ヘラヘラしたような態度に見えてしまうのです。
「誰からも好かれる」ことは理想ですが、現実的には絶対に不可能です。
たとえ相手を褒めたとしても…
「うれしい!」と喜んでくれる人もいれば、
「イヤミ?」と返してくる人もいる。
こちらの発言に、相手がどう反応するかは十人十色。人それぞれです。
それはすでに、こちらの問題ではなく、あちらの問題。
「あちらの問題」まで、自分が背負い込まなくてもいいのです。
そのためには、「誰からも好かれることは不可能なんだ」という現実を肝に銘じ、勇気をもって自己主張していくことが大切です。
軽く扱われる原因⑥
『見た目』
他人は、その人の品性を「身だしなみ」から感じています。
・ヨレヨレの服装、ボサボサの髪型、机の中がグチャグチャでは、それ相応の扱いを受けてしまいます
・パリッとした服装、清潔な髪型、整理整頓された机なら、それ相応の扱いをしてくれます
もう一つ、外見で大切なのは「目つき」。
「目は口ほどに物をいう」と言われるように、目つきはその人の印象を大きく左右します。
では、それぞれの対策を見ていきましょう。
対策⑥『ワンランク上のおしゃれ』
「性格や行動は、服装に合わせて変化していく」
これを、心理学ではユニフォーム効果といいます。
つまり…
ワンランク上のおしゃれにチャレンジすれば、それにふさわしい性格に変化していく
↓↓
さらに、もうワンランク上のおしゃれにチャレンジする
このサイクルを繰り返せば、自分の品性を高めていくことができる。
品性が上がれば、周りの人の扱いも自然と変わってくるものです。
目つき
ちょっとしたテクニックですが…
「目を細める」
これは、意外なほど効果あり。
もちろん「目つきを悪くする」という話ではありません。
視力の低い人が遠くを見るときのように、「目を細めて遠くを見る」。
それを見た人は…
「なにか深く考えてるな」
「こいつ芯のあるやつだな」
と感じてしまう。
「深みのある人間」を演出することができるのです。
ときどき「目を細めて遠くを見る」だけなので、とても簡単ですよね。
軽く扱われる原因⑦
『友達が少ない』
戦国大名は、どんな手をつかって国を守ったのか?
「味方の大名をふやす」
単純な原理ですが、現代の人間関係にも十分応用できます。
つまり、友達を増やせば、それに比例して、他人から責められることも減少するというわけです。
対策⑦『友達を増やすコツ』
対策として、「友達を増やすコツ」を3つお伝えいたします。
1.雑談をふやす
親近感は、「雑談の量」に比例する。
心理学ではこれを「単純接触効果」といいます。
雑談とは、仕事の話でも、必要な話でもありません。
「どうでもいい話」です。
雑談をふやして、その中から「お互いの共通点」を探していく。
それが、友達づくりの基本です。
2.自分から話しかける
「ちょくちょく話しかけてくれる人」と「いっさい話しかけてくれない人」の、どちらが好きですか?
答えは、言うまでもないですよね。
人は、「話しかけてくれる人」に自然と好意を抱くものです。
中でも大切なのが、朝の挨拶。
・自分から
・笑顔で
・名前をつけて
これがベストの挨拶です。
また、「先に話しかけた人の方が、なぜか立場が強くなる」という利点もあります。
3.人を褒める
「いい声してるよね」
「度胸があるね」
「いつもありがとう」
「課長、感謝してます」
人は、「自分を褒めてくれた人」を大切にする傾向があります。
なぜなら、褒めてくれた人を否定すれば、自分の長所までも否定することになるからです。
どんな人にも、必ず長所があります。
人を褒めるには、「意識して長所を探す習慣」をもつことが大事です。
「人から軽く扱われる」の原因と対策・まとめ
長くなってしまいましたので、最後に要点をまとめておきます。
使えそうなものがあれば、一度試してみてくださいね。
原因①『声が小さい or 早口』
対策
・大きな声でゆったり話し、ゆっくりうなずく
・語尾までしっかり発音する
原因②『やることが遅い』
対策
・早歩きを心がけて、マイペースを上げる
原因③『ムキになる』
対策
・からかわれたら、否定しない
・「そうだよ」と肯定する
原因④『自分を大切にしていない』
対策
・毎晩 寝る前に、自分を褒める
原因⑤『自己主張していない』
対策
・「誰からも好かれることは不可能なんだ」という現実を肝に銘じ、勇気をもって自己主張していく
原因⑥『見た目』
対策
・ワンランク上のおしゃれに挑戦する
・目を細める
原因⑦『友達が少ない』
対策
・雑談をふやす
・自分から話しかける
・人を褒める
以上、人から軽く扱われる≪7つの原因と対策≫でした。